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◆◇◆◇◆ 2019/09/02(月) ◆◇◆◇◆

『ワールドトリガー』第182話「玉狛支部・6」+第183話「玉狛支部・7」 感想(先輩たちは頼られたい)

めっちゃ出遅れた……。次のSQ.の発売日、明後日じゃないか……。
どうも、月刊誌の感想を書くペースがつかめないな……『おおきく振りかぶって』の感想もこんな感じになってたし……あれ? そういえば『アフタヌーン』買わなくなったら、おお振りの感想そのものを忘れてるよ……ってなってる……。
ダメじゃん。


オサム+迅さんとユーマ+緑川が合流。
迅さん、太刀川さんとソロランク戦やってるのか。
太刀川さん、よかったねえ。

で、迅さんに対戦をことわられて、ちらりとユーマをみる緑川がちょっとかわいい。
でもまあ、ユーマにしてみれば、だいぶ有意義な情報を入手できたんだから、これくらいはしてあげてもいいよね!
借りを迅さんに払わせちゃってる形にはなるけど、迅さん、三雲隊の役に立ちたくてしょうがないんじゃないかと思うから、これは内心、うれしいんじゃないかな。


ガンナーの戦闘スタイルの個性は、射程、弾数、威力、弾速の調整具合か。
散弾銃つかってる諏訪さんたちは弾数につぎ込んでるってとこだろうか。


二宮さんの戦法に対して、一度でも受けにまわれば、ヒュースでも落とされる、という話はおもしろかった。
なるほど、二宮さんのフルアタックを防ぐためにフルガードを使うと、攻撃に転ずることができないままで消耗させられる、ということか。
トリオン量的にはヒュースに有利があるけど、うっかり受けにまわっちゃったらあやういのね。

でも、二宮さんがフルアタックしている時は、当然、防御がガラ空き状態なわけで、そんな状態の二宮さんを守るのが、鳩原さんの主な役目だったのかもしれない。
そして、鳩原さんがいない今は、絶対に敵の攻撃を受けることがない、というシチュエーションにならない限りは、フルアタックは使えないのかな……とか考えると、鳩原さんを失ったのは、戦術的に大ダメージだったのかもしれないな。


ついに、人を撃つ、と宣言したチカちゃん。
でも、オサムはそうそう簡単に納得できないよなあ。
元々、面倒見の鬼なオサムが、チカちゃん相手だと過激度を増すからなあ(笑)。

「チカが撃てると思ったんなら、おれはやってみたらいいと思う」
ここで、フォローを入れてくれるユーマ。
最近のユーマは、三雲隊のよいバランサーになっている気がする。
いろいろ考えすぎてしまうオサムと、まだチームに入ったばかりのヒュースを、よくつなげてくれてると思う。

でも、ユーマは、自分がうまくやらないと、とか考えてなくて、オサムが好きだし、チカちゃんは守ってあげたいし、ヒュースのこともわりと気に入ってるから、みんながうまくやってくれるとうれしい、くらいの気持ちでいるんじゃないかな、と思ってる。

チカちゃんが撃つタイミングはオサムが決める、というのが、オサムの妥協点か。
まあ、これまで人を撃ったことがないチカちゃんが、自己判断でいきなり撃つのは危険な感じがするな、確かに。


対二宮さんの訓練のためにかりだされた烏丸先輩。
食事当番を小南ちゃんに代わってもらってるとこかわいい。
「……いや、尊敬してます。尊敬してますよ、本当に」ってとことか、書かれてないのに小南ちゃんが何いってるか容易に想像できる。
「なによ、私は目上じゃないの?」とか言ってる! 絶対!

そして、ニノマル先輩爆誕!
いや、仮想二宮さんやるのに、なんで二宮隊のコスプレやらなきゃいけないんだよ!
これ絶対、宇佐美ちゃんがおもしろがってセッティングしたんだと思う。

それにしても、スーツ姿の烏丸先輩、めっちゃかっこええなあ。
普段はゆるい恰好が多いから、こういうきっちりした姿をしてるのは新鮮。
これ、ボーダー内部で高く売れそう。あの子とか、あの子とか、買ってくれるよ。みんな稼ぎあるし(笑)。
まあ、オサムはそんな商売しないけど。
てか、オサムは、木虎ちゃんへのお礼に、この姿の写真をあげるべきなのでは?


ヒュース、ニノマル先輩にかなり派手にやられてるなあ。
やっぱり、二宮さんのフルアタックはそれだけ強力なのか。


現状、単独一位の二宮隊が、わざわざリスクをおかす必要がない、ってのは、そりゃそうだよね。
どんだけリスクがあっても一発逆転を狙わなきゃいけない三雲隊とはわけが違う。
でも、オサムは「二宮隊」の考えはそうでも「二宮さん」は違うんじゃないかと考えている。

二宮さんは結構、感情優先で動くタイプ、ってのはうなずける。
東さんに憧れてて、その理論を忠実に実現しようとしてるけど、地は変えられないって感じ。
実は東さんと真逆なタイプだよね、多分。
てか、そういうタイプだから、東隊に放り込まれたんじゃないか疑惑が……。


ユーマに仮想弓場さんを頼まれ、ヒュースに仮想生駒さんを頼まれる烏丸先輩。
生駒隊コスプレの烏丸先輩もかっこいいだろうなあ。
王子隊の隊服とか、めっちゃ似合いそう!


ユーマに頼まれて緑川との対戦を引き受けてくれた迅さん。
オサムに頼まれて、ニセ二宮さんを引き受けてくれた烏丸先輩。
その余波をくらって、食事当番を引き受けてくれた小南ちゃん。
玉狛の先輩ズが三雲隊のために動いてるとこが、めっちゃ楽しい今回だった。

あと、このマンガ、何かを食べてるシーンが本当においしそうだよね。
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◆◇◆◇◆ 2019/07/21(日) ◆◇◆◇◆

『ワールドトリガー』第180話「里見一馬」+第181話「弓場拓磨」 感想(一対一最強と一対一最強が戦ったら一対一最強が勝つよね)

めっちゃ出遅れた……。


ようやく出て来た緑川以外の草壁隊メンバー。
ガンナー・里見一馬(17)……17にしてはちょっと老けてる感あるけど。
出水や三輪と同学年か。米屋とにぎやかにおしゃべりしてそう。

