◆◇◆◇◆ 1993/11/28(日) ◆◇◆◇◆

『幽遊白書』 「魔界への突入!!」の巻 感想

今週の心の叫び
幽助が生き返らない~

不親切なあらすじ

幽助の死を信じることができない桑原、蔵馬、飛影の3人。
だが、幽助の心臓は確実に止まっていた(号泣)。
怒りのあまり、A級妖怪としての力を取り戻した蔵馬と飛影、そして桑原は、仙水に戦いを挑み、彼らはそのまま魔界へと突入した。
一方、霊界では、ぼたんの報告を受けた閻魔大王が、ついに人間界への介入を決意した。

生き返ってよ、幽助

幽助の心臓が本当に止まっちゃってますよ~!
え-ん、どうしてくれんのよ、冨樫先生。
幽助が、幽助が、幽助が~! と叫び続けて、いい加減、疲れきってしまいました。
私、大量のマンガを読んでいることにかけては自信あるけど(自慢にならない)、精神的にこんなに疲れるマンガは初めてですよ。
もう勝手にして、と思いっきりなげやりな気分にもなりましたが、やっぱり幽助を、桑原くんを、蔵馬を、飛影ちゃんを見捨てられないの~。
私、冨樫先生が目の前に立っていたら、泣いてわめいて、責めたてそうな気がするわ。
二カッと笑ってる幽助を、バカ笑いしている桑原くんを、微笑を浮かべている蔵馬を、幽助をうれしそうにみつめている飛影ちゃんを返して~! とか叫んでね。
幽助~! 生き返るんだ~! 私はあきらめないぞ~! と、それでも往生際の悪い私はわめいています。

残される者たち

桑原くんと蔵馬と飛影ちゃんは、幽助に置いていかれてしまいました。
この3人は、誰よりも幽助を大切にしていました。
そして何よりも、どんどん強くなっていく幽助をみつめていくことを、生きがいとしていたんじゃないかと思います。
蔵馬にとって母親以上に大切な者、そして、桑原くんと飛影ちゃんにとって雪菜ちゃんよりも大切な者は、幽助以外には存在しなかったはずです。
彼らはきっと、幽助を生き返らせるためだったら、戸愚呂のように迷うことなく、冥獄界に堕ちていってしまうでしょう(志保利母さんや雪菜ちゃんを置いてでも)。
だから、彼らにとっての最悪のシナリオは、自分が死ぬことではなく、幽助を失うことであったはずなんです。
そして、その最悪のシナリオが現実のものとなってしまった今だけど、桑原くんも蔵馬も飛影ちゃんも泣いてはいません。
彼らには今のところ、仙水という怒りをふつける対象がいるからです。
今はまだいい。
怨みをぶつける相手がいるからいい。そして、その怨みをぶつける相手が、とてつもなく強くて、ちょっとやそっとじゃ倒せないようなやつだからいい。
戦うことだけを考えなければいけないから、考えたくないことを考える余裕もない。
だから、本当に恐いのはおそらく、仙水を倒してしまって、もう、やることが何もなくなって、怨みをぶつける相手もいなくなって、幽助のことを考えるしかなくなった時。
それが一番、恐い。
泣いても戻ってこないとわかってるから、怒っても戻ってこないとわかってるから、それしかやることがなくなった時が恐い。
今の3人は、死を覚悟しているというよりも、死を望んでいるようにさえ見える。
幽助に本当に置いていかれてしまわないために。この何よりも苦しい時間を早く終わらせるために。
とにかく、“残された者”にだけはなりたくて、彼らは先を争って魔界に飛び込んでいってしまったように、私には見える。
だから、今の私は幽助よりも、桑原くんと蔵馬と飛影ちゃんが気がかりでしょうがない。
だって、絶対にこの3人は生きのびることを考えないで戦ってしまうから、そして、その相手は仙水だから、きっとものすごく悲惨なめにあってしまうよ(泣)。
だけど、それでも生き残ってしまったら、皆はどうするんだろうね。
飛影ちゃんは、ことが片付いてしまったら、幽助を殺した仙水ではなく、自分を置き去りにしてしまった幽助を怨み続けるような気がするんだけど……。

