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◆◇◆◇◆ 2008/04/18(金) ◆◇◆◇◆

『スカイ・クロラ』シリーズ 感想

遅ればせながら、森博嗣先生の『スカイ・クロラ』シリーズを読破した。
ハードカバー版の『スカイ・クロラ』を読んだのが始まりだったはずだけど、それからずいぶんと経っちゃったな。
『スカイ・クロラ -The Sky Crawlers-』、『ナ・バ・テア -None But Air-』、『ダウン・ツ・ヘブン -Down to Heaven-』、『フラッタ・リンツ・ライフ -Flutter into Life-』、『クレィドゥ・ザ・スカイ -Cradle the Sky-』の全5冊は、最終的には新書版でそろえてみた。

森博嗣先生の作品は20冊以上読んでるんだけど(それでも全然、網羅できてない)、その中でも特に好きなのが『四季』シリーズで、この『スカイ・クロラ』シリーズにはそれによく似た気配を感じる。
多分、草薙水素と四季が似てるんだろうな、と思う。
綺麗で、凛としていて、自分が美しいと思うものをひたすら追いかけ続けていて、そして、かわいい。
ティーチャと再会したシーンの草薙なんて、涙が出るほどかわいかったよ。なんかもう、シッポふりまくってる子犬系の愛くるしさ?
「やられたっ!」と思った(笑)。
そういえば、おじさんにアタックかけてる時の四季もめっちゃかわいかったよなあ。

『四季』シリーズを読んだ時も思ったけれどこの小説は、背景がないマンガを想像させる。
ただ、真っ白な背景があって、そこにポツンと飛行機が飛んでいたり、それを眺めながら煙草を吸っている人がいたりするイメージ。
「背景が真っ白」っていうのは「手抜き」とは違う(中にはそういうのもあるけど(苦笑))。
書きたいシーン、もしくは、書きたい文字しか書いてないのかなあ、という感じ。
少しでも余計なものを加えないように細心の注意を払い、やたらと透明度の高いものをつくりだそうと試みているのかもしれない。

この小説はたくさんの疑問とたくさんの違和感をつきつけて、すっきりとした解答をひとつも用意してくれない。
だから、読んだ後、とても落ち着かない気分になる。
これを読んで、「はあ、おもしろかった」とはとても言えない。
「どーしてくれんのさ!」と真剣に思う。
なんかもう、めんどくさい小説だな(←ほめてるつもり)。

押井守監督がアニメを制作中だそうだが、私としては、小説を読んでからアニメ版を見ることをおすすめしたい。
先に自分で色を塗ってみたあとで、押井監督がどんな色を塗ったかを楽しんだ方がいいと思うから。
押井監督がこの小説をどんなふうに映像化するのか、ホントに楽しみ!

それにしても、森博嗣先生のキャラの喫煙率って異常に高いよね。
嫌煙家の私にとっては読んでるだけで煙たい。
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tag : 森博嗣

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カレンダ
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Author:ひでみ


職業はプログラマ。
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