◆◇◆◇◆ 2016/05/29(日) ◆◇◆◇◆

『週刊少年ジャンプ』2016年25号 感想

『ONE PIECE』(第826話 "0と4")
サンジの兄のヨンジが出てきちゃったよ……。きっと、「イチジ」と「ニジ」もいるんだろうな。
レイジュさんは名前的に長女なんだろうか?

弟がいるんなら、そちらと結婚させれば、わざわざサンジを連れ戻す必要なかったんじゃ……とも思うんだが、弟はすでに結婚してるのか、腕利きの料理人であるサンジだからこそ欲しいのか。

『ハイキュー!!』(第206話 報告)
名前だけ前から出てた「関東のサクサ」がついに登場。
なんか、牛若なみに表情読めない系?
木兎さんにしてみれば、烏野が「東北のウシワカ」を倒して県代表になったのに、自分がサクサに負けて都代表ってのは、悔しいんじゃないかな。
そして、くやしがってる木兎さんに冷静にダメ出ししている赤葦が通常運転すぎる。

『左門くんはサモナー』(第33話 左門くんは先輩)
加護ちゃんがはやくも再登場した。
母親との関係も修復中のようで何より。
それにしても、あの変顔完コピ能力が、実は"パーフェクトコピー"だったとわっ。
実は誰よりもハイスペック少女なのか……。

ところで、下呂くん、テニス部のエースだったのか。
天使ヶ原ちゃんを陰からひっそり見守ってるだけの人かと思ってた。

加護ちゃんがどのコマをみてもかわいいんだが、特に左門くんに褒められてぱあっ! と顔を輝かせたとこがかわいすぎで、本当にこんなに左門くんのことを純粋に慕うことができるなんて、加護ちゃんくらいだよな……と思ったが、よく考えてみるとアンリちゃんもそうだな。
左門くん、特殊能力女子にやたらなつかれる体質なのか?

「全部、左門先輩のおかげです!」と言われた時の、左門くんの目が不安気というか、失敗しちゃったかな~って感じというか。
実は最初に読んだ時、「全部、僕のおかげか、なら何の意味もないな」と言った左門くんの言葉に、「え?」と意味がわからないって感じだった加護ちゃんに対して、天使ヶ原ちゃんが「たぶん大丈夫だよ」と穏やかな表情で言った意味がよくわからなかった。
でも、これって、加護ちゃんに対して「大丈夫」って言ったんじゃないんだね。左門くんに対して「大丈夫」って言ったんだね。
自分の身におこっている良い出来事をすべて左門くんのおかげにしちゃう加護ちゃんだけど、彼女はまだ自立の道を歩み始めたばかりなんだから、いろいろと間違えちゃうかもしれないけれど、左門くんが不安に思うことなんてないよ、大丈夫だよ、ってことなんだと思う。

無邪気に左門くんを慕う加護ちゃん。
心の底から加護ちゃんのことを心配している様子の左門くん。
加護ちゃんと左門くんの関係を余計な口出しせずに見守ろうとする天使ヶ原ちゃん。
この3人の関係がなんか微笑ましい。

「母親の次は僕に行き先を決めてもらうのか?」という言葉だけで、左門くんの言いたいことを理解した加護ちゃん。
ああ、母親との一件のことから、ちゃんと学んでいるんだなあ。
そして、左門くんが本当にいい先輩してるなあ。

『火ノ丸相撲』(第97番 鬼丸国綱と童子切安綱・4)
強がりがヘタな潮くんが愛おしい。
いやいや、普段からそんなにべらべらしゃべるキャラじゃないのに、語るに落ちてるから。

そして、レイナさんがめっちゃヒロイン。
なんかもう、レイナさんが一番、悲痛な顔してるじゃないか。

『ワールドトリガー』(第144話 「香取葉子」)
別記事です。

『BLEACH』(BLEACH 674. Father 2)
ユーハバッハが一護と石田くんの「父」をかたっていたら、本当の父ちゃんズがやってきた!
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◆◇◆◇◆ 2016/05/28(土) ◆◇◆◇◆

