◆◇◆◇◆ 1994/01/30(日) ◆◇◆◇◆

『幽遊白書』 「それぞれの明日!!」の巻 感想

今週の心の叫び
生きててよかったね

不親切なあらすじ

幽助は人間界への帰還を選択し、事件に関わった者達は、それぞれの日常を取り戻した。
けれど、皆がそれぞれの“道”を選び取る中……幽助だけが“道”を選ぶことができない。

幽助の行く末

「帰ろうぜ、人間界に」と言った時の幽助の表情がひどく印象的でした。
なんとゆ-か……この子が、こんなに穏やかな表情を見せたことってあった? って感じ。
すごくやさしくて、静かで、どこまでも澄みきったまなざしで、「帰ろう」と幽助は言う。
あの時、幽助が見ていたのは、懐かしい人間界の風景だったんだろうか、それとも、仙水が恋こがれた、幽助の父祖の地でもある魔界の風景だったんだろうか……そんなことをふと考えてしまいました。
いつもの幽助なら、「40時間もありゃ充分!」とか言って、ご先祖様を探して魔界中をかけずりまわりそうなもんだけどね。
幽助は幽助なりに疲れていて、休息を必要としていたのかもしれないし、自分が魔界にとどまると言えば、きっとついてきてくれるであろう桑原くんや蔵馬のことをおもんばかったのかもしれないし(飛影ちゃんは人間界に執着があるわけじゃないからかまわないでしょう)、下手して戻れなくなった場合のことを考えてしまったのかもしれない。
幽助は魔族に生まれ変わってしまったけれど、人間として生きてきた14年間は消えたわけではないし、本人も人間をやめたくてやめたわけではないものね。
温子母さんと一緒の家庭生活、蛍子ちゃんや桑原くんと一緒の学校生活……どれもこれも、しがみついてでも守りたいものだし、蔵馬には志保利母さん、桑原くんには静流姉さんや慕ってくれる桐島くんたちという、しがみついてでも守りたいものがある。
幽助にはそんな大事なものを捨てることなんてできないし、蔵馬や桑原くんに大事なものを捨てさせるなんてことも、もちろんできない。
そして、すべてのしがらみをすでに捨て去ってしまって、幽助についてきてくれたコエンマさまのことだってある。
幽助はきっと、誰も何も捨てることができない。
それでもいつか、誰か(何か)を捨てなければならなくなった時、幽助は大事なもののランクづけをしなくちゃいけなくなる。
何もかもを取る! なんてことが許されなくなるような事態が、いつかきっとやってくる……その時、幽助はどうするんだろうね。
幽助には人間としての幽助がちゃんと残っていて、けれど、やっぱり魔族としての幽助も確かに存在していて……魔族の幽助は、狭い人間界なんかにはとてもおさまらない強大な力を持っている。
力を押さえて生きていくことは、魔族の幽助にとって苦痛であるに違いない。
本来、誰よりも自由であったはずの幽助は、今、さまざまなものに縛りつけられて生きている。
そして、そんな縛りつけるものたちを幽助は振り払うことができない。それは、その“縛りつけるもの”=“命よりも大事なもの”であるという、どうしようもない二律背反がそこに存在しているからだ(酷な表現だけどね)。
“何も捨てない”と宣言した幽助か、何かを捨てることを決断する時……それこそが、幽助の人生の最大のターニングホイントなのかもしれない。
私はラストの幽助のつまんなそ-な顔を見てたら、なんだかすっごく悲しくなってきて、おもわず涙ぐんでしまいました。
タバコをくわえて、ひざを抱えて、うつろな目をしてる幽助なんて……見たくなかったですよ、私は(そういえば、タバコくわえてる幽助って、何年ぶり?)。
いつも、わきめもふらずに走っていた幽助か、今、“道”を選び取ることができなくて、岐路で立ち止まり、うずくまっている。
今まで幽助は、まわりのトラブルに巻き込まれるという形で動いていた。ある意味、幽助の意志は完全に無視されていた。
けれど、幽助はこれから、自分の意志だけで“道”を選択しなけれほいけない。
かわいそうだよね。幽助はまだたったの14歳なのに、“自分はどう生きるべきか”なんて命題を、目の前につきつけられてるんだものね。
だけど、桑原くんも蔵馬も飛影ちゃんも、温子母さんも蛍子ちゃんも、幽助が幽助らしく生きることだけを望んでいると思うよ。
“人間の幽助”らしくではなく、“魔族の幽助”らしくではなく、“強くて、たくましくて、どこまでも自分勝子でわがままで、誰よりも自由な幽助”らしく生きていって欲しいと思ってると思うよ。
だからね、そのためになら、皆、なんだってすると思うんだ。たとえ幽助に捨てられても、幽助の道をふさぐ者にだけはなりたくないに違いないから。
つらいことになるかもしれないけれど、幽助には幽助の意志だけで、幽助の“道”を選んで欲しいと思うし、もちろん、その“道”を桑原くんや蔵馬や飛影ちゃんが一緒に歩いててくれれば、最高にうれしい!(せめて、飛影ちゃんだけでも……ってのが本音かも(苦笑))。
そんなこんなで、つまらなそうな顔してる幽助に飛影ちゃんが斬りかかり、幽助を立ち上がらせようとする、まるっきり『頭を冷やせ!!』的な展開になればいいのに~、とあいもかわらず幽助×飛影なシーンを期待してしまった私って……やっぱりしつこいでしょうか?
ああ、それにしても……幽助はどこに行くのかなあ……。

