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◆◇◆◇◆ 2010/10/23(土) ◆◇◆◇◆

『DEAR BOYS ACT3』5巻 感想

八神ひろき先生の『DEAR BOYS ACT3』5巻を買った。
表紙はアンニュイな榎本(笑)。美人さんは寝そべる姿が絵になるよねえ。
部のみんながいるところでは、絶対にこんなことやらなさそうな気がするけど。
で、みんながいないと思って、こんなリラックスなことやってたら、トーヤあたりに発見されるとこを妄想してニヤニヤ(爆)。

榎本の必死な様子がね。もうかわいくてたまらんのですよ。
榎本は自信家だけど、自信過剰ではない。
現在、コートの中にいる選手の中では、自分が一番、力がないということをしっかり自覚している。
どんだけ悔しいだろうかと思うんだけど、それでも榎本は必死でくらいつこうとしている。
それは、自分に与えられた役割があるからなんだと思うんだ。
監督とチームメイトが託してくれた役割を、きちんとつとめきらなければいけない。
それは絶対に曲げてはいけない選手としてのプライドだと思うんだ。
だから、個人としての榎本が折れかかっても、チームの一員としての榎本は折れることができない。
そういうことなんじゃないかと感じたんだ。

そして、エースである哀川もまた、ちょっと心が折れかけた。
あの敗戦の時の痛みは、哀川の中でまだ癒えていなかったのかもしれない。
けれど、あの時、折れてしまったチームメイトは、今や力強く、哀川をはげましてくれる。

みんな、あの時の痛みは忘れていない。だけど、あの場所にとどまってもいない。みんな、しっかりと成長しているんだ。
ベタだけどさ。なんかやっぱり泣けるんだよね。
うぉ~ん。「哀川をひとりにしないでくれてありがとう~」……って、私が言うのは図々しいと思うんだけど、それでもどうしても言いたくなってしまう。

そう考えると、実は一番、あの場所から動けないでいたのは哀川だったのかもしれないなあ。
まあ、チームの中で孤立してしまうというのは、天童寺時代からひきずってきたトラウマだからね。
あの敗戦の後、藤原たちの中にあったのは、戦意を喪失してしまった自分に対する怒りと、ひとりおいてけぼりにしてしまった哀川に対する申し訳なさだったかと思うんだけど、哀川の中に怒りはなかったように感じていた。
あの時、哀川は藤原たちに対して怒ってもよかった。てか、「怒れよ」とか読みながら本気で思った。
でも、哀川の中にあったものは、怒りをすり抜けるほどの絶望感だったんじゃないかと思うんだ。

一度、天童寺から「逃げる」という選択をした哀川。だから、もう二度と同じようなことはしたくない。
それなのに、この場所も自分がいていい場所ではなかったのか、という絶望感。
ありのままの自分でいたいけれど、ありのままでは受け入れてもらえないんじゃないか、という恐怖が、哀川を苦しめていたんじゃないかと思う。
天才的にバスケがうまいのに、哀川の心の中にあったのは、ひとりになりたくない、嫌われたくない、というものすごく普通な感情だったんだよなあ。

さて、榎本が限界とみるや三浦を投入する氷室先生。
榎本も美人さんだけど、三浦の美人っぷりは貫禄が違うっ(笑)。
いやあ、この巻は榎本メインだな、と思ってたら、あっというまに三浦様(←八神先生にならって様付け)がおいしいところをかっさらってったよ。

ベンチで悔しさにうちふるえていた榎本も、格の違いをみせつけられて、おもいっきしガッツポーズ。
いやあ、ちょっとした力の差は悔しさをうむけれど、歴然とした力の差はあこがれをうむもんなんだよねえ。
自分がただ振り回されていた場を、三浦はあっという間に制圧してみせた。
うぉ~っ。かっこいいっ。惚れるっ! てか、蕩れるっ!

あれ? なんだか気が付いたらやたら長くなってる……なんでこうなった……。




『ACT3』の感想記事です→4巻3巻2巻1巻
『ACT2』の感想記事です→30巻29巻28巻27巻26巻25巻
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