◆◇◆◇◆ 2015/02/14(土) ◆◇◆◇◆

『暗殺教室』第126話 生かす時間 感想、もしくは、理事長先生の日付が変わった日

アニメはちょこちょこオリジナルがはいってきたね。
生徒たちの細かいエピソードが増えてくれて楽しい。
あと、アニメの磯貝くんと前原くんは仲良しさんっぷりが増量されてると思う(爆)。


さて、本編。

賭けに敗れた理事長先生は迷うことなく手りゅう弾がはさまれた問題集を開いた。
うん、理事長先生ならそうする気がしてた。

「地球が無くなれば…結末は全員平等に訪れる」
「私の生徒だけが不利益を被る事もない」

理事長先生にとっての「私の生徒」は、最初の3人だけなんだろうか、A組の生徒たちもカウントされるんだろうか?
椚ヶ丘の生徒たち、もしかして、E組の生徒たちまで入ってたりするんだろうか?
E組まで込みな場合、自分が明らかに「平等」ではない状況をつくりだしていることを、どう考えているんだろうか?
そんなことを考えて、ずっとぐるぐるしてた。


理事長先生は大事な生徒を失った時に「強さ」について学んだ。
しかし、「弱さ」についての理解を深めようとした節はない。
それはもしかしたら、自分の生徒の、みずから死を選んだ「弱さ」を責めたくない、という気持ちが働いているのかな、と思った。

先生が「強さ」を教えなかったから死んだのであって、生徒が「弱い」から死んだのではない、と。

そんな理事長先生が、あからさまに弱い立場の生徒を、意図的につくりあげるようなことを、なぜ行えるのかなあ。


理事長先生は謝らなかったし、負けを認めなかったし、自分の考えが間違っているとも言わなかった。
ただ、殺せんせーの教育を、自分の学校の中に受け入れた。

そして、殺せんせーは理事長先生をひとつも責めなかった。
負けを認めろとせまることもしなかった。

殺せんせーと理事長先生は確かに理解しあえたようにみえる。
だけど、私はそこらへんがなかなか納得できない。
それでぐるぐる考えてたら、そういえば『魔人探偵脳噛ネウロ』でも魔人様は「シックス」以外は誰も「悪」とは断定しなかったなあ、と思った。
そうだよなあ。松井優征というマンガ家は元から、「善」も「悪」も決めつけず、受け止める側がそれを考えてジャッジすればよい、というスタイルだったよなあ、と。

殺せんせーは、理事長先生の中に「可能性」をみいだしているのだろう。
そして、その「可能性」の芽を潰すことを厭うのだろう。

カルマくん的な言い回しでいえば、殺せんせーは理事長先生を殺さない。
彼の中の、矛盾や弱さやどうしようもなさを、否定しない。
それは、殺せんせーはE組の中で「殺す」ということが絶対にできない存在だからだ。

そんな風に考えたら、なんでだかこの決着のつけ方が腑に落ちたという。
なんか自分でも、おかしなところに着地したな、と思うんだけど。


「このE組を創り出したのは…他でもないあなたですよ」
この殺せんせーの言葉には、感謝の想いさえにじんでいる。
そして、バックに散る椚の葉のうちの1枚は、きっと理事長先生が最初の生徒たちからもらったネクタイピンなんだろうな。


理事長先生は自分は成長すると言った。
ここからきっといろんなことが変わるんだろう。

ネウロファン的な言い回しを使うと、理事長先生の日付が変わった日、なんだよ。
きっと。


ところで、父子喧嘩を法廷に持ち込むのは迷惑なのでやめていただきたい。
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tag : 暗殺教室

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No title

個人的に、
自分の教え子一人が死んだからって、
「全人類が死んだら、苦しむのは
彼だけじゃなくて済むよね☆」
的な考え方になるとか、
お前ヤンデレなのかよ・・・。
と思っちゃいましたw

まあ彼は元々、とても純粋だし真面目だし、
今まで一度も失敗したことなかったのに、
はじめて失敗したのが
「もう取り返しのつかないこと」だったから
精神的に追い詰められるのも仕方ないかな。
カレンダ
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