◆◇◆◇◆ 2017/07/29(土) ◆◇◆◇◆

『週刊少年ジャンプ』2017年34号 感想

祝! 50周年記念号!
再び翼くんや星矢を『ジャンプ』の表紙でみる日が来ようとわっ。

それにしても50年か……。
100周年を迎えることはできるのかな(←『ジャンプ』よりも私の寿命の方が心配)。

『ONE PIECE』(第873話 "八方塞菓子")
表紙でバルトロメオがなぜかシャンクスの縄張りにたどり着いてるんだが、バルトロメオはシャンクスがルフィの大恩人だって知ってるのかね。

ビッグ・マムからうまく逃れたと思ったルフィたちがあっとゆーまに追いつかれた。
「よこせケーキ」と迫ってくるマムがホラーすぎる。
プリンちゃんがケーキをつくると名乗り出たのは、本気でサンジを恨んでるのか、それとも遠回しにサンジを救おうとしているのか。

『鬼滅の刃』(第71話 遊郭潜入大作戦)
大事なことなので「俺は神だ!!」を二度言った宇髄さん。
なんだこのおもしろキャラ。
おかげで善逸のツッコミキャラっぷりが際立つ。

「具体的には何を司る神ですか?」って……まさか本当に神様とは思ってないよね、炭治郎。
伊之助が「これが祭りの神の力」って言ったら「いや、あの人は柱の宇髄天元さんだよ」と訂正してたので、さすがにそれはないが、だったらどういう意図で何の神なのかを尋ねたのかが気になってくる。

宇髄さん、なんと既婚者だった! しかも三人!
少年誌でなんというチャレンジングな設定(笑)。
それにしても嫁を花街に入れるとはやることがすごい。
若いナイスバディな嫁さんたちが、花街で裏方仕事をやるとは考えづらいので、客を取る側ではないかと思うんだけど……。
「須磨」「まきを」「雛鶴」って名前もそれっぽいし。

「来る時は極力目立たぬようにと何度も念押ししてある」のは、宇髄さんの何でも派手にやりたがる性格を知ってるからこその注意なんだろうな。

ところで3人の女装のクオリティがひどすぎるんだが、あの藤の家の人たちどういうセンスだよ。
まあ、いきなり男子を連れてきて女装させろ言われても困るだろうが。

そして、髪をおろしてメイクを落とした宇髄さんがイケメンすぎる……。
宇髄さん坊主頭なのかと思ってたんだけど、布を巻いてるだけで坊主ではないのか。

炭子ちゃんを選んだおかみさんは見る目あるよ! あのこは本当によく働くよ!
そして、猪子ちゃんを選んだ"荻本屋"さんは本当に見る目あるよ! あの子はちゃんと飾り立てればめっちゃ美人さんだよ!

『Dr.STONE』(Z=20 STONE ROAD)
今度のターゲットは抗生物質か。
なるほど、病名はわからなくても細菌が原因の病気なら利く可能性はあるな。

工程はなかなか大変そうだけど、クロムとコハクちゃんは大樹に負けないくらい体力あるし、ふたりともルリちゃんのためなら惜しみなく働くから、かなり頼りになる。

それにしても、千空が地軸のズレに思い至らなかったというのはおもしろい話だな、と思った。
天才・千空といえども万能ではないし、万全でもない、ということなんだな。

『ROBO×LASERBEAM』(18th round 2組目、5組目)
天才枠っぽくって泰然自若としている感のある烏丸が、100%でやってる自信があったけど、それでは120%でやってる相手に追い越されてしまう、という危機感を抱いた。
でもそこから、「けど、同じ人間だ線引きなんてあるもんか」というところに思考が行くあたり、この人も負けず嫌いでゴルフが大好きなんだな、って思う。

強豪校で二年生にしてレギュラーの座を奪った烏丸と理音。意外と仲良しっぽい。
烏丸が「理音ならわかると思うんだけどさ…」って言うあたり、烏丸は理音を結構、高く評価している気がするな。
理音の方は烏丸を、才能では自分の方が負けてるかもしれないけど、おれは負けねえ、とか思ってそう。

『シューダン!』(7 盾と矛)
ママさんズがなんかきゃぴきゃぴしててかわいい。

あと、ヤマトくんがかっこええです。
さすがキャプテン!

