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◆◇◆◇◆ 2013/02/17(日) ◆◇◆◇◆

『DEAR BOYS ACT3』第12巻 ちょこっと感想

八神ひろき先生の『DEAR BOYS ACT3』12巻を読みましたですよ!

最近、ちょっとスルーしてた『DEAR BOYS』感想。
なんとゆーか、感想が書きにくい!
こんだけ長く描き続けられてきたマンガで、どうみたって主人公は哀川でしかありえないのに、なんでこんなクライマックスになって、その主人公が微妙なことになってんのかと!

そしたら、この12巻の作者コメントで「作者である自分でも、哀川に対する気持ちは非常に複雑です。でも、必死でバスケットに取り組む哀川の姿を描く時……何故か自然と気持ちが入っていきます」と八神先生が述べていらっしゃって、ああ、「描く時」を「みる時」に置き換えれば、それがそのまんま自分の気持ちのような気がするなあ、と思ったんだよ。

天童寺の選手サイドからみれば、哀川の行動はひどすぎるよ。
あれはあんだけ根にもたれてもしかたないよ。
あれだけのことをされて、それでも哀川の気持ちを慮ってる沢登は、どんだけ哀川のことが好きなんだよ! って思うよ。

でも、この巻の剣の「今更……人並みなことができるように成り下がっちゃったのかね、天才くんは」という台詞を読んで、哀川という存在は、天童寺の中では「アイコン」だったのかもなあ、って思った。
「常勝」チームを支える「天才」という「アイコン」に成り上がっちゃった哀川。
けれど、多分、哀川はただのバスケ好き少年でいたかったんだ。
でも、基本的にまじめな子だから、そういった周囲の期待に応えようとキャラをつくって、結局、破綻しちゃったんだろうなあ。

天童寺の中で唯一、沢登だけが「なにがおまえにそこまでさせるんだ!?」と考えている。
沢登はちゃんと、友達としての哀川に思いを寄せている。
だから、哀川は破綻しちゃう前に、沢登とちゃんと話し合うべきだったんじゃないかな、って思ったりするわけだ。
そうすれば、哀川も天童寺のみんなも、あんなにいろいろとこじれずにすんだんじゃないかと。
でも、天童寺から逃げ出す時点では、哀川もいっぱいいっぱいすぎて、どうにもならなかったんだろうね。

哀川のギリギリの一線は「バスケをやめないこと」だった。
バスケのせいで家出するところまで追い詰められたのに、バスケ少年であり続けることだけが、哀川のアイデンティティを支えていたんじゃないかと思う。

だから結局、哀川は自分の本当の気持ちを、自分なりの答えを、バスケの試合の中でしかみつけだせないんだろう。
ならば、いろいろと微妙でも、この試合の結末をきっちり見届けるしかないじゃない!

ということで、なんかちょっと気持ちの整理がついた。
案外、次の巻あたりでまた、うき~っ! ってなってるかもだけど。

この試合の後で、哀川がすっきりしたバスケ少年の顔で、あのちょっとはにかむような笑みをみせてくれるといいなあ、と思う。
そして、天童寺のみんなが、哀川への気持ちにきっちりとケリをつけられるといいなあ、と思う。

天童寺のみんなが哀川をアイコン化しちゃったのは、それだけ哀川のことを尊敬し信頼していた、ということでもあると思うから、それだけ大事だった人のことを、憎んだままで終わって欲しくはないよね。

となると、最後は藤原と沢登の対決になるのかもね。
今彼と元彼で哀川を取り合い(爆)。


『ACT3』の感想記事です→9巻8巻5巻4巻3巻2巻1巻
『ACT2』の感想記事です→30巻29巻28巻27巻26巻25巻
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tag : DEARBOYS 八神ひろき

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