コエンマさまの失意

コエンマさまは、これからどうするんだろうね。
大事に育てた仙水には裏切られ、幽助には死なれ、あげくのはてに彼の一番、大事な仕事であっただろう魔封環にも失敗してしまった。
もう、プライドが傷ついたと、落ち込む元気すらなくて、自身の存在価値にまで疑いを持ち出した様子ですね。
だけど、正直、コエンマさまがこんなにおとなげないやつだとは思ってもみませんでしたよ(大事な仕事を放棄して、仙水と心中しようとするんだもんな~)。
もう、ここんところのコエンマさまってば、ボロボロ。
何をやっても裏目に出ちやうし、私情ばかりが先走って、霊界の統治者としての自分を完全に見失っている。
なにもかもを失ったコエンマさまの、これからがとっても心配です(閻魔大王を動かしてしまうほどの失態を演じてしまったわけですから、霊界での立場も悪くなるでしょうね)。
これでコエンマさまが普通のサラリーマンだったりしたら、責任をとっての辞職願いぐらいは出すだろうなぁ(苦笑)。

A級妖怪のカ

蔵馬がとうとう、自力で妖狐さまになってしまいましたね。
だけど、この妖狐さまって、前の妖狐さまと違うみたい。
なんとゆ-か、蔵馬が妖狐さまに戻ったというよりも、南野秀一が妖狐化したという感じ(これが本当の南野妖狐さまですね(笑))。
いつもの妖狐さまよりも、ずっとシャープで神経質そうよね(ああ、秀一くんに戻れるのかな、ちゃんと)。
それに、飛影ちゃんてば、やっぱりまだ右腕に黒龍波を飼っていたのね、物騒な子だなぁ。A級妖怪になったせいか、黒龍波を撃っても“冬眠”しないし……(もしかしたら、怒りのあまり、眠気さえ忘れているのかもしれない)。
しかし、それだけパワーアップしても、仙水の服も焼きつくすことができないなんて、口惜しいかぎり。
やっぱり、私は仙水がキライだ~!(この人を見ると、幽助を返せ~! と叫んでしまう)

仙水と樹さんの力関係

突然、先週の話に戻りますけどね、幽助をどうしようか迷っていた仙水は、樹さんの一声で、あっさりと幽助を殺したでしょう?
あれが、私はひどく気になりました。
あれは、樹さんから仙水への命令のように見えた。
今まで、仙水が“主”で樹さんが“従”といった関係をみせていたこの2人だけれど、本当のところは、樹さんが“主”で仙水は“従”なんじやないのかしら。
最初の頃(樹さんが自分と仙水の関係について語った時)から、樹さんは仙水に従っているように見せているだけ、といった印象を受けていた私ですが、あのシーンを見て、それをさらに強くしてしまいました。
結局、仙水は樹さんに操られている。樹さんは仙水が操りきれるような、かわいいやつではないないと思う。
樹さんは仙水に頼っていないけれど、仙水はあきらかに樹さんに頼っている。
それでも、樹さんにとって仙水は、支配したい人物ではないと思うんですよね。
なんとゆ-か……樹さんて、仙水に情はかけていないけれど、めいいっぱい執着はしているように見える。
樹さんは仙水の愛情が欲しいとは思っていないよね。やさしくして欲しいとか、自分のことを考えて欲しいとも思っていない。
ただ仙水が、強くて美しくて哀しい完成品になっていく過程を、楽しんでいる。
やっぱり、樹さんをそばに置いたことが、仙水の最大の過ちよね。
樹さんてばもしかしたら、仙水が美しく滅んでいくところが見たくてしょうがないんじゃないかしら、と思うことがあるもの。

今週の冨樫先生のコメント
12月3日(金)にJC『幽遊白書』15巻が発売予定。現シリーズ前半部が主な内容。

前説→幽遊のこと
後説→幽遊のこと・その2
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◆◇◆◇◆ 1993/11/21(日) ◆◇◆◇◆

『幽遊白書』 「全てが止まった瞬間!!」の巻 感想

今週の心の叫び
私も誰が欠けてもヤダ!!