『ハイキュー!!』(第263話 パイセンの意地)
そういえば、ノヤさんには部活に出られない時期があったから、入部以来、一度もバレー部から離れてない二年生は田中くんだけなのね。
いくらメンタル最強な田中くんもさすがに落ち込むよなあ、これは。
でも、そこで落ち込んだら、平凡な自分は戦えなくなると考える田中くん。
本当に根っこが強いんだなあ。

そして、天然人たらしな日向くんがさすがだ。
あんなキラッキラな目で言われたら、そりゃあ気分もあがるってもんだよね。

『火ノ丸相撲』(第154番 あれから…)
潮くんはなんとか角界入りの資格を手に入れたけど、高校中退はやむなしか。
潮くんは体格的にも目立つし、美形ではないけど愛嬌のある顔だから人気出そうだよね。

みんなにちゃんと別れの挨拶ができなかった、としょんぼりしてた潮くんが、ラブレター(?)もらってうれしそうに駆け出すところがなんともかわいらしい。
いろいろあってちょっと大人びてるけどまだ子供だし、やっぱり仲間と離れ離れになるのがさびしいんだよね、って感じがする。

ここで仲間たちと送別相撲やって、連載終了ってことになるのかなあ。
ところで、桐仁くん制服着てるけど、相撲しないのかな。
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◆◇◆◇◆ 2017/07/17(月) ◆◇◆◇◆

『週刊少年ジャンプ』2017年33号 感想

『ONE PIECE』(第872話 "とろふわ")
『ONE PIECE』20周年記念号!
そうか、もう20年になるのか。
表紙裏のいつも広告が載ってるスペースに尾田先生のメッセージがどんと載ってるのはすごいね。
樽の中から飛び出してくるルフィの絵が描かれていたのが、なんかうれしかった。
20年かけて2歳年をとって……ん? 仲間も増えたけど、今のルフィもいざとなったら樽で海を漂流するぐらいのことは平気でやりそうだよね。

カラー表紙が"麦わらの一味"のジェルマコスプレで笑った。
フランキーが父ちゃんポジションなの似合いすぎ。

シュトロイゼンの能力、海賊にしてみれば垂涎の能力なんじゃない?
航海中に食べ物がなくなっても、船を食べて生き延びられるとかめっちゃ便利!
敵の船を生クリームにして無力化する、ということもできるしね。

「玉手箱」が大爆発してくれたおかげでなんとか逃れることができたルフィたち。
ていうか、「玉手箱」の爆発力すごすぎない?
魚人島の人は何を考えてあんなものをつくったんだよ。

ビッグ・マム海賊団はママのくいわずらいのために壊滅しそう。
ビッグ・マム海賊団を潰すのはビッグ・マム……ということになるのか?

『約束のネバーランド』(第47話 昔話)
『ONE PIECE』企画の麦わら帽子しばりが、カラー表紙で堂々と描かれてた。
なるほど、このマンガならキャラが麦わら帽子かぶってても全然違和感ないな。

タイトルの「約束」ってのは、誰と誰の約束なんだ、と思ってたんだけど、「人間」と「鬼」の約束だったのか(他にも意味がありそうだけど)。
ホームから脱獄したばっかだけど、次は鬼の世界からの脱獄とは。