『ワールドトリガー』第144話 「香取葉子」 感想

いきなり、1話まるごと過去話になってびっくりした。

香取ちゃんと華さんは予想通り幼なじみか。
香取ちゃんは元々、何をやらせてもそこそこうまくやれちゃう系なのか。
そんな自分に満足してるから、たいして努力もしないし、がんばるのは無能の証、くらいに思ってそうな感じ。
がんばらなくても常に優越感を持って生きてこれたし、家族にめっちゃかわいがられているし、確かに変化を望む理由がない状態だよなあ。

一方、華さんの父親は娘が一番でなければ、友人との交流さえ禁じる厳格さ。
母親はとてもやさしそうな人だけど、これはいろいろと気詰まりだろうな。

それにしても、娘のために、祖父からもらった大事な家の壁を切っちゃうお父さんすごい(笑)。
いや、なんで自分でやろうとするし。
ないところに窓をつけて「模様替え」というのはさすがに苦しいが、それだけ香取ちゃんにとっては華さんは大事な存在だし、それが華さんのためにならないと言われるのは、めちゃくちゃ屈辱的だったんだろう。

そして、やってきた第一次大規模侵攻の日。
崩れた家の中に閉じ込められた香取ちゃんを助けたのは、華さんだった。
爪がはがれて、手がぼろぼろになって、それでも必死に瓦礫をどかして。
華さんが手袋をしているのは、この時の傷跡を隠すためなんだろうな。

親の心配をする香取ちゃんをなだめて、避難させた華さん。
この時、華さんの「大丈夫だから」は、香取家のみんなが娘だけ置いて外出したことを知っていたからこその言葉かもしれないし、香取ちゃんだけしか救う余裕がないから、香取ちゃんを動かすための嘘だったのかもしれない。
でも、それを言った時の華さんは、全然、大丈夫なんかじゃなかった。
そんな彼女のいう「大丈夫」に逆らうことなんてできるはずがないよなあ。

華さんは、家族より香取ちゃんの方が助けやすそうだったから、香取ちゃんを選んだ、と言った。
でも、もしかしたら、家族の方を先に助けようとして、どうにもこうにもならなくてあきらめたのかもしれない。最悪、助かっていなかった家族を目にした可能性もある。
そこのところを華さんは語らない。
香取ちゃんもそれ以上、追及のしようがないよなあ。

そして、お金が稼げるし、住む場所も確保できるから、という理由で、華さんはボーダーに入った。
両親を亡くし、ようやく中学生になろうとしている華さんにとって、自分の力だけで生きていけるルートはボーダーぐらいなものだろう。
でも、それだけじゃないんだろうなあ、と思うのは、BBFに載っていた派閥グラフで、華さんが隊員としては三輪に次ぐぐらいの城戸派に位置しているからだ。
無表情で、淡々としているようにみえて、それでも心の中にはいろいろなものが渦巻いてそうだよなあ、華さん。

家は失ったけど、家族は全員無事で、トリオンに恵まれ、戦闘センスもそれなりに高い香取ちゃん。
家を失い、家族をすべて失い、トリオンに恵まれず、オペレータになるしかなかったんだろうな、と思われる華さん。
この華さんの不遇さのハンパなさよ。
香取ちゃんは「ワタシ天才だから」とか言っちゃうくらいに、いろんな才能に恵まれて、だからこそ、努力というものを知らない。
多分、頑張り方がわからない。我慢がきかない。
華さんみたいに、将来に備えてこつこつと自分の能力をあげていこう、という発想がない。
そういう性格はそうそう変わるものではないから、華さんのためにも1番になりたい、と思ってはいても、負ければつまらないしむかつくしへそまげるし、ちょっと方向を間違えただけで自分は本当はデキるはずなんだ、とポジションをかえてみたりする、というのは、ものすごくわかりやすいかなあ。

小学生の頃なら、天賦の才だけで無双できるけど、成長するほどに、それだけでは生きていけなくなる。
ましてやボーダーの正隊員には、才能があるうえに努力も惜しまないような人がごろごろいる。
この中で勝ち抜いていくのはさすがに厳しいだろう。
B級のトップ2は、A級の強さを保持したままB級に降格した二宮隊と影浦隊。
B級上位グループにいるというのは、その2隊や、元A級1位隊隊長の東さんと戦うということで、これは香取ちゃんにとっておもしろくないことこのうえないんだろうな。
それで、B級中位グループなら無双できると思いきや、三雲隊にこてんぱんにやられてるし。