不親切なあらすじ

幽助の死の予感に脅える、桑原、蔵馬、飛影。だが、樹は3人を幽助の元へ行かせようとはしない。
そして、怒りのままに次元刀を発動させた桑原の手によって、3人はようやく外に出ることができたが、その時、すでに幽助は仙水の手によって殺されていた(号泣)。

読めない

冨樫先生。
私、真っ白になってます。来週の『幽遊白書』を読む勇気がありません。それどころか、『ジャンプ』を買うのにも、努力を必要としそうです。
おまけに、幽遊が恐いばかりに『ジャンブ』が読めません。どうか私に、『スラムダンク』と『ドラゴンボール』を読ませてください(なんとか1回だけ読んだのだが、気力がなくてそれ以上は……)。
叫びたいです。誰かに向かって、幽助のこと、桑原くんのこと、蔵馬のこと、飛影ちゃんのこと……喋りまくりたいです。
ただ、ぼうぜんとしていた時間を通り過ぎて、ようやくそんなことを考えられるようになりました。
ああ、幽助~! 踊りながら、Vサインしながら、笑って私の前に姿をあらわして~!

幽助と桑原くん

幽助の……いかにも中坊になりたて! って感じの、幼い顔がすごく可愛いです。
どうしても、どうしても幽助には勝てない桑原くん。それでも、桑原くんは幽助への挑戦をやめようとはしなかった。
挑んで負けて、挑んで負けて、絶対に勝てないということを確信しつつも(逆に、幽助に勝ってしまったら、どうしていいのかわからなくなっていただろうねえ)それを延々と繰り返し、存在を認めてもらい、名前を覚えてもらったという、そんな些細なことを喜んでいた桑原くん。
そうやって桑原くんは、幽助との距離を少しづつ詰めていったんだね。
幽助は無視されることに慣れていた子だったから、さぞや桑原くんのような存在に、とまどいを感じたことだろう。
桑原くんは結局のところ、幽助に近付きたかっただけなんだ。この2人の場合、言葉と言葉のやりとりで理解しあえるハズがないから、桑原くんは実は一番、賢いやりかたで、幽助に近付いていったんだ。
桑原くんは、以前にも幽助に死なれている(連載第1回目で)。あの時でさえ、あれほどに怒り、哀しんでいた桑原くんが、以前よりもさらに近くなった幽助の死にブチ切れないわけがない。
だけど、幽助のために桑原くんがあんなことをやったように、幽助だって桑原くんのためにこんなことができるんだよ。
桑原くんの“想い”は決して一方通行なんかじゃなくて、幽助も同じくらい桑原くんのことを信じてるし、大事にしている。
だから、幽助は負けないということを、桑原くんにだけは、信じていて欲しい。