鬼の世界に生け贄として差し出された者たちの末裔がエマたちなのね。
人間を農場に分断し大人にならないうちに食べてしまい、大人になることを許されるのはごく少数の女性だけで、それも生き残るためには互いを蹴落とさなければいけない状態に置かれている、ということでは人間たちが徒党を組んで反乱を起こす、という事態は発生しそうにないよなあ。
しかも、子供たちは鬼の存在を知らずに生涯を終えるんだから、ホームから逃げるという気も起こさないし。
こういう状況では、ママのようにあきらめて、短い人生でもいいからせめて子供たちには笑って生きて欲しい、と願うのがせいいっぱいだろうなあ。
ママが"外"の世界のことをどこまで知ってるのかはわからんけど。

だけど、棲み分けた結果が今ならば、エマたちがたとえ人間側の世界に入れたとしても、そこで受け入れてもらえるものなのかな。
これを鬼たちが知ったら協定違反として返還を要求しそうな気が。
エマたちは首にナンバリングされてるから、すぐにバレるだろうし。

でも、鬼の世界で逃げ続けるよりは現実的な選択肢なのかな……う~ん……。

『Dr.STONE』(Z=19 200万年の在処)
ルリちゃんは「巫女」なのか。
この村を統べるなんらかの宗教があるのか、意外ともっと実利的な役目を負わされているのか。

この村全体を味方につけるのなら、ルリちゃんを味方につける必要性がありそうだけど、お付きの人たちをすり抜けるのはむずかしそうだよね。実の妹のコハクちゃんとふたりっきりになるのさえ、あれだけ渋るんだから。
ルリちゃんの病気が千空に対処できるものだったら、病状を改善させて信用を得る、という方向に持っていけるかな。
でもそれも、千空とルリちゃんが会わないことにはどうにもならないしな。

『ROBO×LASERBEAM』(17th round 強敵)
自分の動揺を認識できなかったロボくん。
なるほど、ロボくんは自分の感情を制御できてないんじゃなくって、それ以前に認知できてなかったのか。
高一まで生きてきて「動揺」を知らずに生きてきたってどんだけ沸点高いんだよ、と思うんだけど、それだけロボくんの家庭が穏やかだったということかもしれん。
あと、そこまで感情が動くほどゴルフに夢中になってる、ってことだろうね。

指摘されて、認識して、納得して、「うん、そうだった。教えてくれてありがとう」と言うロボくんがおもしろい。
ロボくんは、今まで知ることができなかった感情を、楽しんでいるようにみえる。
しかしロボくんは本当に受け入れがはやいな。ここらへん、感情を排除して理屈だけでものをみる、という性格がいい方に働いてるんだろうな。

『鬼滅の刃』(第70話 人攫い)
ねずこちゃんの髪を欲しがる善逸がちょっと変態っぽい。

自分の意志では行動できなかったカナヲちゃんが、冷や汗だらだら流しながら必死で宇髄さんを止めようとする姿は、なんとも愛おしい。
内心めっちゃパニクってるんだろうけど、それでも助けを求める手を見捨てることができなかったんだよね。
そしてそれを後押ししたのが、炭治郎の「心のままに」という言葉というのがっ。やっぱりカナヲちゃんが正ヒロインになるのか?
あと、「アオイさんたちを放せ」と抗議している炭治郎たちの後ろで、なんかよくわかんないけどとりあえず手を挙げてみた、的なカナヲちゃんが最高にかわいい。

アオイちゃんは任務に行くことが怖いけど、隊服は着ているというのは、まだ隊を抜けるふんぎりがつかない、ということなのか、隊を抜けることを許してもらえないのかどっちなんだろう。
決めかねているということなら、宇髄さんの言い分もわからんではないかな。
しのぶさんは、納得いくまで悩みなさい、というスタンスかもしれないけど。

次の舞台は遊郭か。
なるほど、女性隊員を欲しがったのはそういうわけか。
宇髄さんがあっさりと引き下がって炭治郎たちを同行させたのは、炭治郎たちに女の子役をやらせようという魂胆じゃなかろうな。
まだきゃしゃな炭治郎たちならいけそうな気がするし、戦力として期待できなさそうなアオイちゃんを連れて行くよりは効率がよい、と判断してもおかしくはなさそう。
伊之助なら最高に女装が似合いそうだけど、あの面をとらせるだけでも大変そう。