草壁隊、ずっとスカウトの旅に出てたはずだけど、中学生の緑川を連れていけなくて、ひとりだけ置いてくの心配だったんだろうな。
その間に大規模侵攻とか勃発しちゃうし。
てか、高校生が長いことスカウト旅に出るのも問題ありそうな気がするんだけど、学校の方は大丈夫なんだろうか。

「おれらがいない間、駿と遊んでくれてありがとうね~」って、初登場当時の緑川はだいぶ生意気だったけど、草壁隊の中では末っ子でかわいがられまくってるんだろうな。
まあ、緑川がオサムにからんだのは、迅さんがからんでた関係もあったわけだけど。

で、待ち合わせまで20分しかないのに、「何試合かできるんじゃない?」って言っちゃう緑川の、隙あらばランク戦をねじこもうとする姿勢はすき。
でもまあ、試合がながびいて遅れちゃったりしたらダメだよね。相手が時間を守るタイプなら、なおさら。


弓場隊がランクを落とし続けているのは、メンバーがひとり抜けたから、か。
王子と蔵内が独立した関係なのかと思ってたんだけど。

大学進学のためにやめる人もいるのね、やっぱ。
ていうか、高校生がたくさんいるのに、大学生があまりいないのは、ボーダー設立時期の関係もあるんだろうけど、ある程度は進学問題でやめちゃうからなのかもね。
ボーダー続けながら大学いくなら、三門市立大学一択っぽいし、そこにない学部に行きたいとかなったら両立は厳しいか。
そういえば、加賀美ちゃんは市外の美大進学が決まってるって話あったけど、ボーダーは続けるのかな。


里見は二宮さん信者……自分で「信者」を名乗っちゃうってすごいな。
緑川は迅さんの信者だし、草壁隊はどうなってるんだ。
あのにぎやかそうなふたりが、隊室で二宮さん自慢と迅さん自慢をしあってたら、かなりうるさそう。

B級ランク戦では、二宮さんと一対一で勝つことをあきらめて、二宮さんと一対一にならない方向に、対策を練られている……か。
まあ、チカちゃんが現れるまでは、ボーダートップのトリオン量を誇ってた人が、頭がよくて、技量も高く、それをさらに練り上げるための努力を惜しまない、という隙のなさで、B級トップに陣取ってたら、そうならざるを得ないよね。
同じく元A級の影浦隊ですら、二宮さんと一対一になったら、倒し方ではなく、倒されるまでにどれだけ自隊の有利を稼ぐか、を考えてるもんね。

シューターでのしあがるには様々なことを同時にこなすセンスが必要か……。
二宮さん、加古さん、蔵内、水上、出水、那須さんとシューターのメンツを思い浮かべると、なるほど器用そうな人が多いなあ、と。
努力がそのまま戦闘力につながりやすいガンナーは、意外とコツコツ型の人があっているのか。
諏訪さんとか、犬飼とか、めっちゃコソ錬やるタイプなのかも。

里見がガンナートップか!
これまでガンナーランキングが謎だったんだけど。
ていうか、A級って純ガンナーがほとんどいなくて、ガンナートリガー扱える人はみんなオールラウンダーになってるイメージある。


隊室の入り口で仁王立ちになってユーマたちを待ち構えてる弓場さん、おもしろすぎる。
てか「弓場ちゃん」呼ばわりだったので、フレンドリーなタイプかと思ってたら、全然違うじゃん。
なんというか、『マガジン』に載ってそう。

迅さんが「弓場ちゃん」呼びだったから仲良いのかな、って思ってたら同じ19歳組なんだね。
この人と生駒さんが並んで立ってたら、めっちゃ圧が高そう(笑)。
この人も19歳組京都旅行に行ったのかな。

小南ちゃんも「弓場ちゃん」呼びだったけど、もしかして、小南ちゃん内ヒエラルキーでは、わりと下なのか?
迅さんの呼び方がうつっちゃってるのかもしれないけど。
まあ、呼び捨てにされてる太刀川さんよりはマシだけどね。

ていうか、今回だけでメガネキャラがふたりも増えたぞ!
微妙にメガネのデザインが違うとこ良いよね!


新登場の帯島ちゃん14歳。
14歳にしてオールラウンダーってすごくない?
正直いって、帯島ちゃんが自己紹介したコマをみて、「おっ、ユーマの嫁候補があらわれた」って思った。
なんなのこのカワイイ子わっ!

ユーマの周囲にやたらA級が多いので、近寄ってくる人はそんなにいないのかもしれないけど、隠れユーマファンはそれなりにいそうな気がする。
だって、あの戦い方は魅力的でしょ。
「マネしたい!」って子は絶対に出てくると思うよ。

ところで、三雲隊で土下座披露したのは、チカちゃんに続き二人目なんだけど、いずれオサムの土下座もあるんだろうか……とちょっと考えたら、なんかめっちゃ深刻っぽい絵になるのでダメだと思った。

弓場隊長、見かけと言葉遣いがいかついけど、ランク戦で不利になる可能性もあるのに、ユーマの来訪を受け入れたのは、帯島ちゃんがユーマに憧れてるのを知ってて、でも、本人からは声をかけられないんだろうな、ってのを察して、接点をつくってあげようとしたのかな、と思うと、めっちゃいい人だな。


ユーマはマンティスをどんどん発展させてるなあ。
これって初見だったらまずやられるし、一度披露してしまった後でも、かく乱に使えそうな気がする。
すでにただの物体になってそうなスコーピオンにまで注意をはらわなきゃいけなくなるわけだし。


弓場さんは早撃ちガンマン二丁拳銃スタイルか。
これまでになかったスタイル。ガンナー界隈もバラエティ豊かだな。
ユーマがなすすべなく倒されるってすごすぎる。
なるほど、弓場さんの間合いに持ち込みさえすればタイマン最強ってのはこういうことか。


ユーマが帯島ちゃんに「払い過ぎ」たのは、意図的だったのかもな。
弓場さんの性格を見抜いて、こういう場面にわざと誘導したんじゃないかな。
ユーマならそれくらいのことはやりそうな気がするんだが。


というわけで、新キャラ大量発生だった今回。
弓場さんと二宮さんの一対一がみたいけど、ヒュースと二宮さんの一対一もめっちゃみたい……。
でも、最終戦はチカちゃん無双になりそうな気配もあるしな……。

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◆◇◆◇◆ 2019/06/09(日) ◆◇◆◇◆

『ワールドトリガー』20巻 箇条書き感想

『ワールドトリガー』がついに20巻に到達しましたよ!
葦原先生の近況を考えると、新刊が出るだけで本当にありがたいことです。

・表紙は東さん。さすがの貫禄ですな

・著者コメントは胸に穴の開いたネコさん。先生の近況をきくとしゃれにならないので勘弁してください

・Twitterで公式さんがカバー折り返しキャラの足だけを先行公開してて、「この足は根付さん?」と思ってたらあたった! まあ、このマンガ、ビジネス用の革靴はいてるキャラが少ないからね。さらに、かかとをあわせて立ちそうなキャラが他に思い当らない

・SQ.のコミックスはピンナップがつくよね、そういえば。これはうれしい

・クローニンはハウンド、バイパー、スコーピオンの担当者か。スコーピオンはそうだろうな、と思ってたけど。かなりシンプルな命名の武器がクローニン作なのか?