コエンマさまの処遇

コエンマさまはこれから、どうするんですかね~……というか、あれからどうなったんですかね~(霊界に戻ったのか、はたまた霊界に戻ることさえできなかったのか)。
コエンマさまは、どんな罪も受けるといったけれど、実際、閻魔大王さまは息子をどうするつもりなんでしょうか?(オシリ百たたきで許して欲しいものですね)
だけど、幽助に「最善を尽くした」なんて言ってもらえたから、きっとそれだけで、コエンマさまは満足よね。
幽助はコエンマさまが初めて見せた弱い部分をちゃんとみつめて、仙水に対する深い愛情がとらせた無謀な行動を“最善”と評してくれたから、どんなつらいことにも、コエンマさまは耐えられると思うの(いっそのこと霊界を飛び出して、浦飯家に居候しませんか?(笑))。

それぞれの道

やたらとうれしいシーンが統出した、墓掘り7人組、その後について、書いてみましょう。
最初は刃霧くんね。
刃霧くんてば、生きてたのね。
やっぱり、妖怪が人間を殺した場合はいかなる理由があろうとも重罪に処す、ってのを飛影ちゃんも考えたのかしらね。
飛影ちゃんが刃霧くんを殺さなかった理由なんて、それ以外に思いつかないんですけど……(飛影ちゃんは、大事な幽助を殺そうとした刃霧くんに情けはかけないと思うわ!)。
だけど、刃霧くんてばこんな大変なことに、ヒマつぶしでつきあってたの?(そんなことだろうと、思ってはいだけどさ)
ところで、刃霧くんと一緒にいた女の子は、一体、誰?
私は妹さんと解釈しているんです。恋人だとは思えないなぁ。刃霧くんて、恋ができるような体質には見えないから(神谷医師もだ)。
だけど、この女の子って、たったこれだけの出番なのにすごい存在感があるわね。
霊能力めいたものまで使っちゃうし、刃霧くんもこの子にはやさしいみたいだし、言ってることがいちいち鋭い。
それにしても、あんな死にそうな目にあっても、刃霧くんはやっぱりこりずにテロリストなやつでしたね(笑)。
しかし、刃霧くんてば、毎月20万を5年以上も仕送りし続けるなんて(これに自分の生活費も加えると、月収40万ぐらいは必要なんじゃないかと……)、どうやって金を稼いでたんだ?(刃霧くんぐらいかっこよければ、お金をくれる裕福なお姉さんには困らないだろうけど(笑))
で、お次は神谷医師ね。
神谷医師も……あいかわらずで、ちょっとうれしいかも(笑)。
人類を滅ぼすという夢を断念した神谷医師は、今度は人類を馬鹿にして生きる、というやり方で、世間をわたっていくことにしたらしいです。
刃霧くんはわりとストレートにピュアに“悪の道”を生きているんだけど(刃霧くんの将来の夢は弁護士か犯罪者だそうですから、きっと彼は立派な犯罪者になったのでしょう(苦笑))、神谷医師はしたたかにしぶとく“悪の道”を歩んでいくような気がします(だって、私の中では、刃霧くんはどこまでも“少年”だけど、神谷医師はいつでも“大人”なんですもの)。
で、天沼くんね。
この子は多分、自分を“特別”扱いすることで、自分の存在を主張していたんだろうけど、周囲に目をむけることになってようやく、自分はちょっと頭がよくてゲームが上手なだけの“普通の子供”であるということに気づいたのね。
この子はまだ幼いから、トうウマも結構、簡単なことで解消されちゃったりするの(刃霧くんと神谷医師は、その点、年をとりすぎたのね)。
“特別”じやなくていい、“普通”で充分なんだから、このまますくすくと育って、いつか自分を殺した時の蔵馬の苦悩を理解できるようになって欲しいと思いますね。
で、御手洗くん。
御手洗くんは、本当にいい顔をするようになったなぁ。
いつも脅えたような目をしていた御手洗くんは、月人くんに向かって宣言したように、“強くなる”努力を怠らず、いつか強くて素敵な大人になって、桑原くんがさしのべてくれたようなやさしくて力強い、誰かを救うことができる手を特つことができるようになるんだよね。
“黒の章”の記憶は消しようがないだろうけど、それでも御手洗くんは、人間を信じて生きていけると思うの(そういえば、もうすぐ御手洗くんの誕生日なのね)。
そして、最後に巻原……。
この“魔界の扉攻防編”で、一番、幸せなのは樹さんと書いたけれど、一番、不幸なのは巻原だと断言しちやうわ、私!
なんて……なんて気の毒なやつ……。