『腹ペコのマリー』(ペコ20 恋するファッションショー)
前回はきもいだけだった犬男だったけど、犬男爵はちょっとかわいかった。
あの恰好の人がマリー・アントワネット展にいたら、どのジャンルにもよくわかんない方向に愛が暴走してる人っているんだね、と納得しちゃいそうな気がする。

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◆◇◆◇◆ 2017/07/14(金) ◆◇◆◇◆

『週刊少年ジャンプ』2017年32号 感想

『ONE PIECE』(第871話 "がんばれシーザー!!")
ジャッジにはジャッジなりに背負ったものがあるようだ。
海の上を王国ごと流浪しなければならない深い事情があるということかな?
まあ、何があっても子供を虐待したことに違いはないけどな、と思うけど。

『火ノ丸相撲』(第152番 鬼丸国綱と草薙剣、了)
いつもクールな桐仁くんが一番号泣してて、なんかうるっときた。
そうだよなあ。桐仁くんは、潮くんが無双していた時期も、勝てなくなった時期も、母親が闘病していた時期も亡くなった時も、みんなそばでみていたんだもんなあ。
潮くんの祖父母以上に、潮くんがつらいところをみてきたんだろうなあ。

潮くんが差し出した手を取らなかった久世。
その姿に、おまえの手なんかかりねーよ、的なものを感じてしまった。
これは、潮くんをはっきり敵と認定した、ということなんだろうな。

息子の負けた姿をしっかり見届けて、存在に気付かれてもいないのに潮くんの祖父母に一礼して去っていった、久世ママさんんがすてきです。

前の試合でうれしさのあまりガッツポーズしちゃった潮くんが、今回は声もなく、表情もなく、ただ涙を流す。
今は、喜びを感じることさえできないほどに、いろんなものがあふれ出てきて、それが自分の中をぐるぐるめぐってるんじゃないかな。

『鬼滅の刃』(第69話 前へ進もう少しずつで構わないから)
大切に保管されているはずの"歴代炎柱の書"を破いちゃうとか、お父さんどんだけやさぐれてんだよ!

煉獄さんの助けになれず、おのれの力不足を責めていた炭治郎だけど、「足掻くしかない」と心を決めた。
"ヒノカミ神楽"というよくわからないけどなんか特別っぽい力を持っているらしいとわかっても、それに依存しようとしないあたり、炭治郎らしい決意だ。

「千寿郎さんを悪く言う人がいたら俺が頭突きします」って言われて、「それはやめた方がいいです」って答える千寿郎くんに笑った。
そうだよね。元・柱を一発で沈めちゃうような必殺技を軽々に使っちゃいけないよね。

ところで、こんないい話をなんでひょっとこで落とすんですか、吾峠先生(笑)。
この鋼鎧塚さんなら、猗窩座も倒せそうな気がする。

『シューダン!』(5 【悲報】七瀬さんイラつく)
今の小学生がなんで『ボトムズ』ネタ~!
と思ったんだが、最近、再放送やってたから知っててもおかしくないか。

鴨志田くんは変な風にネットの影響受けちゃってるけど、昔、テレビの影響受けすぎて女子からえらい不評かってた男子っていたよなあ、と思うと、今時はこんな子もそりゃいるんだろう。

ところで、ナナセちゃんの「ソウちゃん」呼びは定着しちゃったんですか?