・クローニン、仕事で徹夜し、ゲームで徹夜するって大丈夫なのか? それとも近界人はあまり寝なくても大丈夫なのか?(ユーマは例外すぎるしな)

・ゆりさん、半径10m以内のレイジさんの防御力を大幅に下げるって、影響範囲が広すぎないか?

・ゆりさんは酒豪、かつ、21歳組におそれられている、という話をきいて、ゆりさんに酔いつぶされている風間さんの絵を想像した

・結束ちゃん、第2期東隊ということは、二宮さん、加古さん、三輪と同じチームだったわけではないのか

・第2期東隊から東さんが抜けるみたいな形で、片桐隊ができたということなのか。そして、フリーになったら小荒井にしがみつかれたと……

・加古さん、三輪、片桐、雪丸、結束ちゃんと、東さんの元部下A級に多すぎ(二宮さんも元A級だし)

・そう考えると、東さんの勧誘(?)に成功した小荒井は、迅さんを勧誘したオサムみたいなもんで、ズルいとかいろいろ言われたのかもなあ

・そういえば小荒井もトリオン低めなので、オサムと同じで、強くなるためにはなりふりかまってられっか、という考えなのかもしれない

・19歳組が仕事の合間を縫って京都旅行に行った、とか想像するとおもしろすぎる。やっぱり生駒さんが案内係なのかな。京都でも嵐山さんは有名人なんだろうか

・迅さんって、なぜだか三門市にとじこめられてるイメージ(てゆーかボーダー本部からあまり離れられないイメージ)あったけど、普通に旅行もするんだな

・迅さんは嵐山さんに甘える⇒嵐山さんは柿崎さんに甘える⇒生駒さんは誰が相手であろうがボケ倒す⇒ひとりでツッコみまくるしかない柿崎さん……

・小南ちゃんとボンバーマンするヒュース……なごむ要素しかない。おまえ本当に捕虜か?

・陽太郎と買い食いするヒュース……かわいい要素しかない。おまえ本当に捕虜か?

・うな重とお好み焼きに興味があるヒュース……ユーマに「かげうら」に連れていってもらえ。そして18歳組にかわいがってもらうんだ!

・ランク戦の解説と実況を選ぶ基準は特にないらしいけど、穂刈が実況だったら視聴者(?)が大変そう

・A級、B級オペレーターでしゃべれなさそうな人というと小夜ちゃんくらいしか思いつかない。華さんは寡黙だけど任務とあればきっちりしゃべりそう

・二宮さんとか車を運転してそうなイメージあるんだけど免許もってないんだな。風間さんが免許とって運転したら、あちこちでとめられそう

・風間さんと寺島さんは、諏訪さんかレイジさんに運転させて、後部座席でふんぞりかえってると良いと思います!

・小南ちゃんが自分のことを、実質アタッカー1位、と言っていたのは、1位のままランク戦に参加しなくなっただけなので、太刀川さんと風間さんに負けて3位になったわけじゃない、という意味か

・トリオン体の時に着ている服は、脱げる設定にもできるし、脱げない設定にもできる。ただし、脱げる設定にするとトリオン消費量があがる……オサムは確実に脱げない設定になってるな。でも、アニメ版では上着を脱いでたような記憶がある

・『ジャンプSQ.』移籍時の表紙をみて、オサムとユーマだけのカラーは久しぶりにみた気がするな、と思ったんだけど、編集側の配慮でキャラ数を減らしてたのか。以前は20人くらいいそうなカラー描いてたこともあったけど、しばらくはおあずけですね。実は、カラー描いてるだけでも「大丈夫ですか?」ってなるので、カラーはコミックスの表紙だけで十分うれしいです

・あとがきのエゴサの話はかなりおもしろかった。マネージャーさんフィルターがついてる方が個人的にはうれしいです。ネット上には「こんなの葦原先生が読んだらどうしよう」って思うようなネタがころがっているので

・次の表紙は犬飼だといいな! でも、まだ見ぬ弓場隊長かもしれない

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◆◇◆◇◆ 2019/05/04(土) ◆◇◆◇◆

『ワールドトリガー』(第179話 天取千佳・7) 感想(大きすぎる力は心を蝕む)

今回も1話掲載。
葦原先生が胆嚢をベイルアウトさせたらしいのでしかたない。
先生に無理のないペースで連載が続けられているのなら、なによりです。


チカちゃんが人を撃てるのなら戦術の前提が大きく変わる、というヒュース。
なんとゆーか、土木工事がMAP兵器に変わるくらいの違いがありそうな気はする。
「千佳がひたすらメテオラとハウンドを撃つだけで、5・6点は獲れるだろう」とか言われると、確かにそうだよね~、ってうなずいちゃうくらいの破壊力はある。
みんなが必死で知恵を絞って、走りまわって、生存点込みで6点も獲れたら、大勝利! って感じなのに、オサムとユーマとヒュースが3人がかりでチカちゃんを守って、チカちゃんが適当メテオラを撃ち続けるだけで、6点獲って、さらに生存点3点が加われば、B級2位以内はほぼほぼ確実だよね。
まあ、最終戦で影浦隊がどれくらい点を獲るかにもよるけど、四ツ巴戦ということは、参加人数が多くて、それだけたくさん点を獲れるってことだし。

戦いは相手よりも多くの戦力を揃えられるかどうかにかかっている、というのは当然のことだし、その戦力が使われずに放置されていることを、ヒュースは指摘せずにはいられなかったんだろうね。
それに、チカちゃんが撃たないことで、チームで遠征に行けないとなったら、それはそれでチカちゃんが気に病むだろうし。
どちらにせよ、うやむやにしておくのはよくない、とヒュースは判断したんだろう。
それでも、チカちゃんが青ざめているのをみてひいているから、むりやりにでもやらせる、という気は元々なかったんじゃないかな。