結局のところ、香取ちゃんは変化を望んでいないのかもしれない。
だから、大きく動かない。
そんな香取ちゃんを、華さんはうらやましく思っているのかもしれない。
だってそれは、現状にある程度、満足しているということだから。

でも、華さんは変化を望んでいるんじゃないのか?
現状に満足していないんじゃないのか?
香取ちゃんは、そんな華さんのためにできることが、いっぱいあるんじゃないのか?
そう思わずにいられない。
でもそう簡単に変われるようなら香取ちゃんじゃない、という気もするしなあ。

それにしても、瓦礫の山の向こう側を巨大なトリオン兵がドドドドドと走り回っている絵がめっちゃこわかった。
なんだよあのシュールな絵。
奈良坂と古寺は家を壊された、とかいう話があったけど、彼らもこんな光景をみたのかもしれないなあ。
ボーダーの正隊員の中心層である高校生たちは、第一次大規模侵攻の時は、小学生か中学生だったわけで、おそらく、大人たちに守られるだけでなんにもできなくって、それを悔しく思うくらいの年齢だったんだろう。
でも、ボーダーは、子供だからこそできること、を示してくれて、ネイバーにやられっぱなしな状況に抵抗する手段を与えてくれた。
ネイバーによって何かを奪われた子供たちにとって、ボーダーは意外と重い存在なのかもしれない。
逆を言えば、ボーダーはそんな子供たちを利用しているということなんだけど、大人が戦うだけで問題が片付くのならそうしてる、ってとこなんだろうなあ。

オサムはヒュースがネイバーであることは問題じゃない、という考えだけど、ネイバーにあんな光景をみせられた子供たちがいるボーダーに、ヒュースが入るというのは、実はものすごく大変なことなんじゃないのか? という気がしてきた。
オサムは意外とそういうとこ無神経というか、自分が必要だと思うものに手を伸ばす時は、周囲をばっさり切り捨てるとこがあるよね。

ところで、嵐山さんは放棄された家であっても壊すことを嫌うという話があったけど、今は放棄されているけれど以前はそこにたくさんの家族がいて、穏やかに暮らしていたということを知っているから、そして、自分は何より家族が大事だから、よその家族のことであってもその名残を必要以上に傷つけることを厭うのかなあ、とか思った。

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◆◇◆◇◆ 2016/05/22(日) ◆◇◆◇◆

『週刊少年ジャンプ』2016年24号 感想

『食戟のソーマ』(第166話 圧倒)
予想通り、司先輩に負けたソーマ。
そりゃそうですよねえ。
でも、司先輩の方が要求を取り下げた。
確かに、ソーマを懐に入れちゃったら、心労がハンパなさそうだよね。
アシスタントを使えなかったくらい神経質な司先輩ならなおさら。

『ハイキュー!!』(第205話 ボールの"道")
音駒が勝って、これで全国でのゴミ捨て場の決戦の準備が整った。
それにしても、音駒編、意外とがっつりやったなあ。これコミックス1巻分くらいはやってたんじゃないの?

リエーフにおとずれた、チームワークにハマる瞬間。
恵まれた体格に頼っていた部分が大きかったリエーフがついに、音駒の戦い方というものを実感でつかみ、かつ、それにハマったっていうのは、音駒にとってものすごい戦力アップだよなあ。
これで、レシーブの練習をいやがって夜久さんに怒られることもなくなる……のか?

『ワールドトリガー』(第143話 「三雲修・14」)
別記事です。

『鬼滅の刃』(第13話 お前が)
口に竹筒をあてがわれているねずこちゃんを普通に連れまわしているんだが、不審がられないんだろうか、とか余計なことが気になる。

『左門くんはサモナー』(第32話 左門くんは返せ)
ショタな左門くんがかわいすぎる件。
うぉ~! このマンガがショタで攻めてくるとわっ。
いやいやいや、本当にハンパなくかわいいぞ、チビ左門くん。
クリーチャーの幼生であるとしてもカワイイは正義!(爆)

ところで、天使ヶ原ちゃんがなんだか危ないお姉さんになっているんだが大丈夫なんだろうか。
でも、天使ヶ原家で育てられた左門くんてのも、ちょっと見てみたいよな~。
ネビロス閣下の望み通り、「趣味はボランティアです」とか言う左門くんに育ったのかなあ。
でも、輪ちゃんがあんな風に育ってるところをみると、そう簡単にはいかなそうな気がする。

あのかわいいショタ左門くんを堪能できなかったアンリちゃんは、本当に気の毒だった。
でも、今の左門くんがいればそれで満足なんだよね、アンリちゃんは。

『背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~』(STEP50 勝負の心得)
あいかわらず、ツッチーと亘理ちゃんの会話がかわいすぎです。
なぜ「ゾーン」にこだわるツッチー。『黒子のバスケ』が好きなのか?