永遠の理想郷

さて、仙水と樹さんですね(なせ、前項に入れなかったのかといえば、彼らにはもう“道”はないからである)。
あやしい……最後まであやしいぞ、この2人……(といっても、あやしいのは樹さんだけか)。
ああ、誰も入ってこれないであろう亜空間で、もう動かない仙水を抱いて、もう答えない仙水に淡々と話しかける樹さん……ううっ、こんなにけなげなやつだったのね。知らなかった)。
樹さんだけが仙水を見ることができる。樹さんはこれから、好きなだけ仙水を抱きしめることができる。誰も2人を引き離さない。誰も2人に干渉しない。いつまでもいつまでも2人っきり。
そして……仙水はこれからは永久に“忍”なの“カズヤ”でも“ミノル”でも“ナル”でもなく仙水は樹さんが一番、好きな“忍”であり続けるの。
これはもしかしたら、樹さんの理想の状況なのかも~、とか考えたら、ちょっとこわくなっちゃいました(私か深く考えすぎるのか?)。
結局、樹さんは死んだ仙水しか手に入れることができなかったのね。
10年以上も誰よりも近くにいたのに、仙水は死ななければ、樹さんだけのものになってあげなかったのね。
どうせ、生きてる時も樹さんだけを見てはいなかったんだから、生きてても死んでても、樹さんにとっては大差ないのね。
私は先号で書いたことに確信を抱いちゃいました。
絶対に樹さんは仙水に永久に片想い!
仙水と樹さんの純愛両想い路線の方から苦情が出ても、絶対に樹さんは片想いよ! こればっかりは曲げられないわ!(すっごい強気な発言)
だって、仙水ってば樹さんに痛みを訴えることさえしなかったっていうのよ(樹さんにとって、仙水とは“忍”のことなのである)。これって、10年以上も一緒にいる者に対して、すっごく失礼だと思うわ。最後まで仙水は樹さんに、弱みをみせなかったってことだからね(“ナル”に泣きつかれてもねえ……)。
だからね、やっぱり樹さんは仙水に片想いだったの(……しつこい)。
これから樹さんは1人っきりで、仙水との永遠の“理想郷”の中で生きていくのね。
さびしくてせつない“理想郷”だよね。

はじまりのおわり

飛影ちゃんはやっぱり、寝てる間に勝手に人間界に連れ戻されちゃったのね。
ちょっとすねてるけど、本気で怒ってるわけじゃないあたり、やっぱりこの子、幽助たちと一緒にいることができてうれしいんだね。
それにしても、飛影ちゃんが持っていたあのテープは、もしかして“黒の章”? 一体、どこからどうやって手に入れたわけ?
それでもまあ……幽助はちゃんと約束を守ったってわけね。偉い!
蔵馬も秀一くんに戻れて、本当によかったわ。
長く妖狐さまの姿でいると、人間を続けることが難しくなる、ってなことが『幽遊解体新書』に書いてあったから、ちょっと心配だったの。
それと、幽助の髪を私の希望通り蔵馬が切ってくれたのもすっごくうれしかった(笑)。静流姉さんが切ってくれるってのも考えたんだけどね。
やっぱり、幽助はこの髪型でなくっちゃ!
ああ、それにしても、どこまでも収拾がつかなくなるんじゃないかと、一時期、本気で心配した“魔界の扉攻防編”が本当に終わったんですね。
うれしいシーンもたくさんあった。哀しいシーンはもっとたくさんあった。いろんなことを考えさせられた。何回も泣かされた。とにかくエネルギーを消耗するシリーズだった。
そして、今回でようやく一段落。
皆はそれぞれに決着を着け、それぞれに新しい一歩を踏み出していく。
いろいろと問題は残されているけれど、私が心底、思ったのは、月人くんが生き返って、本当によかった。刃霧くんが生きてくれてて、本当にうれしかった。そしてそして……どんな姿になろうとも、幽助が生きているという現在の状況に、私は本当に満足している。
生きていてくれれば、それでいい。
これからいくらでも“道”が選べる。やり直すことができる。
だから、一抹の不安を覚えながらも、私はこの結末に満足している。
これはきっと“はじまりのおわり”で、これからまた幽助たちはひどいめにあって、また誰かが傷ついて泣くことになるんだろうけど……とりあえずは「冨樫先生、ご苦労さまでした。新シリーズを楽しみにしてます」と言いたいです。
余談ですが・・・…次号予告の『意外な訪問者』というのを見て、“訪問者”ってのは雪菜ちゃんのことね。きっとそうね。そうであって欲しいわ。
雪菜ちゃんにして! 冨樫先生、お願い! と叫んだのは私だけ?(飛影ちゃんと雪菜ちゃんの問題を、1日も早く片づけて欲しいのよ、私は!)

今週の冨樫先生のコメント
No.3・4の幽遊名場面コンテストへのたくさんの応募ありがとう。1枚1枚読んでます。

前説→幽遊のこと
後説→幽遊のこと・その2
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◆◇◆◇◆ 1994/01/23(日) ◆◇◆◇◆

『幽遊白書』 「仙水の遺言!!」の巻 感想

今週の心の叫び
死んだんですね……

不親切なあらすじ

仙水は悪性の病巣におかされ、後半年の命と、神谷医師に宣告されていた。
幽助に倒された仙水は、自分の真の望みは、魔界の扉を開けることではなく、魔界で死ぬことだったと語り、絶命する。
そしてそのまま樹は仙水の亡骸と共に、亜空間へと消えてしまった。
一方、幽助は自分を操り、仙水との勝負に横やりを入れた、自分の先祖であるS級妖怪を探し出し、対決しようと考える。