近界にも人を「撃てない人間」ってのがいるんだね、やっぱり。
ボーダーならそういう人に無理をさせずに、戦わなくてすむポジションにうつしてもらえるけど、近界ではそういうの見逃してもらえるのかね。
鳩原ちゃんとか、吐いて、寝込んだ、というからなあ。そういう人に無理やり戦わせてもかえって足手まといになりそうだ。


チカちゃんが撃てない理由については、鳩原ちゃんという前例があったために、東さんもレイジさんもユズルくんも、それと同じパターンだとミスリードされてしまったんだろうな、という気がする。
当真だけが違うと考えていたのは、元々鋭い観察眼と、鳩原ちゃんとの間の絶妙な距離感ゆえかな、って思う。
近すぎず遠すぎず、な距離で接していたから、クールに判定をくだせた。
東さんとレイジさんは、鳩原ちゃんの失踪がかなりこたえてて、チカちゃんの問題を深堀りできなかったのかもしれない。

ユズルくんがチカちゃんの撃てない理由を推測した時、自分が撃てない理由がわかってないチカちゃんはそれを聞いて、そういう人がいたんなら自分もきっと同じなんだろう、と思い込んでしまってたんだね。
つまり、ヒュースが追及するまで、チカちゃん本人もミスリードされていた可能性は高い。
だって、そっちの方が楽だから。
深く考えなくてすむから。

だけど、そのままではいられなかった。
今のままでは、本当の意味では戦えていないから。
自分も戦うと自分が決めたのに。

「わたし……わたしは結局いつも自分のことばっかり考えてる……」
ここのチカちゃんの歪んだ顔と吹き出しが本当にキツい。

考えてみれば、トリガーというデバイスを使えば、三門市を更地にできるかもしれないパワーを持ってるんだよ、チカちゃんは。
まだ中学生の女の子が持つには、あまりにも身に余るものだろう、それは。
近界においては、比喩ではなく「神」レベルだし。

おもえば、入隊した日に本部の壁をぶち抜いちゃって、チカちゃんが真っ青になってたのは、本部を壊してしまってどう弁償すればいいのかわからない、ってこともあったんだろうけど、自分がどれだけのことができるか、をはじめて目の当たりにして、ショックを受けていた、というのもあるのかもしれない。
さんざんトリオン量が多いと言われても、なんかすごいらしい、というボヤっとした感じしかもてなくて、自分があけた大穴をみることによってはじめてリアルに、自分がどれだけのものを壊せるか、を認識したんじゃないかな。
あの時、東さんと佐鳥がギャグっぽくおさめてくれて、鬼怒田さんがほめてくれたのは、思った以上にチカちゃんを救っていたのかもしれない。

トリガー使いの強さはトリオン量だけで決まるわけではないけど、チカちゃんクラスになるとトリオン量だけで決まってしまう。
太刀川さんだって、チカちゃんが物量で押し切ってきたらどうにもできないだろう。
そして、そのトリオン量は努力でもなんでもなく、生まれた時点で決まってしまっている。
これを「ズルい」と責めてしまう人は必ずいると思う。
圧倒的なトリオン量の差をみせつけられて、心が折れる人がいても不思議ではない。
そして、そうやって心が折れる人をみてしまったら、チカちゃんも傷つかずにはいられないだろう。
A級の隊員ならば、これだけの戦力が味方についていることを喜びそうな気がするけど、そんな人ばっかりじゃないのは明らかだしなあ。
そう考えると、ボーダー戦闘員としてトリオン量最弱のオサムが、最強のチカちゃんに対して、うらやましがるわけでもなく、卑屈になるわけでもない、というのは、オサムのメンタル強度はモンスター級な気がする。


オサムなら、他人にどう思われようと、自分は自分が正しいと感じたことを為すだけ、と考えそう。
ユーマなら、他人にどう思われるかがなんでそんなに気になるのか、と不思議に思いそう。
でも、チカちゃんは、他人にどう思われているか、がどうしても気になる。
中高生くらいならそれが普通だと思う。
鋼さんが、自分はいるだけで人を傷つける、と体育座りでしくしく泣いてたくらいだし。
てゆーか、オサムとユーマの方が規格外だよね。

チカちゃんの「自分のことばっかり考えてる」というのは、他人によく思われたい、ということではなく、他人に悪く思われたくない、ってことなんだよね。
自分を大きくみせたいんじゃなく、自分の存在を赦して欲しいだけなんじゃないかと思うんだ。
「モンスター」じゃないんです。人を撃てない人畜無害な存在なんです。赦してください、って。
たとえたったひとりでも自分を否定する人がいたら、この世から消えてなくなりたい、というほどに思い詰めてしまう、というのは、中学生女子なら普通に有り得そうな気がする。
特にチカちゃんは青葉ちゃんの件もあって、自分で自分の存在を赦せてないみたいな面もあるからなあ。

ヒュースが斬り込んで、ようやく表面化したチカちゃんの気持ち。
なんでここまで斬り込めなかったのかというと、オサムがチカちゃんの気持ちがある程度、落ち着くことを待っていたからだよね。
実際、チカちゃんがレイジさんと栞ちゃんにあれだけのことを話せたのは、これまでの経緯で、このふたりは決して自分を傷つけない、という信頼感ができあがっていたからだと思うんだ。
思いっきり甘やかす、という宣言通りに、チカちゃんが大事だ、大好きだ、玉狛にいてくれてうれしい、ということを、支部一丸となって伝え続けてきた結果、得た信頼だよね。

だから、みんながチカちゃんの心の準備を待つってのは、必要なことだったんだと思う。
そして、準備ができたところに、しがらみのないヒュースが率直な意見を言ってくれたことは、ラッキーだったんだと思う。
人を撃たないことで、チカちゃんが後悔してしまう事態になる前に、チカちゃんが次の一歩を踏み出せたんだから。

うずくまっていたチカちゃんが立ち上がるまで見守ってくれてたのが玉狛のみんなで、背中を押して前に進ませてくれたのがヒュースなんだな、と思うと、なんか泣ける。


「それはふつうのことだよ!!」ってチカちゃんをはげました栞ちゃんの顔がちょっとこわかった。
それだけ必死だったんだろうな、って思う。
ここで対応を間違えたら、チカちゃんの心が壊れてしまうような気がしたんじゃないかな。


