FC2ブログ
◆◇◆◇◆ 2008/09/12(金) ◆◇◆◇◆

『カクレカラクリ』感想にかこつけて、技術屋のヨロコビについて語ってみる

森博嗣先生の『カクレカラクリ』を読んだ。
シリーズものをたくさん抱えていらっしゃる森先生だけど、ひさしぶりに独立したおはなし。
正直、言って、途中まではちょっと退屈だった。
でも、『第5章 祭りで見たのは百二十年の意志』のラスト20ページ分くらいが、なんかもう「ありがと~」って感じだった(笑)。
工学系でものをつくってる人は、みんなこういう想いを抱いているんだろうか?
少なくとも、私は同じことを感じていた。
だから、「ありがとう」って言いたかったんだ。

みんながなにげなく使ってるケータイとかPCには、ものすごくたくさんの技術者が関わっている。
文字ひとつを表示するだけのことに、実はものすごくたくさんの技術が必要で、それはたくさんの技術者が関わりあってうみだされたものなんだってことに、たいていの人は気づかない。
だから技術者に感謝しろ、と言いたいんではない。
文字ひとつを表示できた時に、飛び上がって喜んだ技術者がいただろうことを、ちょっとだけ想像してみて欲しいんだ。
私はそんなことをたまに想像する。
新しく手に入れたソフトを使ってる時に、この機能のプログラムを組んだ人は、これがちゃんと動作した時に、どんだけ喜んだのかなあ、とか。とってもおもしろい動きをするブログパーツを見た時に、このアイデアを思いついた時は、そりゃもうワクワクしたんだろうな、とか。
そして、その時の気持ちを想像するだけで、とても幸せな気分になる。
って……なんか、今、読んでる皆様にひかれてるとこを想像してしまったんだが……。

誰の目にもとまらなくても、全然、たいしたことがないと思われても、それが何の役に立つのかわからないと言われても、それを発想し、実現するために試行錯誤し、実際にそれをつくりあげた人たちの「意志」とそこにかけた「エネルギィ」を、とても「美しい」と私は感じる。
だから私は、この小説を読んで「ありがと~」と思ったんだ。

って……通じてる? この感想、ちゃんと通じてる?(←小心者)
スポンサーサイト



tag : 森博嗣

comment

管理者にだけメッセージを送る

カレンダ
07 | 2019/08 | 09
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール

ひでみ

Author:ひでみ


職業はプログラマ。
主食はマンガとアニメ。


HIDDEN_ARCHIVE(←『幽遊白書』の考察とか二次創作小説とかを置いてます)

カテゴリ
月別アーカイブ
ブログ全記事表示

全ての記事を表示する

検索フォーム
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
個別の記事以外のコメントはこちらまで

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンク
リンク