『BLEACH』(BLEACH 673. Father)
「恐らく日番谷隊長の兄上だ!」「なるほど! はじめまして!!」という会話に対して、「ああそうだ! 初めまして!」と答える日番谷隊長に笑った。投げるの早いな。
まあ、いろいろとめんどくさい事態になっているので、これ以上、面倒事を増やしたくない気持ちはよくわかるが。

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◆◇◆◇◆ 2016/05/21(土) ◆◇◆◇◆

『ワールドトリガー』第143話 「三雲修・14」

柿崎さんに相打ちをしかけられたユーマ。
めっちゃ脇腹えぐられたけど、なんとスコーピオンでガードしたっ。
トリオン漏れは手で押さえて応急処置できるとかいう話があったけど、えぐられた範囲がひろすぎて手じゃ間に合わないのか。
でも、シュー、ガシャガシャってサイボーグみたいだね。

柿崎隊の二人を片づけたユーマは、オサムの援護に行った。
照屋ちゃんに狙われているチカちゃんの方に行かなかったということは、チカちゃんにはある程度、身を守れる策があるってことなのかな。
チカちゃんがわりと落ち着いてる感じだし。

一方、香取隊の三人はオサムひとり相手に膠着状態におちいって、さすがにいらだってる。
「半隠密」って何かと思ったら、ひとりがカメレオン、ひとりがバッグワームで行動するってことか。
見えないけどレーダーには映るカメレオンと、見えるけどレーダーには映らないバッグワーム。
目視とレーダーが別々の人物をとらえるわけだから、これはちょっと混乱しそうだな。

オサムの気を引くために挑発してみたけど、実際に挑発されちゃったのは香取ちゃんだった件。
いや、オサムほど煽りに強い人っていないよね。
だって、煽られてるってわかってないもん、多分。

オサムと香取ちゃんの会話はまるで成り立っていない。
それを香取ちゃんは、相手にされてない、って感じたんじゃないかな。
オサムはいつも通りに正直に答えただけなんだけど。

そしてっ! オサムが一対一で若村くんをベイルアウトさせたよっ!
おおっ、なんか感動だぞっ。

で、ここにユーマ到着。
ユーマの傷をみて、点を柿崎隊に獲られてしまうことを一瞬、考えた香取ちゃん。
出水ととっきーが即座に「あ」「迷った」って言ったけど、そういう隙を見逃さないのはさすがA級だよね。

オサムとユーマのコンビネーションで、三浦くんもベイルアウト。
残ったのは、三雲隊の三人と香取ちゃんと照屋ちゃんか……。
めずらしく女子の方が数が多い盤面になったな。

ひとりっきりで、しかも片手片足になってしまった香取ちゃん。めっちゃ追い詰められてる。
そこで静かに謝る華さん。
香取ちゃんが怒っているのは、華さんに謝らせる事態になってしまったから、のようにもみえる。

香取ちゃん、若村くんと三浦くんにはあんなに横柄なのに、華さんに対しては丁寧に接してる感があるよね。
香取隊にとって、華さんはどういう存在なんだろうなあ。ただの戦闘員とオペレータって感じにはみえないけど。

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◆◇◆◇◆ 2016/05/15(日) ◆◇◆◇◆

『週刊少年ジャンプ』2016年23号 感想

『暗殺教室』が載ってない『ジャンプ』はさびしいねえ、やっぱ。

『ワールドトリガー』(第142話 「柿崎国治」)
別記事です。

『左門くんはサモナー』(第31話 左門くんは命乞いの時の顔が見苦しい)
「さあ…何語かな?」「ヘブライ語かな?」「ヘブライ語だったら分かんだろうがオメーは」のやり取りがめっちゃツボった。
ヘブライ語ネタまだひきずってんのかよっ。

