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◆◇◆◇◆ 2008/10/10(金) ◆◇◆◇◆

『理系の人々』を読んで理屈っぽいことを言ってみる

よしたに氏の『理系の人々』を読んだ。
『ぼく、オタリーマン。』で有名なよしたに氏だけど、そっちの方は全然、読んでない。なのに、なぜこの本を買ったのかといえば、本屋でなんとなく立ち読みしてみたら、なんかちょっと笑ってしまったからだった。

この本の中に『理系の彼女さん』というエピソードがあって、理系の彼氏の行動が理系じゃない彼女の怒りをかった話をしてて、それをきいた人が「それで別れない彼女がわからんわ!!」とツッコむとゆーものなんだが、マズいことに気持ちがよくわかる。
彼氏の方の!(笑)
いや、そうなんだよ、理屈にあわないことをツッコむと人間関係がぎくしゃくするんだよ。
私は子供の頃からよく「理屈っぽい」と言われてて、理屈にあわないものを理屈にあわないと言ってるだけでなんで理屈っぽいと言われるのか、とずっと思ってた。
それがずっと納得いかなかったんだけど、ある日、いきなり気づいたんだよ。そういうことを言う人にとって、理屈にあわないってことは大問題じゃないんじゃないか、と。
私にとって「理屈にあわない」ことは落ち着かないとゆーか気持ち悪いんだけど、他の人はそもそも理屈にあうかあわないかとゆーことを気にしてないんじゃないか、と考え直したとたんに、世間と折り合いをつけるのがちょっとうまくなったように思う(苦笑)。
それはつまり、自分の価値感と他人の価値感は同じじゃない、とゆー理屈が通ったんで納得したってことなんで、本質的なとこは折れてないんだけど。

あと「お釣りの金額が2のべき乗で喜ぶくらいベタ」とゆー台詞があって、それがなんかもう身につまされた。
実は以前、友人とニュースを見ていた時になんかの倍率が256倍とゆーのがあって、なにげなく「256なんてすごくキリのいい数字だねえ」と言ったら、友人に「256のどこがキリがいいの?」と言われてハッとなったとゆーことがあったのよ。
だって、256はめっちゃキリのいい数字!(←言い切った)

私の仕事はIT関連で周囲はいわゆる理系人間が多いんで、「理屈にあわない~」と叫ぶと「えっ? どこが?」と聞き返されて、「こことここのつじつまがあいません」と説明すると「言われてみればそうだな。ごめん、考えが足りなかった」と謝ってくれたりするので、とても生きやすい環境(笑)。
中学生までのあの生きにくさはなんだったんだろうかと思う。

私は人間を「理系」とか「文系」とか(「体育会系」と「芸術系」ってのもあるらしい)にカテゴライズするのが嫌いなんだけど、このマンガを読んでしみじみ~と、「私って理系?」と思ってしまった(←今さら)。
理系女って……なんかものすごくマイノリティな気が……。
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カレンダ
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ひでみ

Author:ひでみ


職業はプログラマ。
主食はマンガとアニメ。


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