最終戦ではついに三雲隊の「全」戦力が投入されることになりそうだな、これ。
トリオン量ボーダーNo.1のチカちゃんとNo.2のヒュースが投入されるって、諏訪さんじゃなくても「ざっけんな、クソゲーじゃねーか!」ってわめくレベル(笑)。
ヒュースがエスクードで囲って、チカちゃんがメテオラ降らせるとかいうのを想像するとこわいな。
生駒隊と弓場隊が気の毒なことになりそうな予感がする……。


ところで、ユーマが緑川を「しゅん」呼びしてて、おっ、ってなった。
緑川がそう呼んでってねだったような気がする。
ユーマはメッセージアプリでもあの微妙な丁寧語なんだな。

これまで謎の存在だった草壁隊と弓場隊がようやく登場か……。
めっちゃ楽しみ。

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◆◇◆◇◆ 2019/04/07(日) ◆◇◆◇◆

『ワールドトリガー』(第178話 二宮隊) 感想(撃たないのか撃てないのか撃てるのか)

今回は1話掲載。
葦原先生のご都合にあわせて2話になったり1話になったりするのは、なかなかよいシステムですね。
葦原先生のご負担は気になるが、やっぱり少しでも早く先を読みたい、というジレンマをうまく調整してくれてる感じで。


小南ちゃんと栞ちゃんのおもちゃになってる辻ちゃんと、それを守ってあげてるひゃみさん。
すべてがかわいすぎる。
辻ちゃん、女の子の前ではこんなんなるのか。これは栞ちゃんと小南ちゃんがからかいたくなるのも無理はない。

学校だとガードがかたい、というのは男友達がバリケードになってくれてるのかな。
辻ちゃんみんなに大事にしてもらってるのね。
あんなクール系美少年だと、とっつきにくそうな印象あるけど、後輩アタッカーたちも辻ちゃんには気安く声をかけてたし、誰にでもかわいがられる系なんだろうね。
まあ、あんな、ゆりさんを前にしたレイジさんみたいなポンコツっぷりをみたら、クール系の印象なんて軽く吹き飛んじゃうだろうし。

そういえば、小南ちゃん「犬飼先輩」呼びなのね。ちゃんと先輩付け。
呼び捨てにされてる太刀川さんの立場がさらに下がった(笑)。

辻ちゃんと隣り合う席に、オサムが座ったのは、玉狛側が気を使ったのか、二宮さんが指示したのか、辻ちゃんが懇願したのか。
ちょっとからかって満足した栞ちゃんと小南ちゃんが、オサムに指示したのかな、って気もする。

女子と3対1でご飯って中高生男子はイヤがりそうだよな、言われてみれば。
でも、そういうのイヤがる男子は玉狛にはいないような気もする。
ユーマは性別によって対応をかえる、ということ自体がないイメージだし、烏丸先輩は女子に囲まれるの慣れてそうだし、レイジさんはゆりさん以外には動じないし、迅さんは大喜びしそうだし。

「母より圧のある女性に会ったことがない」って、確かにな~。
香澄さんの圧はハンパないよな~。
こんな女性にアタックかけられまくった三雲父ってどんな人なのかめっちゃ気になる。

チカちゃん、お米好きはプロフィールに書いてあったけど、役肉屋さんでごはんばっかり食べてるって、好きすぎだろ。

「ギアラどう? おいしい?」「噛み切れない」っていう辻ちゃんとひゃみさんの会話がなんかすごくいい。
ひゃみさんの面倒見のいいお姉さんっぽいところとか、辻ちゃんの、ひゃみさんになついてる感とか、すごくいい。
「ひゃみさんは最初は壁があったよ」「今は?」「やさしい」「よし」って言う会話も、最小限の言葉で通じ合ってる感がすごい。
辻ちゃんいろいろと言葉が足りない系の人っぽいけど、犬飼とひゃみさんがさりげにフォローしてるんだろうな、って気がする。


鳩原ちゃんが消えた日が、犬飼の誕生日の直後だったので、犬飼の誕生日になんかあった説とか、犬飼の誕生日を待ってた説とかいろいろ飛び交ってたけど、犬飼の誕生日肉が、鳩原ちゃんにとってのお別れ会だった可能性はありそう。
てか、二宮隊はわりと穏やかに鳩原ちゃんのこと話すんだな。
なんか、タブーっぽい感じになってるんじゃないかと思ってた。

人をうっかり撃ってしまって、吐いて寝込んで、それでもスナイパーをやめない、という執念をみていたから、その執念を支えているものの大きさは理解していて、それがボーダーでかなわず、違法な手段なら叶うとなったら、鳩原ちゃんがそれを選ぶのは当然、という認識っぽい。
二宮さんが玉狛に行ったことを犬飼が知ってたし、二宮さんの個人的な調査かと思ってたことも、二宮隊全員でやってる可能性もある。
とりあえず、二宮隊は誰も鳩原ちゃんを恨んでいないし、憎んでいないし、どちらかといえば同情気味、というか、あきれ気味?
「本当にあいつ、しかたないよね~」くらいのテンションっぽい。

兄が近界にいっちゃったチカちゃんと、弟が近界にさらわれた鳩原ちゃん。
人を撃たないチカちゃんと、人を撃てない鳩原ちゃん。
いろいろと対照的なんだよね。
東さんとか当真とか、チカちゃんを心配してくれてるスナイパーたちは、いつもチカちゃんをみて鳩原ちゃんを思い出してるのかもしれないな。
でも、ユズルくんだけは、チカちゃんと鳩原ちゃんを重ねてないと思う。多分。


小南ちゃん、嘘にやたらひっかかるけど、ひっかけにも弱い。
機密を守るのにまったく向いてないタイプ。
まあ、犬飼の誘導がうまいってのもあるけどね。

犬飼の食えない感はすごいよね。
カゲさんが嫌うのはこういうとこなのかな。
嬉々としてオサムをかく乱してる感じが、めっちゃ犬飼でよい。
二宮さんが「上がるぞ」って言ったら、「あれっ、まだ駆け引きの途中なのに~」って楽しそうに言ったところもめっちゃ犬飼でよい。
二宮さんの言葉には絶対に従うけど、軽口は叩く。
二宮隊にはそういうポジションが必要だと思うし、犬飼自身、そういうポジションを楽しんでるんじゃないかな、って思う。


犬飼に、ヒュースの隠し玉の件がバレてた、って落ち込むオサムに対し、「別に問題はないだろう」とあっさりしているユーマとヒュース。
戦場における駆け引きは、ユーマとヒュースの方に一日の長があるよな。

