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◆◇◆◇◆ 2007/08/25(土) ◆◇◆◇◆

『おおきく振りかぶって』 第48回 「5回戦・7」 感想

対美丞戦、1点負けてるところで迎えた6回裏の西浦の攻撃は、1点も取れずに終了。
ナイバッチ水谷の強運もネタ切れらしい‥‥って、せっかくの2安打を「強運」で片付けちゃ悪いね。
自分の失敗で回が終わっても、誰も怒ったり責めたりしないので、三橋、感激!!
でもまぁ、基本、三橋に点を取ってもらうことを誰も期待してないだけでは?(笑)
ていうか、打席でバット構えて何もしない方がいい、くらいのもんらしい。
まぁ、その方がケガやら体力の消耗やら心配せずにすむもんね。ましてやその結果、負けてる時に余計なアウト増やされたんでは、モモカンのボヤキも当然だ。
それにしても「気にかけてもらえるのは、投げてアウト取れるから。みんな、阿部君のおかげだ!」という、あいかわらずネガティブだけど妙な前向きさも感じる三橋の思考回路。
いや、西浦のみんなが三橋にやさしいのは、三橋がピッチャーが好きで、もっといい投手になるための努力を怠らず、野球に関して一切の手抜きをしないからだと思うんだよ。
三橋はどうしてもそこんとこが根本的に理解できない、っていうか、そういう発想そのものがゼロっていうか‥‥。
たまに、「じゃあ、三橋が阿部のことを好きなのは、阿部がいいキャッチャーだからなの?」と訊いてみたい衝動に駆られる(苦笑)。

倉田はすでに2人も病院送り(?)にしているらしい‥‥。
誰も倉田を表立って責めてはいないようだけど、その不自然さに周囲が気づかないわけがない。
多分、わざとやってるわけじゃない勝ちたい気持ちが行き過ぎちゃってるだけだ、と思いたがってるだけなんじゃないかな?
チームの勝利のためにやった、という言い分が通らないことは、倉田も重々承知している。
それでも、正捕手になりたかった?
そして、割り切ったつもりでやってみたら、自分がそれに耐えられないことに気づいた?
がんばる方向間違え過ぎてる~。
ていうか、この場合、呂佳さんが一番悪いと思う!
大人なんだから、子供にこんなトラウマ抱えさせちゃダメだよ。
でも、考えようによっては、呂佳さんこそが、トラウマから脱しきれずにまだ精神は高校生のままなのかもしれない。
そう考えると、子供っぽく見える滝井の方が「大人」なんだなぁ。

倉田の「結局、捕手はここぞって時にサイアクを考えてしか動けない」という台詞に笑った。
いや、確かに阿部はそういうところがあるよね。
常に保険をかけることを忘れないっていうか‥‥。
でもまぁ、そういう思考回路をもたない大地タイプの人にキャッチャーをやらせると、ピッチャーが苦労するハメになるのかもしれない。

ラフプレイをしない、と決めた途端に、目の前で起こった阿部の負傷に混乱する倉田。
おもわず「オレじゃない!」って言っちゃう気持ちはよくわかる。
そうだよねぇ。「自分がケガさせようとか考えたから、ケガしたんじゃないよな」とか、そんなことありえないとか思ってても一瞬は考えちゃうよな。

倉田との接触で足を負傷し動けなくなった阿部。
こういうハプニングで頼りになるのが田島様。
ものごっつ冷静な対応だ。なんか、場慣れしてるって感じ?
阿部は倉田を踏んじゃいけないと思って、避けようとした結果、無理な体勢で着地してしまった様子。
ベンチに戻って、救護の人に捻挫だと言われても「痛くないっすよ」と主張する阿部、それを聞いてホッとする三橋。
そういえば、三橋も「痛くない!」って阿部にはよく言うよね(苦笑)。
でも、三橋の「痛くない」は「大丈夫」とか「ガマンできる」っていうレベルの言葉だけど、阿部の今回の「痛くない」は、なんとしてでも試合に出続けたいという気持ちが言わせている言葉。
三橋はだませてもモモカンは当然だませない。そして、その判断はシビアで的確だ。

私は、阿部がベンチに引っ込む事態になったら、三橋が泣いたりパニック起こしたりするんじゃないかな、とか思ってた。
なにせ、そういう事態を想像しただけで、青ざめちゃうくらいの子だからね。
でも、意外と冷静。
一方、捕手なんだからケガする危険も多い、と余裕な感じで言ってた阿部の方が動揺しまくりまくり。
冷静に考えて試合に出続けるのは無理だろう、ということは、阿部だって当然考えているはず。
だけど、理性で納得できても、感情がおさえつけられない。
三橋に言葉のひとつもかけられないで、顔もあげられないで、三橋の大事な右腕を握り締めるばかり。
なんか、阿部が三橋にすがりついているようにも見える。
こういう場合、「心配するな」とか「おれがいなくても、おまえは大丈夫だ」とか「この試合をなんとか勝ってくれたら、次の試合はおれが受けるから」とか、交代前のキャッチャーが言いそうな台詞はいっぱいあるんだけどね。

三橋の「阿部君、座って」っていう言葉にちょっとドキッとした。
こういう普通な台詞にどうしてひっかかったかな? と考えて、三橋が阿部に対して、指図するような言葉を発したのは初めてじゃないか? ということに気づいた。
常に阿部が三橋に指図していて、三橋は「うん」とうなずいていればいい立場だったから。
でも、さすがの三橋も、今は自分が阿部を支えなければいけないんだ、ということをちゃんと自覚したんだろうな。
だから、こんな風に、三橋が意外なまでの冷静さを見せているんじゃないかと思う。
阿部の不安が痛いほどに伝わったから、自分がちゃんとアウトをとれれば、阿部を安心させることができるんだ、と考えたんじゃないかなぁ。

ここまで、阿部を頼りまくっていた三橋。
でも、三橋の全部を支えきるほどには、阿部は強くない。
そして、三橋のために阿部はどんな無理でもしようとする。
震える手でおもいっきり腕を握り締められて、三橋はそのことにようやく気づけたのかもしれない。
少なくとも、「3年間ケガしねェよ、病気もしねェ! お前の投げる試合は全部キャッチャーやる!」という約束を、阿部が必死で守ろうとしていたんだ、ということは伝わったと思う。
「サインに首をふらない」とか「ケガをしない」とか、ある意味むちゃくちゃな約束を、このバッテリーはホンキで守ろうとしてきた。
それは多分、バッテリーとしては間違っていたけれど、中学時代にそれぞれバッテリーとしていい関係を築けなかった2人にとっては、いいバッテリーになるための前段階として必要な約束だったんだろう。
でも、そのままではいられないことを、この試合は示した。
ここで三橋がどうふんばるかが、西浦の今後を決めるのかもしれない。

さて、このアクシデントで、公式試合における、田島のキャッチャーデビュー、水谷のサードデビュー、西広の選手デビューということに。
初めてのことが多すぎて、心配なんだか楽しみなんだか。
ところで、西広の親はこの試合も観に来てないの?
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tag : おおきく振りかぶって

カレンダ
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Author:ひでみ


職業はプログラマ。
主食はマンガとアニメ。


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