『Dr.STONE』(Z=18 妖術決戦)
いろんなことを試してやべーこと起きたらそれが「妖術」! というクロムのせりふがなんかものすごくよい。
誰にも学んでないのに、試行錯誤を繰り返し、そこからルールを見つけ出すという、千空の信じる「科学」を実践している。

これは千空、心の中では涙流さんばかりに喜んでいるんだろうなあ。

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◆◇◆◇◆ 2017/07/07(金) ◆◇◆◇◆

『週刊少年ジャンプ』2017年31号 感想

『ONE PIECE』(第870話 "訣別")
サンジが家族を見捨てなかったのは「父親」を悲しませたくなかったからか……。
サンジのゼフに向ける想いが深すぎる。

血のつながった父親にはっきりと別れを告げたことで、逃げ続けた実家から訣別し、これでサンジなりに筋は通した、ということなのかな。
でも、レイジュへの恩は残ってる、とか言い出しそうだよね。

『鬼滅の刃』(第68話 使い手)
あの炭治郎が「糞爺!!」と罵倒するとか、本当に疲れてて、本当に怒ってて、本当に悔しいんだな。
「調子に乗るなよ」と言われて「乗れるわけないだろうが!!」って答えるあたりとか、本当に打ちのめされてるな……。

"日の呼吸"はすべての呼吸の源流か。
"炎の呼吸"であって"火の呼吸"とは呼ばない、というのは"日の呼吸"と音が同じになるので混同させないため、もしくは、"日の呼吸"に対して不敬にあたるから、という考えだろうか。

それにしても、千寿郎くんは本当にいい子だなあ。

『火ノ丸相撲』(第151番 鬼丸国綱と草薙剣、尽力)
潮くんがかっこよすぎです。

『ハイキュー!!』(第260話 必死)
誘導灯が旗で隠れてることに気付いて必死に走る嶋田さんがすばらしすぎです。
で、走っていって旗をよけるのかと思いきや、しまだマートのレジ袋をかかげるとか。
その汗だくで、メガネもずれちゃってる姿がたまらなくかっこええ。
山口くんのサーブのためだけにこれだけ必死になるのは、烏野に勝って欲しい、という気持ちがあるのは当然として、山口くんに悔いの残る試合はさせたくない、という思いがあるからなんだろうなあ。
これでサーブ失敗して、もし試合に負けちゃったら、山口くんどんだけ落ち込むか、とか考えちゃうと、そりゃもう走るしかないだろうな。

『Dr.STONE』(Z=17 ワッッルイ顔)
いきなり新キャラが39人も増えた。
名前が鉱物系なのは"初代"の趣味なのか、STONE WORLDに対する諧謔なのか。

これって"初代"はどれくらいの人数がいたんだろうね。
人数が少ない中で子孫を増やしていくと遺伝的な問題が多発しそうだけど。

うまく説得できれば、ある程度統率のとれた集団が手に入るわけで、これは司に対抗するに十分な戦力かも。

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◆◇◆◇◆ 2017/07/02(日) ◆◇◆◇◆

『正解するカド』第十二話「ユキカ」 感想

とりあえず、徭さんを分離して、真道さんと一対一にしたザシュニナ。
今回のザシュニナはめまぐるしく表情が変わった。
前半部のほとんど表情が動かないザシュニナどこいった! って感じだ。

真道さんを理詰めで説得しようとしてみたり、懇願してみたり、泣き落としかけてみたり、脅してみたり。
そこから伝わってくるのは、ただ、真道さんと共に在りたい、という願いだけ。
真道さんの言う通り、本当にザシュニナは「人間らしく」なってしまった。

真道さんを失いたくないと訴えつつ、真道さんを殺そうとしたりするあたり、本当にむちゃくちゃだ。
そして、それがむちゃくちゃだってことも、ザシュニナは自覚している。
でも、止められない。

思うに、ザシュニナが真道さんを殺そうとしたのは嫉妬心からだったんじゃないかね。
このまま生かしておいて、徭さんの元に帰すくらいなら、自分のことをみてくれている状態のままで消し去ってしまいたい、という。

ザシュニナは感情のコントロールの仕方がわからない。
そりゃそうだろう。これまで感情の起伏などというものを体験せずに長い長い時間を生きてきたんだから、たかだか数ヶ月でそれを制御する術なんて学習できないだろう。
そもそも、「学習」というもの自体も、実はザシュニナは苦手なんじゃないか? と思う。
だって、情報を吸い上げて整理するというプロセスをほとんどプログラムのように行ってきたはずの人だもの。