犬飼がわざわざ隠し玉の件を話したのは、「ウチじゃなくよそに使ってね」って意味。
うん、そんな気はしてた。
二宮隊的には、わかってはいても対処がめんどくさい件を、生駒隊と弓場隊に押し付けたいのね。

チカちゃんがフルガードしつつ、ヒュースがフルアタックするって、それどんだけこわい移動砲台。
トリオン量ではボーダートップだった二宮さんだから、トリオンの物量戦を仕掛けられたことはないだろうし、最初から物量でおしまくる、というのは有効かもしれない。

チカちゃんとヒュースの作戦会議のサポートに、栞ちゃんは当然として、さりげに陽太郎をまぜるオサムやさしい。


チカちゃんは人を撃てるんじゃないか問題に、ヒュースが切り込んできたか。
まあ、玉狛内でこの問題に切り込むとしたら、ヒュースが適任なんだろうな、という気がする。
他の連中はチカちゃんに過保護すぎるから(苦笑)。

その過保護は、チカちゃんを「ここにいていいんだ」と安心させるためには絶対に必要だったんだけど、その次のステップに移行させていいものか、の判断というか決断ができないんだよね。
いい意味でも悪い意味でも。

ヒュースは「部外者」の立場を自分なりにわきまえてて、自分だけができることをやろうとしてるのかな、って思う。
自分ならチカちゃんに嫌われても問題ない、って考えてそう。


いやあ、今回、本当に楽しかった。
二宮隊が想像以上に二宮隊だった(←日本語がおかしい)。
鳩原ちゃんが戻ってくる場所はちゃんとある、と明言された気がして、それがうれしかった。

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◆◇◆◇◆ 2019/03/17(日) ◆◇◆◇◆

『ワールドトリガー』(第176話 根付栄蔵+第177話 三雲修・17) 感想(大人の仕事と隊長の責任)

ランク戦に勝ってなごやかな三雲隊。
しかし、オサムの「イヤな予感」は消えず。
そこへ菊地原からのメッセージ。
オサムと菊地原は普通にお友達やってるんだな。

「勝ち試合おめでとう」「今回キミほぼ空気だったね」ってめっちゃ菊地原っぽい。
これ、隣に歌川がいたら、後半は余計だろ、とフォローしてくれるんだろうな。
オサムの返答に「……なんだわかってんじゃん」ってつぶやくあたり、アドバイスしてあげる気満々だったってのがかわいい。
菊地原はほんとうに後輩がかわいくてしかたないんだな。

めんどくさそうな問題をキャッチして、その確認を歌川にやらせるあたりも、めっちゃ菊地原っぽい。


ボーダー内をかけめぐる「ヒュース、ネイバー疑惑」。
まあ、疑惑じゃないんだけど。
ヒュースが新人のわりに強すぎるというか戦い慣れしすぎてるのが不自然なのは確かだよね。
まあ、それ言っちゃうとユーマはどうなるんだ、とも思うけど。

オサムの「イヤな予感」はこれだったのか。
これって、こじらせるとボーダー全体に響く問題だから、迅さんが口出ししてくるのも当然か。
まあ、迅さんは後輩がかわいいから、そうじゃなくても助け船は出すだろうけど。
「揺れるな」だけで具体的なことは何も言ってないから、手を出すほどのことでもない、という解釈もできるけど、実がこれから大騒ぎになるけど、大騒ぎになってくれた方が都合がいいことになる、という解釈もできて、あいかわらず迅さんの予知はこの物語のもっともやっかいな因子だよな、って思う。


噂をなんとかしようと、オサムが林藤さんにお願いしたのは、根付へのアポ取りか。
メディア対策室にドンと置いてある嵐山の等身大パネル? フィギュア? がなんか笑える。

「……で? 私にどうしろと言うのかね?」って根付さんがきいた時に、東さんが「おやっ?」って感じになってたのは、この時点ですでに対応が決まってて、それなのに根付さんがわざわざオサムの案をきこうとしたからだろうね。
対応策を説明すればいいだけなのに、オサムの考えを探っている。
それだけ気にかけている存在、ってことなんだよね。

「噂レベルの疑惑に慌てて公式が反応すれば疚しいことがあると言ってるようなものだよ」
最近では、噂レベルのことでも早く火消しをするのが吉、ということもあるけど、この場合は確かにそうだろうね。
ボーダー上層部は基本的にクリーンなイメージないから(忍田さんは違うかもしれないけど)。


ヒュースは玉狛第一に入れるために数年前から訓練を受けていたが、迅さんがA級に降格したので、玉狛第二に入った。
ヒュースの「設定」がまた増えた。
で、その「設定」を東さんの名前で広げるか……。
「相当の信ぴょう性がなければ上書きできないだろう」という理由で選ばれるのが東さんなあたり、隊員たちの東さんに対する信頼度の高さがわかるな。
ボーダーは城戸派、忍田派、玉狛派に分かれているというけれど、東派を立ち上げたら最大派閥になるんじゃなかろうか。

協力はするけど、全面的な協力ではなく、なんとなく言い逃れできる感じにしといて、言い逃れできない状況になった時は、根付さんに強要されました、って言ってもいいという確約をとってるあたり、東さんはしたたかだな。
まあ、オサムが東さんに対して罪悪感を抱かないように、あえて軽い感じで言ってるんだろうけど。


遠征経験者はクローニンの素性を知ってるから、「ヒュース・クローニン」という名前だけで素性を察するか……。
林藤さんがあえてこの苗字を名乗らせたのは、遠征経験者、すなわち、ボーダーの有力者たちには隠し事はしないよ、というメッセージなんだろうか。
それとも、玉狛の親ネイバーという立場をあらためて強調した、ということなんだろうか。


うっかり奥寺をベイルアウトさせちゃったチカちゃんのことを心配してくれてた東さん。
そういえばチカちゃんは東さんの孫弟子にあたるんだな。
鳩原さんがうっかり人を撃っちゃった時は、吐いて寝込んだのか。
当真さんが「撃たない」と「撃てない」の違いについて話していたけど、鳩原さんは本当に撃てない人だったんだな。

それにしても、絶対に人に当てないためにひたすら訓練をする、ってのがすごいな。
だって、戦闘員をやめちゃえばすむ話なのに、それでもやめないんだもの。
そうまでして戦闘員にこだわったのは、おそらく、どうしても近界に行きたかったから。
そして、その道が閉ざされた理由が、どうしても自分が克服できないことだった、となると、あんな行動に出ちゃうのもわからんではない。
そういう鳩原さんを身近でみていた二宮隊の面々は、鳩原さんの行動に怒り嘆きつつも、どこかで納得しているのかもしれないなあ。