おそらくは生まれてはじめての体操服に興奮気味のアンリちゃんがめっちゃかわええなあ。
最後のコマでは左門くんにさりげにひっついてるし、最近、アンリちゃんがリア充化してて本当に幸せそう。

一方、やられる時は徹底的にひどい扱いを受けるのがパターン化している左門くん&九頭龍くん。
でも、こちらもある意味、学校生活を満喫している感じで、微笑ましいっちゃあ微笑ましい。
「ゲスゥッ」って言って倒れるジャンプ主人公ってどうなんだろう、と思わんでもないが。

『鬼滅の刃』(第12話 言えない)
最近、ねずこちゃんがめっちゃかわいいんだがどうしたことだ。

『背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~』(STEP49 広がる世界)
試合中はお互いのことだけでいっぱいいっぱいだったつっちー&亘理ちゃんに、周りをみる余裕ができてきた。
たったそれだけのことで、世界は大きく広がる。
でも、たったそれだけのことのために、どれだけの時間と努力を費やしてきたことか……。

ひとつのことを続けていると、突然、ぱあ~んって世界が広がることってあるよなあ。そうか、そういうことだったのか、って拍子抜けするほどにあっさり理解できる瞬間がくるというか。

『BLEACH』(BLEACH 672. Son of Darkness)
ここにきて織姫ちゃんが正ヒロインっぽくなってきた~っ!
織姫ちゃんはあっちこっちで振り回されまくってたけど、彼女自身の願いは常に「黒崎くんの力になりたい」だったんだよね。
その織姫ちゃんが最終局面で、一護を護るたったひとつの盾になる。
この「頼むぞ」の一言をもらうまでが長かったよなあ、織姫ちゃん。

ところでルキアはどうしてるんだろう。

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◆◇◆◇◆ 2016/05/14(土) ◆◇◆◇◆

『ワールドトリガー』第142話 「柿崎国治」 感想

オサムひとりに足止めくらってる感じになっちゃってる香取隊。
まあ、チカちゃんの鉛弾狙撃が協力してるので、ひとりきりというわけではないんだけど。
いや、弱い駒が強い駒を足止めできたらそれで十分に戦果だねえ、確かに。

15歳の嵐山さんがかわええって、思ったんだけど、途中からなんだか恐くなってきた件。
嵐山さんの願いは「家族を守りたい」で、次に「友達や仲間を守りたい」で、それを拡大した結果、「家族や友達や仲間が暮らす三門市を守りたい」になったんだろうね。
だから、市民の安全が第一な忍田派の筆頭みたいになっちゃったのも、自然な流れなんだろう。

嵐山さんが広報に向いていると思うのは、まず「正解」を探そうとしないところなんじゃないかと思う。
普通だったら、柿崎さんみたいに無難な「正解」を探そうとして、迷って、そこを突かれてしまう。
でも、嵐山さんは「正解」を求めず、真っ正直に思ったままのことを言ってしまう。そしてそれが「正解」になってしまう。
あそこで嵐山さんを責めたりしたら、15歳の子供が家族のために命がけで戦おうとしているのにそれを責め立ててる、っていうめちゃくちゃ悪役っぽい印象になるから、これはもう黙るしかなくなるでしょ。

嵐山さん本人は嘘や美辞麗句を並び立ててるつもりはまったくなくて、ただひたすらに正直なだけで、だから広報といういかにも大変そうな任務が苦にならない。
自分ががんばることで、ボーダーの仲間が増えたり、理解者が増えたり、スポンサーが増えたら、それはとってもうれしいことだ、とそりゃもう純粋に思っていそうだ。
そういう正直さは伝わるものだから、つくりものじゃない言葉と笑顔に、人は共感をおぼえる。
本当に、嵐山さん以上に広報に向いてる人っていないよね。
これは、根付さんが目を付けるのも当然だわ。