とりあえず現実逃避

今回、表紙がめちゃめちゃ可愛いですね~。
いや~、肉にガブリとかみついている飛影ちゃんが信じられないくらい可愛い!(というよりも、今週は飛影ちゃんの扱いがとことん悪いので、扉絵を見て心慰めているといった方が正解かもしれない)
後ろでなかよししてる妖狐さまと桑原くんも超かわいいなあ。ああ、久しぶりにかわいい表紙が見られて、私はうれしいです。
この4人は、どんな場所でもたくましく生きてっちゃうんだろうね。そうよ、4人一緒なら、どんなところでも楽しく生きていけるわ。そうに違いないわ(それにしても、やっぱり桑原くんだけが先に老いるのかと思うと、哀しくてしかたがない)。
だけど、月人くんは生き返ることができたんですね。本当によかったです(さすがに反省しているようで、神妙な表情してますね)。
コエンマさまってば、仙水の尻ぬぐいをしながら歩いてたのね(笑)。けれど、仙水はそれを計算に入れていたそうですから、コエンマさまも信頼されているというか、なんというか……。
月人くんが生き返ったんだから、刃霧くんも……と言いたいところですけど、魂が抜けちゃっただけの月人くんと違って、刃霧くんは心臓を一突きですからね~。やっぱり難しいんじゃないかと思います(巻原にいたってはアレだもんね~。絶対に無理だと思うわ(笑))。
そういえば、ただの器と知っていても、ぼたんのからだに上着をかけてあげる海藤くんと柳沢くんは、なかなかの紳士だと思いませんか?(幻海師範がやらせたのかもしれないけど)。
だけどだけど……やっぱり、長髪の幽助にはなじめないの~。いくら前髪おろした幽助か好きな私でも、あれは好きじゃな~い!
できれば蔵馬に幽助の髪を切ってもらいたいな。うん、なかなか楽しいシチュエーションだわ。
あと、目をさました飛影ちゃんが、「なんだその髪は、うっとうしいぞ」とか言って、幽助の髪をひっこぬこうとしてね、「わーっ、やめろ。痛ぇだろうが」「なんだ、これは本物か」「あったりめえだろ! 誰が好き好んでこんなかつらかぶるっていうんだよ!」「なんで、こんなに髪が伸びたんだ?」「そんなこと、おれの方が聞きてぇよ!」とかいう、うっとり~なシチュエーションもいいな~(どこまでもストーリーを幽助×飛影にさせようとするけなげな私(苦笑))。

仙水の死

で、一応、ほのぼのとしたことを考えて、現実逃避をはかったわけなんですが……やはり、本題に入らざるを得ませんね。
ええ、仙水は死にました。
これはもう、とんでもないフェイントだと思います。
3ケ月(ぐらいやってたと思う)もかけてあんなに派手に戦って、幽助を殺して、桑原くんを泣かせて、蔵馬を哀しませて、飛影ちゃんを苦しめて、コエンマさまを追い詰めて、あちこちに迷惑をかけて……その結末が、これですか?
もう、仙水ってば、人の迷惑かえりみず、なんてことしてくれんのよ~!
ああ、魔界で死にたいなんていう、たった1人の人間のわがままが、人間界を危機に陥れ、魔界に騒乱のネタを植え付け、霊界までをも動かしただなんて……考えるだに情けない。
そんなところまで追い詰められてしまった仙水は、そりゃかわいそうな人だと思う。そうせずにはいられないほど深い傷を負ってしまったことについては、ものすごく気の毒だと思う。
だけどね、そんな私情に巻き込まれ、ひどいめにあわされた連中の方が、よっぽど気の毒だと私は思うの。
非難を承知で言いますけど、仙水はどこかでひっそりと死んじゃえばよかったのよ(むちゃくちゃ乱暴な意見だな……)。
1人がさびしいのなら、樹さんを連れていけばよかった。樹さんなら連れていってもいい。樹さんはそれを承知するだろうから。
で、百歩ゆずって、コエンマさまになら迷惑をかけても許せると思う。コエンマさま自身が、仙水の罪は自分の罪でもあると信じこんでいるから(けれど、コエンマさまも全知全能ではあり得ないのだから、コエンマさまにミスはあっても罪はない、と私は思っている)。
だけどね、幽助たちが何をしたっていうの?
たかだか同じ霊界探偵という仕事を請け負っていたというだけの、なんの面識もない子を、あんなに苦しめる権利が、仙水のどこにあるっていうの?
権利だとか常識だなんて、仙水も樹さんも気にもとめなかったに違いないけど、私はこだわっちゃうわ。
だって、絶対に仙水よりも幽助の方が、私にとっては大事なんですもの!!!!!
ああ、幽助たちってば、飛び降り自殺した人の下敷になって死んでしまった人と同じくらいかわいそうよ。
どこまでも振り回されたあげくに、なんの謝罪の言葉もなく、なんの責任もとってもらえずに、仙水に死なれてしまっただなんて……。
幽助ならずとも、とっとと生き返って、この始末つけてくれよ! と言いたくなるわ(飛影ちゃんが目覚めて、仙水が死んだと知ったら何と言うか……)。
そんなわけで今の私は、仙水に対して怒るだけで、その死を哀しむ気になれません。
そんなこと言わずに、仙水の死を悼んであげなさい、という方もいらっしゃるでしょうが、私はやっぱり、幽助を殺し、飛影ちゃんを泣かせた仙水が許せないのよ~(桑原くんを殺し、幽助を泣かせた戸愚呂は許せるのに、幽助を殺し、飛影ちゃんを泣かせた仙水は許せないあたり……)。
そうよ! 誰がなんと言おうと、私は仙水の選択を認められないわ!!(今、私は幽助が殺された時なみに怒ってるんです)