「隊員を予測できる問題に晒したのは、指示を出した隊長のミスなので」ってオサムの台詞がかっこええなあ。
おまえは本当に中学生かっ!
無理を通してヒュースを自隊に引き入れたことの責任を、オサムはしっかり背負っている。
でも、それはオサムだけがとるべき責任ではなく、許可したボーダー上層部もそれを担わなければいけない、ということだよね。


出穂ちゃん、普通に玉狛支部に出入りして、こんな重大な話に普通にまじってるんだな。
てか、出穂ちゃんも大規模侵攻の時はネイバーにさんざんなめにあわせられたのに、ヒュースのことを受け入れてるんだな。
チカちゃんが許してるなら自分も許す、というスタンスなんだろうか。


三雲隊の最終戦の対戦相手は二宮隊、生駒隊、弓場隊か。
いよいよ、謎のチームだった弓場隊がお披露目か!
王子と蔵内の古巣らしいけど、あの王子の隊長をやってたのがどんな人なのかめっちゃ楽しみ。


スナイパーの合同訓練で広められる上書きの噂。
佐鳥が使われるのはわかるけど、半崎が使われてるのはちょっと意外だったな。
半崎みたいな噂話に興味がなさそうなキャラが話した方が信ぴょう性が高いとか?
あと、茜ちゃんまだボーダーに残ってた。


レイジさんと諏訪さんが飲みに行ってるって話だけで、なんかうれしい(笑)。
21歳組集合の公式絵を一度でいいからみてみたい。
あと、林藤さんと迅さんとヒュースが連れ立っておでかけって、何の用なのかな。
メンツ的に、だいぶあやしい感じが。


そして、焼き肉屋で二宮隊と遭遇か。
とっさに、玉狛川は3人も女の子がいるけど、辻ちゃんは大丈夫なのか? って思った。
辻ちゃんの横にオサムを配置すれば大丈夫なのか?
チカちゃんくらいちっちゃければ大丈夫なのか?
と、余計なことが脳内をかけめぐった。

人を撃ってしまった鳩原さんがどういう状態になったかを知っている二宮隊は、今のチカちゃんの様子をみてどう思うんだろうか。
焼き肉を食べられるくらい元気でよかった、とほっとするのか。
その程度で撃てないなんて甘えるな、鳩原がどれだけ苦しんだと思ってるんだ、になるのか。
この子は鳩原とは違うんだな、と考えるだけなのか。

チカちゃんってのはいろんな意味で、二宮隊にとって特別な存在になっちゃってるんだな。

tag : ワールドトリガー

◆◇◆◇◆ 2019/02/11(月) ◆◇◆◇◆

『ワールドトリガー』(第174話 東隊・2+第175話 ヒュース・7) 感想(オサムのまじめさ、ヒュースのまじめさ)

三雲隊と東隊だけが残ったランク戦。
単独2位にするために必要な点数をユーマに訊くヒュース。
そうだよね。勝つことが目的じゃなくて、2位以内に入るのが目的なんだよね。
まあ、勝たないと2位以内になれないんだけど。
あと3点必要ってことは、生存点2点+東さんor小荒井を落とすことが必要ってことなんだけど、そうなるとどうしても、東さんって落とせるのか? ってなっちゃうんだよね。
となると小荒井を落とすしかないんだけど、東さんがそれを黙って見過ごすわけないし、という。
なんだか三雲隊VS東さんみたいな感じにみえてきた(小荒井には申し訳ない)。


それにしても、トリオン消費量が多いから、という理由であまり使われていないらしいエスクードを笑えるくらい生やしまくるヒュースってなんなんだよ。
あっという間に、ショッピングモールがシャッター商店街になっちゃったよ。
大穴があいたところをチカちゃんが見張り、逆サイドからヒュースが追い込み、ユーマが獲物が出てくるのを待つという、なかなか見事な追い込み漁。


そして、奥寺と小荒井は「撤退」を選択。
勝算は低いので、勝ちはあきらめてどの程度負けるか、の算段をはじめるということか。
奥寺はともかく、小荒井は引き下がるのイヤそうだったけど、引き際を見誤ってラービットに喰われかけた経験が活きたようだ。
まあ、あの体験はそうとうこたえるだろうね。
こわすぎだもん。

小荒井が「撤退」を選択した時、東さんがちょっとうれしそうで、なんだかこっちまでうれしくなった。


ダミーか本物かわからないレーダー反応がチカちゃんに向かい、混乱する三雲隊。
みんなフェイクだろうと思いつつ、万が一の可能性を捨てられないオサム。
これって、チカちゃんが人を撃てるのなら、とりあえずモールを絨毯爆撃すれば終わるような気がした。
チカちゃん、メテオラ一発撃っただけだから、トリオンあまりまくってるだろうし。

オサムはチカちゃんを見捨てられないって、嵐山さんも犬飼も見抜いてるなあ。
オサムは、ほんのわずかでもチカちゃんを傷つける選択ができない。たとえそれがトリオン体であっても。
まあ、チカちゃんを落とされると、ユーマとヒュースだけで東さんを落とさなきゃいけなくなるから、そうなると生存点さえ危うくなる、というのもわかるんだけどね。

しかし、ヒュースは退くことを拒否。
ここで全員がチカちゃんとこに集結したら、東隊は60mルールにより、自主ベイルアウト可能な状況になっちゃうからね。
そうなると生存点2点しかとれなくて、単独2位にはなれない。

チカちゃんのメテオラを東さんに撃ち落とされて、なおかつ、チカちゃん自身も東さんにやられる可能性を説くヒュース。
オサムもヒュースもそれぞれに東さんを高く評価しているからこそ意見が分かれる。


この、ヒュースの意見の妥当性を認めつつも、チカちゃんを守れない可能性がある選択ができないで、オサムが迷うところで、ユーマが軽い感じで妥協案を出してくれたの、めっちゃホッとした。
オサム揺れまくりだし、オサムが揺れてるのは自分が人を撃てないせいだとチカちゃんは思ってるだろうし、ヒュース譲らないし、で混乱しかけたとこを、ユーマはものすごくさらっと救うんだね。