飛影ちゃんの本音

「どうせ死ぬなら戦って死ぬ、あいつとな」
この台詞に、私は涙してしまった。
とうとう飛影ちゃんは認めてしまったのだ。
桑原くんと蔵馬の前で、幽助は自分にとって特別な存在なのだと、白状してしまったのだ。
普段の飛影ちゃんだったら、絶対にこんなことは言わない(特に桑原くんの前では)。こんな台詞をおもわず吐いてしまうほど、今の飛影ちゃんは追い詰められているのだ。
この台詞を口にしてしまったために、認めようとはしなかった“想い”を、飛影ちゃんは自覚させられてしまうことになるだろう。
飛影ちゃんは、こんなギリギリのところまでこなければ、自分に素直になることができない。本音をもらすことができない。
戦うことが日常となっている飛影ちゃんにとって、共に戦う者=共に生きる者。
だから、あの台詞には“生きている時も死ぬ時も、幽助と一緒であることを望んでいる”という意味が絶対に含まれていたはず。
その想いは、きっと桑原くんにも通じた。
ずっと、飛影ちゃんのことを、油断ならないヤツと思い続けてきた桑原くんにも、これで飛影ちゃんが桑原くんにも負けないくらい、幽助のことを大事にしていたということが、わかったんじゃないのかな(私は「頭を冷やせ!!の巻」のエピソードを、桑原くんに教えてあげたいと思っている)。
幽助~。戻っておいで~。飛影ちゃんが待っているんだよ~(ああ、幽助に飛影ちゃんのあの言葉は届いていたのかなぁ)。

いつも一緒に

「4人のうち誰が欠けてもいやだ。そんなとこまできてしまったからな」
という蔵馬の台詞には、心底、うなずいてしまった。
そう、彼らは4人で死線をくぐりぬけ、互いの力を認めあい、その存在を必要とし、1人の欠けも許すことができない……“そんなとこ”まできてしまったのだ。
それにしても……考えてみれば、桑原くんも蔵馬も勝手なものである。
自分が他の3人のために死ぬことはできるのに、自分のために他の3人のうちの1人が死ぬことは許せない。
置いていくことはできても、置いていかれることには耐えられない。
彼らは、みんながみんな、どうせ死ぬのなら、最初に死にたい。置いていかれるのはいやだ。と思っているような気がする。
生き続けることを願っている。共にある日々を愛しく思っている。それでも、別れの時がやってくるのなら、せめて、別れの哀しみを味あわずにすむ側になりたいと心底、祈ってしまう。
すると、彼らの究極の願いは、4人で手をつないで、1、2の3で地獄に飛び込むことになってしまうのだろうか?
それは不健全な考えなのかもしれない。誤った考えなのかもしれない。
それでも……せっかく手にいれた幸福が奪い取られてしまう瞬間を、見たいと願う者などどこにもいないから……そんなことを考えてしまう者を責めることができる者など、どこにもいないと私は思っている。
本当に哀しいのは死ぬことじゃなくて、生きる力を失ってしまうことだと考えるから。

待つ女

蛍子ちゃんは実に半年ぶりの再登場ですが、最初、誰かと思っちゃいましたよ。
温子さんも、なんだかすっごく幼くってあどけなくって……。
何がなんだかわからないままに、幽助を待つことしかできない蛍子ちゃんと温子さん。
目の前で倒れていく幽助を、ただみつめることしかできなかった桑原くんと蔵馬と飛影ちゃん。
どっちも……つらいよね。

幽助の願い

幽助の意図が私にはわからない。
私には、幽助か蔵馬が言ったような理由で、あのような行動を取ったとは思えない。
4人組の中でも、“要”の位置にたっていたはずの幽助か、そんな無責任なマネをするはずがない(というか、して欲しくない)と思う。
幽助は、他の3人にどうして欲しいのか。仙水にどういう方法で勝とうとしているのか……私は今、それだけが知りたくてしょうがない(幽助があきめらないということ。負けを認めないということはわかってるんだけどね)。
それにしても……あの見開きの真っ白な幽助の美しいこと、美しいこと!
幽助~! なんで、そんなに安らかな顔してるんだ~!
そいでもって、その次のページのニカッと笑ってる幽助か、可愛すぎるぞ!
もうもうもう、どうして冨樫先生ってば、こんな駄目オシをするのよ!
幽助がたとえ死んでいなくても、生き返っても、この瞬間に、幽助は確かに死んでしまい、桑原くんと蔵馬と飛影ちゃんは、その場面を目撃してしまった。
その痛みを誰も消すことができない。
その哀しみを誰も癒すことができない。
誰も救われない。誰も幸福になれない。
そんなことを幽助か望んだなんて……そして、それくらいのことが幽助にはわからなかっただなんて……私は思わない。
だから、幽助。答えを教えて。(今週はもう、仙水? 樹さん? そんなヤツいたっけ? 状態です。仙水が幽助を殺しただなんてことにさえ、かまっていられないほど、私は4人のことで頭がいっばいなのよ!)。