その感情は、真道さんと何年も一緒にいて、ゆっくりと自分にしみこませていけたのなら、ふたりはかけがえのない友人でいられたのかもしれない。
でも、時間がなかった。
ザシュニナは結論を急ぎ過ぎた。
これもまた、感情というものを制御できなかった結果なんだろうけど。

ザシュニナは真道さんに対して強い感情を抱きすぎた。
そして、それを性急に処理しようとした。
それが多分、彼の敗因だ。

真道さんと同じであるということに歓喜し、真道さんからもらった栞を大事に握りしめて、真道さんの元に駆け寄りながら消えていったザシュニナ。
これを、みっともないとか、すっかり悪役になっちゃったのがヤだという一部の意見も非常によくわかる。
でも、私は、これこそがザシュニナだと思ったんだ。
すべてにおいて完成された「到達点」であったはずの彼が、感情を制御できずたったひとつの欲しいものを求めてみっともなくはいずりまわるその姿こそが、ザシュニナだと思ったんだ。
私はきれいで哀れでみっともなくて尊いザシュニナが本当に愛おしい。

だから、このお話をザシュニナの物語としてみれば、この結末は「正解」だ。
私はそう感じた。


それにしても、ユキカちゃんの登場には本当に驚いた。
いや、なんでそこで自動車にのって登場してくんだよっ。
てか、真道さんの前座いらなくない?
まあ、真道さん的には、自分だけで問題解決できれば一番よい。ユキカちゃんは人類滅亡を防ぐための最終手段だったんだろうけど。

そして、何気に一番すごいのは花森だったかもしれない。
真道さんに頼まれたからといって、16年も世間から隔絶された空間で子供を育てるって、どんだけだよ。

子供の養育を任せるっていうのは最高ランクの信頼だと思うんだが、真道さんのそれに花森は見事に応えた。
でも、息子がいきなり16も老け込んだら親はどう思うんだろうな。
ザシュニナの存在は周知されてるから、その関係でとか言えばだいたい納得されそうな気もするけど。


結局、真道さんは死んだんだか死んでないのかよくわからない。
一応、世間的には死んだことになってるけど、ユキカちゃんだけは探知できる存在になったのかもしれない。

ザシュニナは「宇宙」から追い出されただけで死んではいないような気がする。

品輪博士は異方に向かったのかな。
ザシュニナに頼んで連れてってもらうのかと思ったんだけど、自力で行く方が品輪博士っぽくっていいかもね。


いろいろ賛否両論な作品で、どっちかってーとかなり否が多いような感じがするけれど、私にとってはとてもおもしろいアニメだった。
まったく予想通りにも期待通りにもすすまなかったけど、それでもおもしろいアニメだった。

予想通りになるのは楽しいけど、予想通りにならないのも楽しい。
期待通りになるのはうれしいけど、期待通りにならないのはおもしろい。
なるほど、こういう発想をする人がいるのか、という発見はいつでも最高に盛り上がる。
この多様性こそが正義で、正解だと思ってる。
長い期間をかけて、たくさんのアニメを観てきたけれど、いまだにみせてもらったことのない新しさが登場する。
本当にステキなことだ!

ザシュニナを愛せるラストで、私はかなり満足している。

tag : 正解するカド

◆◇◆◇◆ 2017/07/01(土) ◆◇◆◇◆

『週刊少年ジャンプ』2017年30号 感想

『鬼滅の刃』(第67話 さがしもの)
無惨様、モボかと思えば、妖艶和服美女になって、今度は半ズボン美少年になった。
ショタ属性まで取り込むとは、貪欲すぎます、無惨様(爆)。
次はロリでせめてくるんじゃないかとわくわくしている。

