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◆◇◆◇◆ 2010/04/04(日) ◆◇◆◇◆

アニメ視聴週記(2010APR04)

『戦う司書 The Book of Bantorra』(第27話 世界の力)
死んじゃった武装司書と、生き残った武装司書が、それぞれに大集合!
おおっ、最終回っぽくってよいねえ。
ことになぜか若返っているイレイアさんが最高だった! 一生、ゴスロリを貫き通すってスゴイ!(←みるべきポイントがまちがっている)

ハミュッツが死んだ武装司書を呼び出したくなかったのは、その人の「本」を壊すことになっちゃうかららしい。
肉体が死んで「本」が残り、その「本」が壊れることで記憶が死ぬ。
その記憶を壊してしまうことをためらったあたり、ハミュッツにもやっぱり仲間を想う気持ちというものがあったんだなあ。

すると「本」を壊すことは「殺人」に匹敵する罪とも言える。
その罪をマットは認めていたけれど、死刑に処せられることは力づくで拒否した(苦笑)。
死ぬことじゃなくって、その記憶を引き継ぐことで罪を償う。
それが本当に贖罪になるのかは意見のわかれるとこだろうけど、マットが死ぬだけじゃ何も変わらないってのは確かだよなあ(誰かのうさばらしにはなるかもだけど)。
マットは自分が壊してしまった誰かの歴史を記憶していつか「本」になる。
その中には、「本」になれなかったハミュッツの歴史も刻まれているんだろう。マットしか知りえなかったハミュッツの記憶を誰かが読んだ時、ハミュッツはどのような評価を受けるんだろうか……。

最終回にしてようやくヴォルケンがかっこよかった(苦笑)。
そうか、ハミュッツを陥れようとして逆に陥れられたこの人が、ハミュッツが幸せな気持ちで死んでいくことを望み、そのために行動するか……。
人は幸福であるべき。そして、「人」である限りそこにはハミュッツも含まれる。
ヴォルケンらしい融通の利かない(苦笑)、ブレのない行動だ。
この人は要するに、武装司書としてしか生きていけない人だったんだなあ。
自分が生きていることそのものを憎んでいた感のあったハミュッツは、自分が何者であるか、に悩まないヴォルケンのことも憎んでいたのかもしれない、とか思ったりして。

一方、誰からも愛されていたのはミレポだった。
あの代行にさえ溺愛(?)され、マットにかわいがられ……。ヴォルケンと同じく融通の利かない性格なのに、扱いが違いすぎるっ(苦笑)。
それは、自分の正しさには悩まず、それを実現できないことに悩んでいたヴォルケンに対して、ミレポが自分の行動は本当に正しいのか、ということに悩みながらも、正しさを求めることをあきらめなかったからなんじゃないかなあ。
なんというか、ヴォルケンは自分の正しさに対する迷いがないから、本人が無自覚なままに、自分の正しさを他者におしつけるような言動をしてしまう。
だけど、ミレポは、自分の行動は正しいのか? という疑いを常に持っているから、他者にとっての正しさも許容できる。
そして、マットくらいになると、自分はまったく正しくない、と思っているのに、そんな正しくない自分に正直に行動してしまえる……といった印象がある。
マットが迷いなく動けるのは、自分にとっての一番大事なもの、が確定しているからだと思うんだよね。
ヴォルケンにとって「正義」が一番大事だったのに対して、マットにとってはハミュッツが一番だったんだ。だから、ハミュッツを守る行動をとることに迷いがなかったんだろうなあ。

ルルタが死に、図書館の秘密が暴かれたことによって、エンリケの復讐は果たされたんだろうか。
ノロティの「本」は壊れてしまっているから、エンリケは「本」としてのノロティにさえ触れることができなくなってしまった。
ノロティがいなくなったノロティの世界で、エンリケは生き続けていくのかなあ。それとも、新たな世界を求めていくのかなあ。

ところで、武装司書は解散したらしいが、あの連中の中には、武装司書としてしか生きていけないんじゃ……的な人が結構いたんだが(苦笑)、どうやって生き延びているのかなあ。なんか心配。

いろいろとむずかしかったアニメだったんだけど、終わってみると、最初っから最後まで捨てキャラとか捨てエピソードのない物語だったんだなあ、としみじみと思った。
そして、これは館長(=ルルタ)と館長代行(=ハミュッツ)を幸せな死に導くためにあった物語だったのかもなあ、と。
二人とも幸せな「本」にはなれなかったけど、幸せを感じながら散っていった。
そうか、やたらと人死にの多いアニメだったのに、こんなにすっきりとした終わりを迎えることができる物語だったのか。

実をゆーと、途中でくじけそうになったこともあったんだけど、最後まで見続けてよかったなあ、と思えるアニメだった。
スタッフの皆様、おつかれさまでした。
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tag : 戦う司書

カレンダ
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ひでみ

Author:ひでみ


職業はプログラマ。
主食はマンガとアニメ。


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