今週の冨樫先生のコメント
衝動的に主学生高学年用の学習参考書を購入した。えへへオレってバカだったのだ。

前説→幽遊のこと
後説→幽遊のこと・その2

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◆◇◆◇◆ 1993/11/14(日) ◆◇◆◇◆

『幽遊白書』 「止められない!!」の巻 感想

今週の心の叫び
私の方が死にそうよ

不親切なあらすじ

S級妖怪クラスの“忍”の力に脅える蔵馬と飛影。だが、幽助は怯む様子を見せない。
そして、仙水の隙を狙いコエンマは魔封環の技を仕掛けるが、現在の仙水にはそれすらも通用しなかった。
さて、圧倒的な力の差をみつけられた幽助が、次にとる手段とは?(幽助~! 死なないで~!)

倒れそうです

月曜日の朝、会社へ行くために家を出て、コンビニで『ジャンプ』を買って、駅のホームのベンチに座り、いつも通り幽遊を読み始めた私は、それを読み終えた途端にパタリと『ジャンプ』を閉じ、白くなってしまいました。
そして、真っ白になったまま電車に乗り、電車を降り、会社への道を歩き始めたのですが、その時点でまだ私は真っ白でした。
けれど、トボトボと歩いているうちに、突然、胸が痛くなり、呼吸が苦しくなってきました。
胸が痛い。息が苦しい。どうしてなんだ。
とか考えたら、突然、哀しくなってきて、ふいにポロリと涙がこぼれてきて、そのまま歩きながら涙ぐんでしまいました。
もう、よっぽど家に逆戻りしようと思ったんですが、それでも仕事があるので、なんとか気を落ち着かせようと、時間稼ぎに会社の周囲をグルグルと歩いてしまいました。
そして、なんとか、平静を装い仕事を始めたのはよかったのですが、やっぱりちょっと気を抜くと、息が苦しくなってきて、頭の中、幽助のことでいっぱいになっちゃって、そのたんびに「私はやっぱり普通じゃないかも」とか真剣に考えてしまいました。
そして、いつもはその週の幽遊を最低でも20回は読んでいると思われるこの私が、今週に限り5回程度しか幽遊を読んでません。
そうなんです。
私は幽助が“死にそう”と思うだけで、こんな、とんでもない状態に陥ってしまうのです。
幽助は主役だから大丈夫! 絶対に死なない!
そう信じてはいても、“幽助か死んじゃいそう”と考えるだけでも、私はこれだけ哀しくなってしまうのです。
鴉さんや刃霧くんに死なれて寝込んだだとかいう話を聞いて、「それはおおげさだよぉ」と笑いとばしていた私でしたが、今はもう笑えません。
私はきっと、幽助が本当に死んだら、2日や3日は寝込んでしまうでしょう(飛影ちゃんでもそうなるだろうなぁ)。
いや、幽助をここまで好きになっているとは……私も想像だにしませんでした。
だけど、もうオタクと言われようが、馬鹿みたいと笑われようが、これだけはどうしようもありません。私は本当に倒れそうだったんです。本気で哀しかったんです。
幽助~! 死ぬな~! さっさと逃げるんだ~!
仙水さんと無理心中するのは樹さんとコエンマさまだけで十分だぞ~!(いや、コエンマさまが死ぬのも、それは哀しいでしょうが)
ああ、次号の幽遊を見て、「あんなとりこし苦労しちゃって、私ったら本当に馬鹿~」と、笑うことができるといいんですけど。