それにしても、無惨様はあいかわらずのパワハラ上司だな。
上弦の参でもあの扱いか……。
猗窩座にしてみれば、送り込まれた時刻が夜明けぎりぎりすぎての時間切れ、なんだろうが、無惨様にしてみれば、そんなの瞬殺すればいいだけだろ、ってことなんだろうな。

炭治郎の二本目の日輪刀が破壊され、これでまた炭治郎はひょっとこに追いかけまわされることになるのか。

普段、超前向きな炭治郎が、弱音を吐いていたのは、善逸からみても衝撃的なことだったんだな。
善逸なりに炭治郎をはげまそうとしているのがかわええ。

まだ傷が癒えてないのに、へろへろな状態で炭治郎が向かったのは煉獄さんの実家。
まあ、炭治郎ならそうするだろうな、と。
千寿郎くんがえらくやつれてて、生気のない目をしてて痛々しい。
兄の訃報に憔悴してるんだろうなあ。
てか、その千寿郎に心配されるほど、炭治郎も十分に痛々しいよね。

『シューダン!』(3 思春期と龍とそのすみか)
学校でのナナセちゃんが普通の小学生女子で、サッカー好きだからといって男の子っぽいというわけでもなく、普通に女子の集団の中でうまくやってけるタイプの子なんだろうな。

そして、ソウシのナナセちゃんに対する反応が実に子供っぽくってよい。
そうだよな~。小学校高学年くらいの男子って、女子のこと意識しすぎて逆によそよそしかったりするよな~。
でも、「女」だけど「仲間」だから、一緒に、せいいっぱい、遠慮なくサッカーするんだ、というところにすぐに到達できるあたり、単純で良い子だと思う。

『Dr.STONE』(Z=16 コハク)
コハクちゃん、シルエットから妖艶美女を想像してたんだけど、アクション系美少女だった。
さすがに司には手も足も出なかったけど、司も高評価する戦闘力はすごいな。

コハクちゃんは、だいぶ前に復活した人たちの子孫か……。
「科学」を「妖術」って言ってるのは、祖になった人たちが生きるのにいっぱいいっぱいで子供に学問なんか教える余裕がなかったのか。どうせ文明的な生活を取り戻せないんだから、教えてもムダと切り捨ててしまったのか。
でも、女性を盾にするのはダメとか、そういうモラル的なものは、きちんと伝えてるっぽい。
「紳士」って言葉も、この世界で「紳士」ってどういうことだよ、って感じになるけど、女性を守るのが「紳士」とかいう感じで伝わってるのかな。

『ハイキュー!!』(第259話 押せ押せドンドン)
山口くん、いつも見えるものでリセットするってんなら、ツッキーでやっちゃダメなのか? と思ったりするんだが、人じゃダメなのか?
それとも、ツッキーだと逆に落ち着かないのか?

『火ノ丸相撲』(第150番 鬼丸国綱と草薙剣、告白)
ここにきてレーナさんが圧倒的な正ヒロイン感を出してきた!
「火ノ丸の相撲が好きだよ…!」って、相撲だけにすべてを賭けちゃってると自他ともに認めるような人に対して、この言葉は重みがありすぎるだろ。
最初の頃、相撲を徹底的にバカにしてただけになおさら。

てか、堀ちゃんの立場って一体……。

『ROBOT×LASERBEAM』(14th round 開戦)
掲載位置が低くてびびるんだけど、そういえば一時は『黒子のバスケ』もここらへんが定位置だったなあ、と懐かしくも思う。

残念美形は藤巻先生の定番(笑)。
しかし、朱雀は残念すぎだろ。
鷹山にも草太にもドン引きされてるし。
いや、これは実際にからまれたらうっとうしいだろうな。
体育会系だから年上の人をあんまりむげには扱えないだろうし。

だけど、無理を通すにも、ちゃんと形は整えるあたり、ただつっぱしるだけのダメな人でもないようだ。

tag : 週刊少年ジャンプ

カレンダ
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プロフィール

ひでみ

Author:ひでみ


職業はプログラマ。
主食はマンガとアニメ。


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