仙水の望み

とまあ……ひとしきり、仙水のことを怒った後でなんなんですが、仙水のことを冷静になって考えてみたいと思います。
仙水の死を“自殺”と評した後で言うのも変ですが、実のところ私は、仙水は人類全員との“心中”を狙っているんだと、ずっと思っていました。
で、今週の幽遊を読んで、仙水が狙っていたのは、実は“尊厳死”だったのかもしれないと思いました。
仙水は自分の死に場所を自分で選び、そこにたどり着くために大変な努力をし(それが負の方向への努力であろうとも、その執念にだけは敬意を表したい)、結局は望みをかなえることができたわけですからね。
生まれた場所を間違えた、と思っていたらしい仙水は、死ぬ時ぐらいは自分が選んだ場所で死にたかったのかもしれない。
生まれてから何一つ、自分の望みはかなわなかった、と思っていたらしい仙水は、死ぬ前に一つぐらいは、みずからの望みをかなえたかったのかもしれない。
すると、幽助にふっとばされた時の、仙水の二ッという笑みは、“おれの思い通りの結末になったぜ”という満足の笑みだったのだろうか。
魔界に来ることができた。幽劾のおかげで初めて楽しく闘うことができた。そして、その魔界で“病気”に殺されるのではなく、“闘い”の中で死んでいける……それは、すべて仙水が書いた理想のシナリオに沿ったストーリー展開だったのかもしれない。
やはり仙水は、この“魔界の扉攻防編”の“ゲームメーカー”であった、と私は思うのだ。
シナリオを書き、コマを配置し、派手な演出を加え、劇的な自分の思い通りのエンディングを飾る……それだけの仕事を仙水は1人で成し遂げた(樹さんさえもそのシナリオづくりには参加できなかったに違いない)。
それは仙水自身の命をもコマとし、人間界、魔界、霊界の3界を舞台とする壮大なゲームだった。
勇者とその仲間は、いくつものトラップやダンジョンを突破し、敵を討ち倒し、死と絶望を乗り越えて、ゲーム世界の“神”である“ゲームメーカー”をも殺してしまう。
そして、今、“ゲーム”は終わり、その演出に利用されたコマもアイテムも使い捨てにされたのだ(ところで“黒の章”はどこに消えたの?)。
仙水にとって、しがみついてでも守りたいものはなんだったんだろう。命と引き替えにしてでも失いたくないものはなんだったんだろう。
仙水の愛情はどこに注ぎこまれていたんだろう。
人生を自分の望む形で終わらせたことにより、仙水は幸せになることができたのだろうか。
自分自身の人生を、意に染まない方向に進められてしまった仙水は、自分がつくりだした“ゲーム”の中で右往左往する連中をみつめながら、他人を自分の意のままに動かす快感に身を浸していたのだろうか。
仙水は何も語らずに死んでしまったので、私はたくさんの疑問に、頭をかかえこんでしまう。
仙水はどこまでもわがままで、強大な力を持っただけの子供で、幸福になるための努力のしかたを知らない馬鹿で、そのくせ樹さんやコエンマさまを魅きつけてしまうほどの、純粋で美しい瞳を持つ者だった。
誰が諸悪の根源かと問われれば、仙水であると私は断言する(多分、樹さんじゃない)。
仙水にとって、人間界は生きるに厳しい世界であったけれど、人間界が仙水を中心にまわっていない以上、それは誰にもどうすることもできない。
そんな境遇に追い込まれてしまった彼に、不運だったね、と同情してあげることもできるけれど、そんな自分を傷つけるばかりの世界が気にくわないからと、自分を中心にまわしてしまおうだなんて暴挙は、やっぱり私は許せない。
飛影ちゃんはきっと、幽助があのまま生き返らなかったら、世界で一番、不幸なやつになっていた。それは蔵馬も桑原くんも同じこと。
自分が不幸だからといって、まわりまで不幸に巻き込むなよ! だったら、自分も幸福になってやる、とか考えろよ!
ああ、なんてうっとうしいやつ。仙水の馬鹿ヤロ~!(結局、最初の幽助たちが気の毒、に話が戻ってしまった)。
人間嫌いになってしまった仙水は、人間である自分までをも嫌悪してしまった。
妖怪に転生した戸愚呂が、人間であった自分に未練を残していたのとは正反対に、人間であり続けなければいけなかった仙水は、妖怪になることができれば、もっとマシな生き方ができたのに、と思い込んでしまったのかもしれない。
すべてをきっちりと色分けしなければ気がすまなかった潔癖性の仙水は、“善”と“悪”が混在して、見分けすらつかない人間界よりも、純粋に“悪”のみで成り立っている魔界の方が、よっぽどすっきりしてて気持ちいいと思ったのかもしれない。
世界は仙水にやさしくなかったけれど、世界にやさしくしてあげれば、いつか世界もやさしくしてくれると、私は信じたいんだけどなぁ。