仙水の力

飛影ちゃんをあれほどに脅えさせる仙水(今回のでついに堪忍袋の緒がプッツンしました。今週からはもう呼び捨てにします)の力ってのは、一体、なんなんでしょうねぇ。
蔵馬だってあんなにあせってるし……。
だけど、蔵馬と飛影ちゃんは本当に強いだけに、自分より強い者を判断する能力にも長けているんですよね。
「え~ん。飛影ちゃんがそんな弱気なこと言って、どうすんのよ~! 今すぐ飛び出せ! 樹さんの結界なんてぶち破って、とっとと幽助を助けにいくんだ~!」と叫びまくってしまいましたよ。
そんでもって、「大体、桑原くんは結界を斬ることができるはずだろうが! うまくコントロールできないなんて言わせないぞ~!」と、桑原くんにまであたりだす始末で……もう、どうしようもないです。
まったく……いつのまに仙水はこんな力を身に付けたんでしょう。
樹さんを魅きつけるだけの力を、もともと仙水は持っていたんですけど、ここまですごくはなかったはずですよね(コエンマさまが驚いていたし)。プラス方向だろうがマイナス方向だろうが、強烈な“想い”は人を驚異的に強くするということなのかしら。
それにしても、仙水! 言ってることがわけわかんないぞ!
花も木も虫も動物も好きだから、全力で暴れられないとか言ってるけど、そんなもの人間界と魔界が結ばれて妖怪たちがうじゃうじゃ人間界にやってきたら、人間はもちろん、その花や木や虫や動物だってただじゃすまないぞ。
妖怪たちが花を愛でるのか? 虫の音に耳を傾けるのか? 動物愛護運動をするのか?
そんなわけないでしょ~。

コエンマさまの挫折

コエンマさまは過去に2回、魔封環の技を使っているそうです。
と、いうことはコエンマさまは魔封環を使っても死ぬことはないんですね。つまるところ、コエンマさまはその必要もないのに、仙水と共にみずからを魔界に封じ込めようとしたわけですか?
それって……コエンマさまは、本気で仙水と心中しようとしたということですよねぇ。
なによりも大事にしていた任務をほっぽりだし、みずからの命を犠牲にし、仙水と自分に罰をくだそうとしたということですよね。
だけど、たくさんのしがらみを抱え込んでいるコエンマさまが、そのすべてを断ち切ってでも、仙水の罪を償わせようとしたのに、そのコエンマさまのすべてをかけた魔封環も、仙水を止めるなんの役にもたちはしなかったという……。
これって……おそらくはコエンマさまの生涯最大の挫折ではないかと思うんですよ。
仙水を狂気にはしらせるきっかけをつくってしまったことを、自分のミスと認めたコエンマさまは、それだけでも相当な苦痛を感じていたはずなのに、仙水を止めることさえできなかったということで、自分の力の限界までをも思い知らされてしまった。
「一緒にいこう」とコエンマさまは言った。
一緒にいく必然性はなかったのに、それでも一緒に行かなければならないと、コエンマさまは思ってしまったのだ。
コエンマさま。仙水はきっと、幽助が止めるから。コエンマさまが選んだ幽助が止めるから。
そんなに哀しまないで。

幽助~!