嵐山さんが三輪に迅さんの母親の話をした時、この人なんでこんな余計なこと言うかな、と正直、思った。
だって、それって三輪に言ったって、三輪が苦しむだけだし、迅さんが話さなかったとこを嵐山さんが言っちゃうのはどうかな、と思ったんだよね。
でも、嵐山さんはただ正直なだけだったんだな、と今になってそう思う。
自分の考えを正直に口にしてるだけで、そこには善意も悪意もなく、ただひたすらに「正しい」。
そして、その「正しさ」に三輪は傷ついた。
三輪だって、自分が迅さんに対してやってることは、ただのやつあたりだという自覚はあるだろう。そこは「自分の命を助けてくれてありがとう」というのが正しくて、緑川のごとくに迅さんを崇め奉ることができれば、三輪はどんだけ楽になれるだろう。
でも、三輪は正しくあれない。それほどに傷ついている。
その弱さを迅さんは許容してるから三輪を責めないし、どちらかというと、その弱さを慈しんでいるようにもみえる。
そして、きれいごとを素で実行できる嵐山さんは、「正しさ」を三輪に突きつけるだけで、三輪の弱さを罰するようなことはしない。
迅さんを許さなければいけない、と三輪にせまったりしない。
嵐山さん本人は正しさなんか求めていないし、自分が正しいとも思っていないから。
嵐山さんは正しくあろうとしているわけでなく、自分の気持ちに正直なだけで、その結果がああなっちゃってるだけなのね、と思うと、三輪が本当に苦手に思うべきは、迅さんでも太刀川さんでもなく嵐山さんだろう、と思うわけだ。

それにしても、15歳の子供が「最後まで思いっきり戦えると思います」と笑顔で言うという、この恐ろしさよ。
いやいやいや、嵐山さん、本気で家族のためなら死んでもいいと思ってるよね。
なんか、かなりぶっとんでるぞ。
こういう人だからこそ、迅さんの親友でいられるのかもなあ。
でもって、迅さんと嵐山さんの大きな違いは、迅さんは自分のことを「普通じゃない」という強烈な自覚を持っているのに対して、嵐山さんは自分のことを「普通」と思ってそうなこと。
嵐山さん、自分は家族が大事な普通のお兄ちゃんだと、本気で思ってそうだよ。
そんでもって、トリオン量が普通の人より多いけど、そのおかげで家族を守ることができるんだからラッキー、くらいに思ってそう。
「普通じゃない」って思ってる普通じゃない迅さんと、「普通」だと思ってるけど普通じゃない嵐山さん、て感じ。
迅さんは、普通じゃないのに普通に生きることができる嵐山さんを、うらやましく思っているのかもね。

迅さん、嵐山さん、月見さんという、強烈なタレントぞろいの同級生に囲まれて、本当に「普通」な柿崎さん。
これはツライ。
21歳組における諏訪さんとか、20歳組における堤さんみたいな立ち位置にみえるんだけど、諏訪さんと堤さんはそれなりに同級生の中でポジションが定まっているというか、無駄に張り合おうとしてない感じなのに、柿崎さんには嵐山さんに対するコンプレックスがあるようだ。
あれだけの記者の前で自分を繕うことなく堂々としていた嵐山さんに対して、自分はかっこ悪かった、みたいな思いとか、広報部隊を任せられた嵐山隊から逃げ出した、という思いとか、いろんなものが積もっちゃって、嵐山には叶わない、と痛感しながら、「自分は自分」と思いきることもできない。
これはキツイ。

嵐山隊は広報部隊になった時点ではまだA級ではなかったのかな。服に嵐山隊のエンブレムがついてないし。
で、木虎ちゃんだけが、広報部隊であることを承知で嵐山隊に入ってるのか。
とっきーと佐鳥は、広報の仕事を引き受けることをどう思ったんだろうね。
どんな事態になろうとも、嵐山さんについていくだけです、くらいな感じなんだろうか。

「この人は支えがいがあるそう」って……照屋ちゃんが意外といい性格してた。
これヘタすると、将来、ダメンズウォーカーになりそうな気がしないでもない(苦笑)。

ボーダーには新人王というタイトルがあるのね。
今期だと、間違いなくユーマが獲りそうだが。

照屋ちゃんに狙われるチカちゃん。
チカちゃんがわりと落ち着いている感じなので、なんらかの手段は講じてるんじゃないかな、と思うんだが、さてどうなる。

そして、柿崎さんの捨て身の攻撃をくらったユーマ。
まあ、トリオン体の場合、脇腹をえぐられたくらいじゃ即行動不能になるってことにはならないようなので、このままベイルアウトってことにはならないと思うんだけど、ユーマにしてはもろにくらっちゃったなあ、って感じ。