樹さんの望み

で、仙水が人類全体との“心中”を狙っていると思っていたと先に書いたんですが、樹さんは仙水との“心中”を狙っていたんだけれど、まあ、それが仙水の望みなら、仙水に1億や2億の人間という“付録”がついてきてもかまわないだろう、と考えていると思っていました。
結局、私の中の樹さんは、仙水のことしか考えられない、どこまでも仙水に一途なやつだったんですね。
しかし、仙水と樹さんは心の底では両想い(大笑)だと思っていた私ですが、今週の展開を見て、もしかしたら樹さんの片想いだったのかもしれないと、考えをあらためてしまいました。
だって、樹さんにとっては、仙水だけが必要なもので、仙水だけが欲しかったのに、仙水は樹さんさえいればそれで満足なんてことは絶対になくて、何か他のものを欲しがっていたみたいなんですもの。
自分も仙水のコマの1つである、と言い切っていた樹さんは、本当に“ただのコマ”という位置に満足していたのかしら?
けれど、仙水の寿命が残り少なくて、その最後をみとるという仕事を請け負っていた樹さんは、最終的に仙水を乎に入れるのは自分だという確信があったから、その途中経過がどうであってもかまわないと思っていたのかもしれない。
仙水の亡骸にコエンマさまが近づくことさえ許さなかった樹さんは、最後の最後に仙水の完全な所有権を主張したようにも見えます(独占欲だね~。コエンマさまに対抗意識、燃やしてどうしようっていうのよ)。
樹さんはこれから、自分の“テリトリー”である亜空間で、仙水をみつめながら長い長い時間を過ごすんでしょうか?
仙水は死んだのではなく、ようやく于に入れることができた安らかな時間の中で、眠っているだけなんでしょうか?
休むことさえ許されなかった仙水の魂は、樹さんがつくりあげた2人きりの世界の中で、幸福な夢を見ているのでしょうか?
それにしても、この“魔界の扉攻防編”(次回からは“魔界放浪編”にでもなるのか?)で、幸せになれたのは、おそらくは樹さんだけですね。
いや、樹さんは絶対に幸せですよ。仙水を永久に独り占めですからね(最後まであやしいやつだったわ)。

幽助の決断

幽助ってば、見知らぬご先祖様にからだを乗っ取られるわ、仙水に勝ち逃げされるわ、髪は抜けないわ(潮は抜けるのになあ(笑))、全身の紋様は消えないわで、ふんだり蹴ったりですわね。
こうなったら、唯一の怒りのぶつけ場所であるご先祖様を探し出して、喧嘩をふっかけるしかないってのはわかるけど……できれば、魔界には留まって欲しくないなぁ(だって、温子さんや蛍子ちゃんがかわいそうだよ)。
飛影ちゃんは元から魔界に戻りたがっていたから、まあいいとしても、蔵馬と桑原くんはどうするんでしょうね。
幽助と行動を共にしたいだろうけど、志保利母さんや静流姉さんや桐島くんたちを見捨てるわけにもいかないと思うんだけど……。
そういえば、コエンマさまはどうするのかしら?
もしかして、本気で任務や立場や閻魔大王さまを捨てて、幽助についていくつもりかしら……。
う~ん。コエンマさまはあんまり強くないようだから、魔界で生き残れるのかがとっても心配(幽助が責任もって守ってくれるのかなぁ)。
それにしても、幽助のご先祖さまってどういうお方なのかしら……とんでもないブ男だったりしたら、私、泣きますよ(幽助にそっくりだったりしたらコワイ)。
樹さんは「別の敵をみつけ、戦い続けるがいい」なんて捨て台詞を残して消えてしまったけれど、幽助たちだってね、別に好きでこんな苦しいことやってるわけじゃないと思うのよ。
そりゃ、喧嘩は好きだけれど、命の奪いあいなんて絶対に好きじゃないと思うのよ。
ああ、これから幽助はどうなっちゃうの?
幽助~! 私は貴方がどこまでもつっばしっていって、飛影ちゃんや蔵馬や桑原くんを(そして私たち幽遊ファンを)見捨てて、どこかとんでもないところにいっちゃうんじゃないかと、不安でしょうがないのよ~(やっぱり、こんな事態を呼び起こした仙水が許せないですう)。

今週の冨樫先生のコメント
93年クリスマス前に何とか仕事が一段落といってもやることは一つ。ゲームざんまい。

前説→幽遊のこと
後説→幽遊のこと・その2

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◆◇◆◇◆ 1994/01/16(日) ◆◇◆◇◆

『幽遊白書』 「恐るべき覚醒!!」の巻 感想

今週の心の叫び
幽助が潮になっちゃった!!

不親切なあらすじ

幽助の中の魔族の血が完全に覚醒した。
髪を伸ばし、全身に奇妙な紋様を浮き出させた幽助は、すさまじい力で仙水を倒してしまった。
自我を取り戻した幽助は、それを不服として仙水との再戦を望むが、そこに樹が現れ、仙水はあと半月足らずの命だと言う(わけわからん)。