コエンマさまやぼたんのからだってのは、つまりただの器だったんですね。
だから、コエンマさまは霊界ヴァージョンと人間界ヴァージョンではあんなに姿が違うんですね(確かに、人間界であんな子供が歩いていたら不気味である)。
それにしても、幻海師範の「うるさいね、納得しな」ってのはすごい! あんないいかげんな説明しといて、このいいぐさとは……(やっぱり、幽助とは似た者師弟なんだな~)。
ああ、だけどだけど……「おれはてめーが嫌いだ」って言った時の幽助か最高にかっこよいなぁ。
もう、どんな事態になっても、仙水にだけは強気の―于よね。
それと、コエンマさまを励ます幽助が素敵。いつのまにか幽助とコエンマさまの立場が逆転してしまったのね(幻海師範が死んだ時、幽助を立ち直らせたのはコエンマさまだった)。
なんか、例えが変だけど、「負うた子に背負われる」ってのは、こういうことをいうのかもしれないなぁ。
それでもって、幽助の強さに絶対の信頼をおいている桑原くんが、とっても愛しい。
蔵馬や飛影ちゃんはどうしても冷静な部分を捨てきれないから、幽助を絶対に信じてる! と言えないんだけど、桑原くんはちょっと違うんだよね。
天地がひっくり返ろうが、仙水がどんなに強かろうが、幽助はそれでも強い! 死なない! 負けない!
そうよ! 私も桑原くんと一緒よ! 心配症の蔵馬の言うことなんか信じないわ!(いや、蔵馬が信じられないというわけじゃないんですけど)
コエンマさまも蔵馬も飛影ちゃんも、もっと幽助を信じてあげて欲しいの。幽助をとっても心配してくれるのはうれしいんだけど、貴方たちが不安がるから私も不安になっちゃうのよ!(私を不安にさせないで~)
幽助は死なない! 絶対に死なない! 絶対に勝つ! 信じてるからね~!(とでも叫んでいなければ、浮上できない現在の私であった)

今週の冨樫先生のコメント
相変わらずの体調。思いきって、体全体をチェックしようと思う。結果はいかに…。

前説→幽遊のこと
後説→幽遊のこと・その2

tag : 幽遊白書

◆◇◆◇◆ 1993/11/07(日) ◆◇◆◇◆

『幽遊白書』 「究極の闘気!!」の巻 感想

今週の心の叫び
忍は危なすぎる~

不親切なあらすじ

仙水の主人格である“忍”は、究極の闘気といわれる“聖光気”をもって幽助を威圧する。
だが、その実力の違いを知りながら、コエンマの制止をも振り切って幽助は“忍”に闘いを挑もうとする。
さて、幽助のその自信の根拠とは?

“忍”の力

さすがに、あの樹さんがおっかけしてる(大笑)“忍”はただもんじゃありません。
なにがただもんじゃないって、涼しい顔して幽助に握手を求めておきながら、その次の瞬間には幽助の腹を無表情でドコドコ踏みつけにするあたりが、ただもんじゃない(はやくいえば、ただの危ないやつである)。
まったくまったくまったく腹がたつ!
ただでさえボロボロの幽助を、なにもあんなに徹底的に踏みつけにしなくったって~。
もう、どこまでも憎たらしいやつだわ(こうやって私は、どんどん仙水ファンを敵にまわしていくわけだな)。
そんでそこまでひどいことやっときながら、またまた涼しい顔で「よろしく」とはどういうこと?
ブラブラしてる幽助の手がすっごく情けなくって、おもわず「幽助~っ」とか涙目になりながらうめいてしまいましたよ(飛影ちゃんはどんな顔して、この光景をみつめてたのかねぇ)。
ああ、それなのにそれなのに……幽助か怒るとさっさと背を向けて「樹」とか言ってるし~。
それにしても、樹さんはかいがいしいねぇ。
今までもこうやって、樹さんは仙水さんの世話女房をやってたのかなあ……う~ん、なんていやらしいの(苦笑)。
仙水さんの服と腕のスペアをせっせと持ち歩いている樹さんは、考えるだけで……かっ、かわいい!
あの闇の手が仙水さんの世話をしている姿を見て、これが本当に樹さんの手だったらよかったのに~、とかヨコシマなことを考えてしまったのは私だけ?
仙水さんに服を着せる樹さん……すっごくいかがわしくって、おもわずうっとりしてしまうわ(なんだかんだ言って、不健全な話が好きですね、私)。
しっかし、大口開けてバカ笑いする仙水さんは、一体、なんなんでしょうねぇ。
ああしないと聖光気を発することができないとか……(だったら幽助には絶対に聖光気なんか身に付けて欲しくないぞ!)。
「もう休みたまえ」とか言ってる仙水さんは、すっごいハンサムさんなんだけどなぁ。