で、ユーマがチカちゃんをガードし、ヒュースが東隊をひとりで相手取る、という対応になって、まだちょっと悩んでる感じのオサムに、「ヒュースにチャンスをやってくれ」と頼むユーマのこの大人の対応!
ユーマはめっちゃヒュースを理解してるんだなあ。

ヒュースはカゲさんのポイントをとりこぼしたことと、オサムが落とされたのは自分のミスだと考えていて、それを自分で取り返したい。
三雲隊の誰も、ヒュースがミスしたと思ってないけど。
ヒュースってばめっちゃ律儀だよなあ。
それを「あいつはまじめだからな」とユーマが評したことで、なんかスッと三雲隊が通常運転に戻ったような気がした。


ところで、小荒井を狙うヒュースを狙ってる東さんの落ち着いた眼がこわすぎなんですがっ。

東さんが使ったバッグワームを囮につかった仕掛けおもしろいな。
要するに、新しい武器を出すためにはすでに持っていた武器を破棄しなければならない、というのを、それによって破棄するタイミングを操り、重しに使っていたライトニングを消すことでバッグワームを落とし、ヒュースの気を引く、ってことだよね。
つまり、タイミングをはかってる間、東さんは銃もバッグワームもない丸腰状態になってるってことだよね。
ダミービーコンがあるから、自分の居場所がわかっても紛れ込めるとはいえ、結構、大胆なことやってるよなあ。

東さんにしてやられたけど、東さんの足を削ることには成功したヒュースの粘りもすごいけど。


残るは、ユーマ+チカちゃんと、ふたりとも足を削られた東隊。
ここで東隊にタイムアップを選択されると、生存点がとれなくなるので、三雲隊としてはどうしてもベイルアウトして欲しい。
で、またもやチカちゃんの爆撃タイム。
小荒井がふっとばされてる絵がちょっとおもしろかったんだけど、ベイルアウトまでにはいかなかったらしい。
てか、チカちゃん、奥寺みたいに東さんか小荒井がうっかりベイルアウトしちゃうかも、という恐怖はないのかね。
案外、みえないところでふっとぶ分には大丈夫とかそういう話?

でもさすがに東さんもうっかりでふっとばされてポイントを献上するのはイヤだったらしく、即ベイルアウトを決断。
これは、ヒュースが東さんの足を削ってくれたからこそ、の結果ともいえるよね。

というわけで、ランク戦の獲得ポイントは、
三雲隊:6点
東隊:2点
影浦隊:2点
来馬隊:1点
三雲隊圧勝だけど、単独2位は逃したか。


総括で、嵐山さんがさりげに太一をフォローしてくれた。
来馬先輩と鋼くんも心の中でお礼を言ってることだろう。

で、迅さんと烏丸先輩からエスクードの使い方を教わったんじゃないか、という嵐山さんの推測に、「鳥丸には教わったが迅には教わってない」とムッとするヒュースがかわええ。
ヒュースにとってはそこが大事なのね。
てか、ヒュースは「トリマル」で覚えさせられちゃってるんだな。
オサムはなんで「カラスマ」と呼んでるんだ、とか思ってるかも。

ユーマがニュッと拳を出して、ヒュースがそれに応じてコツと拳をあわせるところがかわええ。
ヒュースってばなついたなあ。
ところで、ヒュースはトリオン解除しちゃうとやっぱツノが出ちゃうのね。
これ、トリオン体が再構築できるまで作戦室の外に出られないんじゃ……。
でも、ヒュースのトリオン量だと、再構築までかなり時間がかかりそう。
フードかぶせて、みんなでガードして切り抜けるのかな。

ヒュースは、自分の決意とオサムとの約束を守ることを、まじめに考えていて、そのためにあらゆる努力をし、思考を重ねている、と納得したオサム。
オサムはどこか、ヒュースを三雲隊の異分子と考えていたのかもしれない。
異分子だけど、引き入れたからにはうまく活用する、みたいな。
でも、ヒュースも三雲隊の一員なんだ、とここでようやく納得できたのかな。


犬飼がカゲさんがらしくないことしてた、と指摘したところ、カゲさん、心の中で余計なことしゃべりやがって、とか思ってるんだろうな。
らしくないことをしたのはユズルくんのためだ、というゾエさんの言葉を、カゲさんは否定も肯定もしなかった。
つまりそれは肯定だと理解したけど、「ありがとう」とか余計なことを言わないあたり、ユズルくんはカゲさんの性格をよくわかっている。

東さんがふたりの成長をはかっていたのは、ふたりを独立させることも考えてるのかな、と思ってたんだけど、次のステップ「サブトリガー解禁」にあげるタイミングをはかっていたということか。
てか、奥寺小荒井コンビがブレードの連携に特化してたのは、東さんの指示か。
「ちゃんと自分のトリオンと相談してね」って摩子さんが言ってたけど、小荒井ってトリオン4なのね。
これって正隊員の底辺レベルか……。
まあ、今はトリオン2のオサムがいるけどな。


そしてやっぱり二宮さんと出水はなかよくVIP席(?)で観戦してた。
辻ちゃんがなんかいつもと違うと思ったら、スーツじゃないだけだった。
あれ? もしかして隊服じゃない辻ちゃんってはじめて?

「玉狛第2が太刀川隊に勝てると思うか?」という問いの答えが「まさか、さすがにそれはないです」から「けっこう面白くなりそうかな」に変化したけど、それでも出水は太刀川隊が負けるとは微塵も思ってなさそうだよね。
「つまらなそう」から「面白そう」に変わった程度の話だよね、多分。


2年間も待ちぼうけをくらったROUND7がこれで終了。
4隊ともそれぞれにチーム内の関係が濃くなった感じで、それがだいぶうれしかったかな。
オサムはヒュースを再評価し、鈴鳴はさらに仲良しになり、カゲさんはツンデレっぷりを発揮し、東さんは「生徒たち」の成長に目を細めるという、この完璧なオチときたら!
このマンガの好きなところは、それぞれの隊がそれぞれに個性的で、それぞれに目指すものがあって、それぞれの距離感というか仲の良さがあるってとこだよね。

あと、犬飼は「エスクード無双」って評したけど、個人的には「東さん無双」の印象が強かったかな。


ところで、迅さんが「揺れるな」とか言ったおかげでオサムが揺れまくりだったんだけど、結局、あの助言はなんだったの?
ヒュースを信じろ、ってことなの?
それとも「揺れるな」案件はこれから発生するの?

tag : ワールドトリガー

カレンダ
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プロフィール

ひでみ

Author:ひでみ


職業はプログラマ。
主食はマンガとアニメ。


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