幽助の変身

さすがにやってくれますね、冨樫先生。
幽遊ファンに“平穏”の2文字はない、という私の期待に、年始め早々から応えてくれるとは……。
私はあれを見て、椅子からころげ落ちそうになりました(……これは本当……はずかしいヤツ)。
うお~っ! 幽助はどこ~! どこにいるの~!
まさか……まさか……この……冨樫先生ヴァージョンの潮が幽助……ですね、やっぱり……(苦笑)。
幽助が死ぬよりこわいことはないと思っていたけど……あったんですねえ、ちゃんと。
幽助がいなくなることよりも、幽助が幽助でなくなることの方がこわいです。死んでる幽助を見るのは絶対に嫌だけど、生きている幽助じゃない幽助を見るのはもっと嫌です。
ああ、本当にこわかった(今でもこわいけど)。
飛影ちゃんが眠っているのがすっごく残念ね。飛影ちゃんが起きて、あの幽助を見たらなんて言うのか……今から楽しみだわ(笑)。
で、さっきから言ってる“潮”のことですけど、一応、ご説明をいたしますとね、藤田和日郎先生が描かれている『うしおととら』という『週刊少年サンデー』に連載中の妖怪格闘マンガがございましてね(これはすっごくおもしろいので、読んでいない方は読んでみて)、この主人公の“蒼月潮”って男の子がね、“獣の槍”という武器を持つと髪がギュワーンと伸びて、むちゃくちゃ強くなっちゃうんですよ。
で、その潮の髪の伸び方が、今回の幽助そっくりなの~(正確には幽助が潮に似ているというべきだろう)。
ああ、幽助と潮ってば、年齢も同じだし、わけわからんうちに妖怪退治をさせられているという現在状況も似てるし、むちゃくちゃかっこいいところもそっくり!(おまけにアニメになった時の声優さんまで同じだったりする)
なんだかな~。

魔族の幽助と人間の幽助

すべての幽助ファンがそう思っているんじゃないかと思うんですが……幽助は一体、どうなってしまうんでしょう?
妖狐の蔵馬と人間の蔵馬ってのは、姿もまったく違うし、性格やら言葉使いも微妙に違うけど、そんなに違和感てのはないんですよ。
それはやっぱり、蔵馬と南野秀一の根本的なものが同じだからだと思うし、本人がそれを自覚して、きちんとコントロールしてるからだと思います。
だけど、幽助のは違うんだよね。
幽助の中に存在する魔族の幽助ってのは、人間の幽助とはまったく違う人格だよね。
コントロールもまったくできないし(そのうちできるようになるのか?)、本人がそれを認めていなくて、「あれはオレだけどオレじゃない」とか言っている……つまり、二重人格なわけなんですよ。
いや~、七重人格者の仙水に対抗するためには、幽助も二重人格ぐらいにはならなくっちゃ……ってか?(シャレにならない)
幽助が人間として死に、魔族として生き返った時、幽助が幽助であるのなら、人間だろうが魔族だろうが、やっぱり大好き! と思ったけれど、さすがに幽助の中の魔族だって大好き! と言える自信はないです……私。
いや、あの存在を幽助が受け止めて、認めて、これだっておれの一部だ! と宣言するのなら、考えないでもないですけどね。
幽助が否定する限りはあれは幽助じゃないから、私は幽助の中の魔族は好きになれないです。
え~ん、幽助のからだを乗っ取るんじゃな~い! あのかっこよくて、かわいくて、愛しい幽助を返せ!

不本意な勝利

なんだかんだ言っても、やっぱり幽助だなぁ、と思って安心したのは、幽助の中の魔族にやられてボロボロになってる仙水に向かって、「今のはナシだ!」なんてとんでもないことを幽助が言った時。
そんなわがままというかむちゃくちゃが、幽助らしさを感じさせてくれて、なんだかすっごくほっとしてしまった。
そうね。幽助は自分以外の力で勝ち取った勝利を喜ぶほど、頭のいいやつじゃないよね。
それも、その相手が仙水ならば、なおさらのこと、自分自身の力だけで倒さなければ気がすまないよね。
しかし、桑原くんもコエンマさまも冷たい。二人とも飛影ちゃんをほっぽりだしている……(落ちたらどうしてくれるんだい)。
もっとも、桑原くんは激変する現在状況に頭がおいついていかなくてパニック状態だし、コエンマさまも幽助と仙水のことしか考えられない状態みたいだから、しょうがないといえばしょうがないのよね。
幽助がせっかく仙水をやっつけてくれたのに、顔をひきつらせ冷汗を流しているあたりに、やはり仙水のことを見捨てることができないコエンマさまの本心を、かいまみたような気がします。
そういえば、桑原くんのタフさかげんもすごいなあ……幽助にあんなにハデにふっとばされて、次のコマではもうピンピンしてる(笑)。

仙水の命

幽助が潮に見えると思ってたら、突然、現れたズタボロの樹さんが、紫暮おじさまに見えました(紫暮おじさまというのは潮の父親で、すばらしく強くてかっこよくてシブい方なのよ)。
一体、なんだって樹さんはあんなボロボロになっちゃったんでしょうねぇ。
結界を越えるところで、特防隊と一戦、交えたのかしら?(なにせ、樹さん自身はあんまり強くないそうだから)
それにしたって、いきなり現れて「仙水はあと半年足らずの命だ」とか言い出すんだもんな~。
もう、わけわかんないですよ。
幽助にふっとばされた時、ニッと笑ってみせた仙水は、その時、何を考えていたんだろうね。
もしかしたら仙水も、仙水なりに決着をつけたかったのかもしれない。それがどんな形であれ、決着がつかないままの終焉を迎えるよりはずっとマシだと思っていたのかもしれない。
だけど……いきなり死にそうにならないで欲しいよなぁ。幽助だって、どうしていいのかわかんなくなっちゃうよ(勝手に喧嘩ふっかけてきて、勝手に死んじゃおうっていうんだからさ)。
ああ、来週の幽遊がオソロシイ。

今週の冨樫先生のコメント
何もない一週間でした…………………………………………………………………………。

前説→幽遊のこと
後説→幽遊のこと・その2
◆◇◆◇◆ 1994/01/04(火) ◆◇◆◇◆

『幽遊白書』 「ケタ違いの闘い!!」の巻 感想

今週の心の叫び
幽助は元気!!