完全な仙水

欠けてたものが全てうまった完全な仙水さんてのは、一体、なんなんでしょうね。
私から見れば、欠けたとこだらけの仙水さんだけど、そんな欠けた部分を、仙水さんはそこにあてはめるべきでないもので埋めてきたような気がしますね。
で、完成予定図からは程遠い完成品ができたわけだけど、出来上がってしまったからには、それこそが完成品。図面なんてものはいわゆる机上の空論となってしまう。
そして、その完成予定図を描いたのはおそらくはコエンマさま。だけど、出来上がったのは、樹さんが描いた完成予定図と同じものだったというわけだ。
幽助は“何も捨てない”と決意した時に強くなったけれど、仙水さんは何もかもを捨てることで強くなった。
守りたいと思ったものを守りきるために強くなりたいと願った幽助に、欠けた部分はないんじゃないのかしらね。きっと、欠けた部分は桑原くんや蔵馬や飛影ちゃんが、きちんと埋めてくれるから。
だけど、何を守るべきかを見失ってしまった仙水さんは、今やどこにも守るべきものがない(樹さんが守るべきものになってあげられたらよかったのにね)。
では、欠けた部分を埋めてくれる者を持たない仙水さんは、一体、なにでそれを埋めたのだろうか。
多分、自分自身にしか頼ることができなくなった仙水さんは、自分自身で欠けた部分を埋めてしまった。それが、他の6人の人格というわけだ。
だから、欠けた部分をきちんと埋めた“忍”は、欠けた部分を持たないのだ。
だけど……それはあきらかに不自然。どこかに無理が生じてくる。
そうして仙水さんは、いつか戸愚呂のように自己崩壊を起こすだろう。本来、出せるはずのない力を、使ってしまった代償として。

幽助は負けない!

さて、あんな変な男はほっとくとして(仙水さんは、どんどん扱いがひどくなるなぁ)、とにかく、幽助はかっこいいのです!
手くせどころか足くせまで悪い幽助は、おしゃぶり(正確には魔封環)だって簡単に足で取り返してしまう。
おおっ、いいぞ幽助! パチパチパチと、おもわず拍子してしまったほど(だから、私は人前で幽遊が読めないんだよ)、あの幽助はかっこいい。
それでも、おもわずコエンマさまが「忍!!」と叫んでしまったのは、きっと幽助が負けると思ったからだね。
だから、幽助ではなく仙水さんを止めようとしたんだ。
だけどもう……現在の状況では、幽助も仙水さんもコエンマさまの部下では有り得ない。
コエンマさまには気の毒だけど、2人とも今は霊界探偵じゃなくって、ただ対立しあってるだけの男と男だから、コエンマさまの命令なんて何の力も持たないのだ(コエンマさま……怨むのなら、自分の人選を怨みなさいね)。
コエンマさまは立場的には幽助を応援しなきやいけないんだけど、心情的には2人とも応援したい……と言うよりは、2人とも応援したくないといったところだろうね。
それにしても幽助はどんどんワイルドにかっこよく、強くなっていく。
どんなにボロボロな姿も、どんなに痛々しい姿も、それが幽助であるのなら、私はどこまでも幽助か好き!
ああ……幽助、これ以上、私に好きにならせてどうしようっていうの?(笑)

今週の冨樫先生のコメント
インクを買いに出て、本だけ買ってきた。今度こそと家を出てゲーム買ってしまった。

前説→幽遊のこと
後説→幽遊のこと・その2

tag : 幽遊白書

カレンダ
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プロフィール

ひでみ

Author:ひでみ


職業はプログラマ。
主食はマンガとアニメ。


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