柿崎さんは柿崎さんなりに必死にあがいている。
でも、ユーマもユーマなりに必死にあがいているんだ。
柿崎さん視点でみれば、ユーマっていうのは自分を踏み台にしようとしている生意気なルーキーにみえて当然だと思えるけど、柿崎さんが自分の部下を大事に思うように、ユーマはオサムとチカちゃんとレプリカを大事に思っているんだよ。

それぞれの立場で、それぞれが大事に思うもののために戦っている。
だから、どっちも応援したい。
ていうか、今回、香取隊が空気状態なんですが……。でも、それ以上にオサムが空気のような気もする。

tag : ワールドトリガー

◆◇◆◇◆ 2016/05/03(火) ◆◇◆◇◆

『おおきく振りかぶって』第130回「4市大会・1」 感想

しばらく練習の話を続けるのかと思ってたんだけど、いきなり公式戦に突入しててびっくらした。

「4市大会」って前に名前が出てて、どういう大会なのかと思ってたら、埼玉県内の4市合同でスポーツ大会をやってるのか。
でも、ARCが入ってるあたり、これは結構、重要な大会なんじゃないの?
まあ、まずブロック戦を勝ち抜かないといけないみたいだけど……と思ってたら、すでに勝ち抜いていた(笑)。
でも、どれだけ勝てばARCとぶつかるのかな、と思ってたら、「Eブロックは崎玉だそうです」というセリフからすると、西浦はFブロックを勝ち抜いたということなんだろうな、多分。
ということは、崎玉に勝てば次はARC? とか思ってたら、「崎玉に勝てば次はARCだ」って阿部が言ってた。

ていうか、崎玉とは懐かしい!
前回は10割バッターの大地を敬遠しまくって、コールド勝ちしたんだったな。
大地はキャッチャーとして、少しはマシになっているんだろうか?

久々、登場の大地はあいかわらずのハイテンション&無邪気ぶり。
天然でプラス思考がみなぎってるよ。
一方、三橋は田島からプラス思考ビーム! で補填してもらってた。

あいかわらず市原は大地の暴走っぷりに手を焼いてるようだなあ。
で、観客席にいるタイさんの、観戦に来たお父さん感はなにごと?

ところで、西浦の応援に来てる学生さんが、浜ちゃんだけってどういうことなんだろうね。
平日なのかな?
だとすると、浜ちゃんは授業サボってる?
でも、浜ちゃん、留年してるから、前年度分とあわせるとすでに単位だか出席数だかは確保できてるのかもしれんな。

西浦の新しい円陣はみんなで上を向くスタイル。
下を向くってのは、メンタル的にダメなのか?
私は、円陣でみんなが顔を寄せ合ってる構図が好きなんだけど……あれはもう出てこない?

そしてはじまった崎玉戦。第2ラウンド。
三橋のコントロールはまだ万全じゃないのか。
三橋にとっての投手としての心の支えは、コントロールしかなかったから、それがなかなか元に戻らない、というのは、ものすごいストレスなんだろうな。
阿部は楽観視してるみたいだけど。

「プラス思考! 上向け!」って、三橋のあごをグローブでグイッとあげる阿部が、めっちゃ頼もしい。
さすがにマウンドでプラス思考ビームはやんないよね(笑)。
でも「阿部君はオレのコントロールを信用してる!」という想いが、何よりのプラス思考の源泉になるんだよね。

tag : おおきく振りかぶって ひぐちアサ

◆◇◆◇◆ 2016/05/02(月) ◆◇◆◇◆

『BRIGHT COLORS』ちょこっと感想、ついでに、『黒子のバスケ』完結によせて

『黒子のバスケ』のビジュアルブック『BRIGHT COLORS』を買ったので、ちょこっと感想をば。

これまでの『黒子のバスケ』のカラーイラストが、ずらっと並んだこの本。
しみじみ~と「藤巻先生、めっちゃ絵がうまくなったよなあ」と思う。
いや、元々、そう思ってたけど、こうやってまとめてみると改めて実感する。
特に黒子くんの美人度アップぶりがハンパない。

私が一番、気に入ってるのは、92ページの帝光中時代の黒子くん+「キセキの世代」+桃井ちゃんの絵だなあ。
赤司様がとても穏やかな表情をしてるし、みんな無邪気な顔をしている。
この後、ドロドロな展開になるわけなんだけど、そういうフィルターを通してみると、さらに感慨深いイラストとなるわけです。