不親切なあらすじ

強くなりすぎた力を、うまく制御することができない幽助。
だが、そのありあまるパワーは、仙水にすら対抗できうるものだった。
とてつもない闘いを繰り広げる幽助と仙水。そして、それを見守る桑原、蔵馬、飛影、コエンマ。
そして……幽助のからだに新たなる異変が起ころうとしている。

新生・幽助の実力

なんだか、今回の幽助、ロリってません?
「あれ!? はずれちまったぞ」って言うところとか、プーに命令してるとことか……なんだか、妙に愛らしい!
生まれ変わって、ついでに若返ったのか? 幽助!(大笑)
ところで、幽助の霊気が妖気にすりかわってしまった現在、“霊丸”は“妖丸”になるんでしょうか?(すっごくマヌケ)
むちゃくちゃ気になるんですけど~。
にしても、幽助が余裕しゃくしゃくで、いかにも楽しそうに闘ってますね。なんか、殺気だったところがまるでなくて、フルパワーで闘えるのが、うれしくてしょうがないって感じよ。
幽助だ~。幽助か帰ってきたぞ~! って感じがして、私はとってもうれしいです。
幽助にはあんまり殺気だった闘いはして欲しくないものね。
このまま強くなっていったら、人間界では闘えなくなっちゃうね。砂漠とかでしか本気では闘えないわよ。
しかし、幽助ってばご先祖さまの記憶まで受け継いでいるのか……なんだかなぁ。
ああ、それにしてもあのラストシーンは、ちょっとコワイです。冨樫先生……これ以上、幽助をいじめないでくださいね~。

観戦者たち

蔵馬はちょうちょさんになってしまいました(大笑)。
桑原くんは特等席で観戦に熱中しています。いや、よかったですね。幽助の元気な闘いを再び、見ることができるようになって。
飛影ちゃんといえば、その横でグースカ寝ておりますね。あいかわらず寝顔がプリティでうれしいですね。
飛影ちゃん、幽助が闘ってるんだ! ちゃんと目を開けて見てなさい! というのは、ちょっと気の毒でございますかね、やっぱり。
だけど、飛影ちゃん、寝惚けてプーちゃんの背から転げ落ちたりしないのかしら……。コエンマさまが支えてくれるのかもしれないわね。
飛影ちゃんを抱えるコエンマさま! どうしましよう……禁断のコエンマ×飛影ですか?(そういえば、コエンマ×飛影って聞いたことがないなぁ)

幽遊解体新書

今号の『ジャンプ』は、幽遊の本編よりも特別企画の『幽遊解体新書』の方がインパクトがありましたわね。
なんだか、情報が多すぎてクラクラしてます。
樹さんはB級の下位妖怪だったんですか……あんまり強くなかったんですね(苦笑)。どうりで仙水にあっさりと負けたわけね。もっとも、いざとなれば亜空間に逃げることができるわけですから、そんなに強くなる必要性はなかったのかもしれません。
で、謎だらけの刃霧くんは、暗い家庭環境で育った16歳だそうです(高校生だったのね、やっぱり)。父親に虐げられている刃霧くんて……想像するとちょっと冷や汗が……。
いや、刃霧くんて、暴力をふるわれても、黙ったまま冷めた瞳でじーっと父親をみつめてそうな雰囲気があるんですよ。それって、父親としても恐いじゃないですか……。で、「なんだ、おれを馬鹿にしてるのか!」って感じで、さらに暴力がひどくなる……と、そんな想像をしちゃったんですね。おまけに将来の夢が弁護士か犯罪者ってのが泣けるわね。
この子って、善悪に関して、ちよっとかわった価値観を持ってるような気がしますものね。なんだか潔癖症な感じもするし(仙水とそこらへんで共鳴したのかもしれない)。
仙水って、5人の能力者それぞれを、それぞれの個性にあわせて、実にうまく口説いているよね。
だから私は、仙水が刃霧くんをどうやって口説いたのかを、是非、知りたいです(巻原もだ)。
で、次は仙水の7つの人格についてですね。
“ナル”ちゃんはともかく、まかない役の“マコト”くんてのは笑えますねぇ。炊事、洗濯等の家事はすべて樹さんがやってると思ってたのに~。
もしかすると、樹さんの食事とかもこの子がつくってたわけ? うわあ~っ、樹さんの世話をする仙水! ますます樹×仙水になってしまいますよ。
ああ、なんだか本当に情報が多すぎて、考えがまとまらないので、今回はこれくらいにしておきましょう。
だけど、最後にひとつ……冨樫先生……お願いですから、飛影ちゃんと雪菜ちゃんの件だけは、決着をつけてくださいよ。これだけはもう絶対にお願いします(いや、いじめられてる飛影ちゃんを見てるのも楽しいんだけどさ)。

今週の冨樫先生のコメント
ただ今外と部屋の温度差20℃以上。夏も嫌いだったが冬も嫌いだった。早く春よ来い。

前説→幽遊のこと
後説→幽遊のこと・その2

tag : 幽遊白書

カレンダ
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ひでみ

Author:ひでみ


職業はプログラマ。
主食はマンガとアニメ。


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