著者コメントで藤巻先生が「当初夢にも思わなかったこと」として、「モブキャラ予定の高尾がヘタしたら主人公を食いかねない人気キャラになってたこと」をあげていたのには笑った。
いやあ、高尾の人気はすごいよねえ。
元々、おもしろいキャラだったけど、アニメになって鈴木達央さんの声がついたら、もうころげるほどかっこよくなったよね。
アニメの『黒子のバスケ』は全体的にキャスティングが素晴らしすぎるけど、黒子くん役と高尾役はもうキャスティングしてくださった方を拝みたくなるほどに素晴らしい。

この本の企画の中で、一番、楽しかったのは「黒子たちの現在地(いま)」というタイトルで『EXTRA GAME』開始時点での各校の状況が描かれたイラストだった。

誠凛 ⇒ 元々、3年生がいないので引退した部員はいない。ただし、木吉はアメリカで治療中。1年生が2人入った……って、ウインターカップ優勝しても、2人しか入らなかったのか? リコちゃんの「全裸で告る」が厳しすぎるからなのか?(←ありえる)

海常 ⇒ 笠松たちが卒業。早川がキャプテンになった。早川はラ行が言えるようになった……って、「ラ抜き言葉」ならぬ「ラ行抜き言葉」じゃない早坂なんて……(←失礼)。早川は笠松先輩大好きだったから、その座を引き継いだからには、めいいっぱいがんばる。ラ行抜きを克服するくらい。ということなんだろう。多分。

秀徳 ⇒ 高尾が後輩たちに大人気。対して緑間は近寄りがたく敬遠されている……って、ものすごくわかる。いいじゃん、緑間は高尾にだけ人気があれば!(爆)

桐青 ⇒ あいかわらず桜井が青峰と他部員との緩衝材になっている……って、ご苦労様だな、桜井。

陽泉 ⇒ 紫原と氷室のWエースががんばっている。特に氷室は打倒・火神を目指してがんばっている……って、先輩たちが引退しても、Wエースが残ってるので、そんなに戦力ダウンはしてない感じか。

洛山 ⇒ 卒業したのが黛だけなので、実質的にメンバーが変わってない。淡々と練習するのみ……って、いや、あれだけのメンバーと競ってレギュラー入りするの大変そうだなあ。それとも、洛山くらいになると有望な新入生がザクザク入ってくるのか?

ところで、藤巻先生のインタビュー記事で『EXTRA GAME』での緑間はわざと髪型を失敗させている、とあって笑った。
そうか、あれは意図的にそうしたのか。いや、何事かと思った。
「キセキの世代」の中で緑間なら髪型失敗するのもありだと思った、とか言われると、確かに、赤司様はそんな抜けたことしないし、モデルの黄瀬っちもそんなことしなさそうだし、紫原はめんどくさがって髪型を変えること自体をしなさそうだし、青峰はそこそこかっこつけな感じだし、いじるとしたら緑間しかいないな。
ていうか、緑間のことだから失敗したと思ってないんだろうな。
いや、緑間が髪型変えた時の高尾の反応をみたかった~。

ところで、『EXTRA GAME』の最終巻の作者コメントでも、『BRIGHT COLORS』のインタビューでも、『EXTRA GAME』で描き切るつもりだったのに、描いてるうちに描きたい話が増えてしまった、という趣旨のお言葉があって、もしかしてもしかして、続編が出てくる可能性もあったりするんだろうか。ドキドキ。
でも、様々なジャンルに取り組んでいく、ともおっしゃっているので、即続編というわけでもないのかなあ。
まあ、ちょっとだけ期待を残しつつ、今のところは「さようなら」と言っておきましょう。

とにもかくにも、長きに渡って楽しんできた『黒子のバスケ』はこれで一区切りです。
藤巻先生は、途中でわけわからん騒動に巻き込まれて、本当に大変だったでしょうが、それでも、このマンガを描き切ってくださったことに、本当に感謝しています。
このマンガのキャラの全員が大好きだし、愛おしいです(「Jabberwock」は除くかな? 藤巻先生がそう意図して描いたらしいけど)。
ありがとうございました&お疲れ様でした。

tag : 黒子のバスケ

カレンダ
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ひでみ

Author:ひでみ


職業はプログラマ。
主食はマンガとアニメ。


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